死のない世界はどうなるか
今日、数年ぶりに再会した台湾の友達と道を歩いているときに、その子の知り合いが最近哲学についてのポッドキャストをしているんだっていうお話しをしてくれて、その内容がマリアナ海溝並みに深いと思ったので、ここに記録しておく。
ズバリその内容は「死について」だったのだが、友人はわたしに
わたしたちにとって、死はこわいものです。
じゃあ人がもし永遠に生きられるとしたら、
どうなると思う?
って尋ねた。
死の存在しない世界かぁ…。
わたしは(うーん….)と少し考えた後にこう答えた。
たぶん人口が増えすぎて、土地や食べ物が
不足して、あちこちで戦争が起こる?
それもそうだねぇと友人は頷いた。
じゃあ他には?と尋ねた。
他にもまだあるのかぁと思い、わたしは考えてみたけど、何も思い浮かばなかったので、お手上げして答えを催促した。
うん、それはね…と友人が話したもう1つのシナリオはこんな感じだった。
まず、世界の進歩がなくなります。
人は、生きている時間が限られてます。
限られているからこそ、その時間の中でできるだけ多くのことをしたいと思っています。楽しみたいと思ってます。
だから世界をもっと楽しむために、便利にするために、発明をしてきました。
例えば、電車や飛行機が発明されたのも、限りある時間を節約するためです。
時間が無限にあったら、ここ(大阪)から東京までのんびり歩いたって特に問題もないんです。
終わりがこないのなら、あらゆることを先延ばしにしても問題ないのです。
友達に会うのも今日じゃなくたっていいんです。
ふ、ふかい…!!!
わたしは心の中で拍手を送りながら歩いていた。
限られているからこそ、か。
寒空の昼下がり、土曜日、深い話
おもしろい1日。
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