見出し画像

並々ならぬ思いで撮る波 #特別編


ダジャレの都合上なんだか素晴らしいもののように思えるのだが
その実、相変わらずふらっとデジキャメさんを持って
ワタクシの足の長さを以て

よっこらしょ

を言わなければ乗り込めない車に
文字通り飛び乗ってから行先を決める毎日である。

波が撮れたのも偶然。

ここ久米島の奥武島の橋の端まできて
やっと干潮か満潮かを知り
海まで出てやっと台風が近いことを思い出す。

干潮で畳石が撮れるのか
満潮で橋の上から海を撮るのか
車だけおいて島中隈なく歩くのか

それすらもその時にしか分からない。

で。
今日は偶々海側に出た。

満潮で夕方で遠くに台風が出来ているので
この遠浅な海にもはっきり波ができている。

うひょー。

ラッキーである。

とにかくシャッターを押してみる。

画像1

画像2

画像3

画像4

さて。
ここで。
我慢が出来なくなってくる。

欲望の塊である。


もうちょっと近寄りたい。
海の中まで入って撮りたい。



もちろん。
何も想定してないので
いつもの

靴下+便所サンダル スタイルである。

ズボンだって大抵
この後畑に行くためのズボンか
寝起きそのままのペラペラの短パン である。

今日は畑スタイルのほう。

我慢や忍耐なんてそんな素晴らしい単語は
感覚としてワタクシにはそもそもインストールされていない。

もちろん。

迷うことなく入る。

画像5

靴下とお気に入りの便所サンダルを脱ぎ捨てて。

おっと、
今日は波があるからカバンも一応置いて。


ズカズカと海に入る。

そして 撮る。

画像6

画像7

画像8

ついでに自撮りもしておこう。

さて。
想像に難くないと思うのだが
ここまで無計画で来た奴がそのまま帰れるわけがない。

そう。

もちろん。

写真を撮るのに夢中になって
他の事を全て忘れて



濡れる。


ズボンの捲り上げた裾から。


一度濡れてしまったのならば
もう何も気にすることはない。


が。

一応言い訳も用意しておこう。
添加物無視したことによって出てきた
アトピーさんに海水の癒しも必要だ。


まあいい。
モーセにはなれないのだ。
濡れてしまったから堂々と海を歩く。

そしてシャッターを押す。

そしてズボンはどんどん浸水していく。

そして毎度毎度お漏らしをした子供のようになって


完成。


満足するまで写真を撮って
汗とズボンから海水を滴らせて車に戻る。

もちろん無計画なので毎回着替えなんぞ持っていない。



着替えがなくても5分走れば家に着く。

汗だくでサウナ状態の車に乗り込む。
もちろんクーラーガンガンで。だ。


が。
文字通り汗水たらしているワタクシには
大抵ガンガンのクーラーは効きすぎる。


全身キンキンに冷えている。

気付けばお腹の方にも



ビッグウェーブ。


並々ならぬ違う波を抱えながら
写真を撮る無計画旅を今日も終える。

画像9


この記事が参加している募集

404美術館

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?