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【記録】手放す勇気

目覚めたらリビングで一夜を明かしていた。体が痛い。
だが、久しぶりに寝たいタイミングに自然と眠りについたからか
気分は比較的良好。

メンタルからくる特有の胃のもたれはあるが、食欲もある。


今朝、鬱になってからの約1年間を振り返っていた。
一つのことに気が付いた。

治そうとするのをやめたほうが治るのではないか

というのも、鬱を発症した5月から7月までの間は希死念慮であったり抑うつ症状が酷く、朝の散歩以外に外出をろくに出来ていなかったが
8月頃には鬱の症状はほぼなくなり、それから12月までの間の期間は、これといった症状もなく食事もしっかり摂れており、友人と電車などの公共交通機関での移動が出来ていた。
何よりこの時、予期不安やパニックの発作も全く出ていなかった。
強いて言うなら、たまに外出が億劫なことがあったり、疲れやすかったことくらいである。

有名な精神科医である、樺沢紫苑先生が提案している「睡眠・運動・朝散歩」
調子が良かった期間はこの3つ以外のことは特にしておらず、出来ることだけを淡々とこなしていた。

12月、セントジョーンズワートというハーブに出会ってから
寛解というものに拘り始めた。

筋トレの強度及び有酸素運動の頻度を増加。
ビタミンDやアダプトゲンハーブをはじめとする様々なサプリメントの服用。
知識を蓄えるため、ネットや書籍からの情報収集。

今年の1月、良くなるどころかパニック症状も出始め、気づけば行動範囲がどんどん狭まっていった。
電車ももう2か月ほど乗れていない。外食もあまり行きたくない。

僕は欲張りすぎたのである。


基本的に怪我や疾病というものは、科学的根拠(エビデンス)に基づき治療法というものが確立されている。
だが、こと精神疾患においては
科学的に良いとされているものを実行することが必ずしも快方に向かうとは限らない、むしろ必要以上に病気に立ち向かいすぎて疲弊してしまうデメリットのほうが大きいのではないかと思う。


そのため一度、寛解をゴールにすることを忘れることにする。
睡眠、運動、朝散歩などの目の前の出来ることだけを淡々とこなす。
出来ることをやる。やらなくていいことはやらない。
面倒な考え事は紙に書き殴ったり独り言として消化し、脳のリソースを浪費しない。

当分の間はこのスタンスで過ごそうと思う。

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