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『もしもウサギにコーチがいたら』

コーチングの名著という噂の

『もしもウサギにコーチがいたら~「視点」を変える53の方法』伊藤守著

を読みました。ウサギとカメの競争に負けたウサギにもしコーチがいたら、というお話です。


挿絵のウサギがものすごくナマイキで、うちの子どもそっくりです。(文庫版の表紙のウサギは、いすにだらしなく座り「お説教が効くなら、自分にやれよ、自分に」というセリフを吐いています(笑)。


とても勉強になり、個人的には、特に子どもに対する会話の場面で生かせると思いました。


例えば53の視点のいくつかをあげてみると、

(20)ウサギが反抗的なときは、自分が認められていないと思っているとき

子どもが最近反抗的なのですが、私ががんばっているところ認めずに、足りないところばかり指摘しているせいなのかもと思わされました。


(39)だれかの期待に応えたり、認められたり、褒められたり、それを動機に動いていると自分を見失ってしまう。

これを読んで、うちの場合は、まさに子どもが親の期待から自分自身に軸を移しつつあって、親離れをしようとしていてすばらしいことだなぁと思いました。一方で、まだ、大人になりきってないのに大丈夫なのかと心配してしまう私がいて、この動きにまだついていけていないのだなぁと感じています。


(46)どんな物語をウサギは心に映し出しているか。うまくいっていない人は、うまくいっていないところを、大画面、カラー、大音響で映し出し、うまくいっているところは、小さく、暗くイメージしている。

ここしばらく、自分自身が元気がでなかったのですが、まさにこれだったなぁと気づかされました。ここ最近起きていること全体の中で、いくつか私にとっての悲しいこと、怒りが起こることがあったのですが、それにスポットライトが当たってしまって、何度もその場面を思い出したりして、元気をなくしていました。スポットライトをはずしてみると、少しずつ元気になってきました。


とてもお勧めの本なのですが、絶版になっています。私は図書館で借りて読みました。


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