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【記録】制空権
玄米を辞め、病気の治療に拘ることを辞めて2日。
低気圧があったにも関わらず、これといった発作や予期不安もなく調子がいい。
睡眠、運動、朝散歩。そして日中の活動。どれも順調にこなせている。
昨晩、趣味で続けているテニスサークルに参加した。
テニス自体は楽しいのだが、2~3回に1回くらいの確率でその日の夜から翌日にかけてお腹を下してしまう。
冷えが原因なのかと思い厚着をしたり、胃に血液が回らないのが原因かと思い空腹でテニスをしたり、胃薬を飲んだり、、、
色々試したが、未だ規則性はつかめていない。
最近、サークルに参加しつづける中で気づいたことがある。それは
「基本的に他人に興味がない」「自分の制空権は人並み以上に広い」
「集団での人間関係の構築が苦手」「陽キャが苦手」
この4点だ。
会話をしたりするのは好きだし、新しいつながりができると嬉しい。
ただ基本的に他人に興味がない。自分から話しかけるより話しかけられる方が圧倒的に多い。
そして、僕には有難いことにサシで出かけたいと思える友人が6人ほどいる。
人間関係に関してはそこで満足をしてしまっている。これ以上深いつながりは求めていない。
一定の距離以上の深い人間関係の構築は、ストレスの方が圧倒的に勝ってしまうのだ。
また、1対1の構図だと人と仲良くなるのは比較的得意であるが
集団になった途端、何を話せばいいかわからなくなる。
その集団がすでに内輪のつながりが出来てしまっている場合は、猶更入りにくい。たとえ招かれたとしてもだ。
好かれたい気持ちよりも、悪目立ちしたくないという気持ちの割合が大きくなってしまう。
そして最後。
非常に有難いことに、僕は比較的ビジュアルがいい方の人間に分類される事が多い。
(自分ではよく分からないが、そう評価されることが多かったためきっとそうなのだろう。)
またファッションがとても好きで、人並みには「おしゃれ」であると思う。
見てくれだけはコミュ力がありそうなメッキを塗ることが出来るのだ。
そのため、良くも悪くも目立ちやすく、「陽キャ」とレッテルを貼られがちだ。
僕は言いたい。
顔が良くて外見が派手な陰キャもいるという事を。
そして集団生活において、陽キャに"同族"と認識されると
「距離を縮めようとしてくる」or「潰しにかかる」
経験上このどちらかのアクションを起こされることが多いと僕は感じる。
まずは前者。前者のような陽キャを僕は「光属性」と呼んでいる。
光属性は人の懐に入り込むのが上手い。
(仲良くなろうとしてくれてる人には本当に申し訳ないが)僕はその距離感が心の中の肛門を見られているような気まずさを感じてしまってどうも苦手だ。恥ずかしい事に、一度仲良くなっても次会った時に「え、初対面でしたっけ?」というレベルで
距離感がリセットされてしまうほどには仲良くなるのに時間を要する。
こんな具合に、例えいい人だとは分かっていてもいきなり制空権に入られると対応に困ってしまう。
(光属性であることが前提だが、ゆっくりでも段階を踏めばたとえ陽キャでも仲良くなれるとは思う。その"段階"が僕には必要なのだ。)
そして後者。「闇属性」(僕の中高時代にいた陽キャがこのカテゴリー)
後者の場合は説明するまでもないが、敵対視されて快いはずがない。
闇属性は一見光属性と同じく人の懐に入るようなムーブをとるが
相手のパーソナルスペースに土足で踏み込んでくる。
デリカシーがまるでない。
また陽=善、陰=悪という二項対立の考えを持っている。
そんな闇属性を相手に対抗して自分が上になりたいという野心もタフネスも持ち合わせていない。
そして自分からあまり話しかけない事や、サークルが終わるとさっさと帰宅してしまうことから
「プライドが高そう」「自分のことを一番好きそう」
などと好き勝手言われるのだ。
なんて面倒くさいんだろう。
僕はただ、テニスをしに行っているだけなのに。
とはいえ、僕がストレスなく仲良くさせてもらえているコミュニティも存在する。それがとても有難い。
社会人サークルという場に足を運び続けた結果、そのような居場所を見つけることが出来た。
社会性がないのを言い訳にせず、行動を起こした自分に感謝したいし、称賛したい。人に褒めてもらえることがあまりないので、せめて自分だけでも自分を褒めてあげたい。
回顧録である「轍」にも書いている通り、僕は25年間
常に社会との摩擦を感じて生きてきた。
それでも生きてきてよかったと思えているし、今日の自分が一番好きだ。
今まで味わえなかった人並みの青春を、これから徐々に取り戻していこうと思う。
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