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ハンターハンターから学んだこと【前編】痺れた名言。ジンについて思ったこと

※この雑談は「致命的なネタバレ」は含まないようにしていますが、私がよかったなと思うセリフやシーンについて書いていたり、アニメの内容が分かってしまうような内容も含まれています。

それを避けたい方はぜひハンターハンターを観終わってから戻ってきてくださいな(^0^)♪

あと、この感想は「アニメを観終わった時点」での感想であり、なんか現実にも活かせそう!って思った学びについて書いたものです☺︎


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おとつい、ついにハンターハンターのアニメを全て観た。



漫画はアニメの少し先まで出ているそうなので

私はきっとこのアニメ感想文を書き終えたあとに

我慢できずに漫画喫茶にノコノコと足を運び

ジンジャーエールを片手に

「暗黒大陸編」を読んでいるのだろう。





ところで

私は最近

いい物語は学びの宝庫であると気付いた。

いい物語って

ビジネス書よりもビジネス書だし

哲学書よりも哲学書だし

教科書よりも教科書な気がする。

「こうしましょう」

って無機質な活字でただ言われるんじゃなくて

「こ、こここッこうしたらいいのか…!!」

って自分から気づく機会をくれるというか。

琴線に触れた上で腑に落ちるからこそ

ずーっと心に残ってるんだよね。

皆さんもありませんか?

ずっと心に残っている漫画やアニメ、映画、小説のセリフ!

そこで拾ったことが

その後の座右の銘になったり

壁にブチ当たった時の道しるべになったりすることもあると思うんです。






私は、今まで見たアニメの中で1番興奮したのが

進撃の巨人なんだけど

残念ながら、進撃の巨人は

「駆逐してやる」と「心臓を捧げよ」と

「進めェーーーッ」

のインパクトがキョーレツすぎて

その他の具体的なセリフを明確に思い出すことができない。



でも、ハンターハンターは

「え、座右の銘アップデートしよかな?」

と思えるくらい好きだったセリフがあったので

忘れないうちにここに書いておく。

それはゴンの父親、ジンが言ったあるセリフ。


道草を楽しめ。大いにな。

ほしいものより大切なものが、きっとそっちにころがってる。


伝説のプロハンターであり

スーパー自由人であり冒険家の彼が

主人公ゴン(息子)に放ったこの一言。

もう私、このシーン観た時めちゃくちゃ痺れちゃった….!!!!


というのも

私自身、このセリフの意味に心当たりがあった。

でもずーっと言語化できてなくて。

ジンのこの言葉を聞いて

あ!これこれ!!長年思ってたけど言葉にできてなかったことだ!!

と感じた。





私は今までの人生で

ハンターハンターの登場人物のように

何かを掴み取るための冒険をたくさんしてきた。


英語を話せるようになりたい!と思って

外国語大学に入学したり

アメリカに留学したい!と思って

そこに向かうための勉強をしたり

カナダで生活したい!と思って

そこに向かって動き出したりしてきた。


でも、そこにようやくたどり着いて感じたのは

ゴールであるはずの

・英語を話せるようになること
・アメリカに留学すること
・カナダで生活すること

以上に大切なものを得たなということだった。

例えば

冒険の途中で会った友達や

第二の家族のような存在

ずっと目を離したくないくらい美しい絶景

泣いちゃうくらい辛い試練に立ち向かった経験

自分の足で自由に広い世界を歩き回った日々…



ワシもハンターなろかな?



これらは、私にとってずいぶんと宝物になった。


今挙げたものは全部、ゴールではなく

【ゴールに向かう途中の道で得たもの】であり

ジンの言葉を借りると

道草に転がってた、ゴールよりも大切なもの

だった。


何かを掴み取るための冒険は

それを掴み取るだけじゃなくて

そこに辿り着くまでの道中もしっかり楽しめ

ってことね!!


この名言、単に文字を見るだけなら

「あ、いい言葉〜。たしかに〜。」

くらいに思うのだけど

その前に

長い長い主人公ゴンの冒険をずっと見守り

どこかで自分の経験と重ね合わせて共感しまくり

その上で聞いたからこそ

「響度」がすごかったんだよね。

だからね、やっぱり

物語って、教科書よりも教科書なんだよ!

教科書的なものを5冊読むよりも

1つの物語を観ることの方が

最終的に得るものが大きくて

心にも人生にも響くんじゃないかって

最近は思ってるから

めちゃくちゃアニメ観てる。

あれはエンタメであり、学びの時間だぜ。



最後に、ジンについて思ったこと!

隣で観ていた恋人ティム(2周目)が

ジン、ゴンのこと長年ほったらかして旅ばっかしてサイテーな父親だナ。

と言っていたのが印象的で

ネットでもそっちの意見の方が多いとのことだったのだけど

私はむしろ逆の視点で見ていたよ。


ジン、めちゃくちゃ最高の父親やん

親の鏡すぎるやろ….…って。

だって

ゴンが将来自分の背中を追いかけてハンターになるという前提で

自分の声をあらかじめテープに録画してたり

ゴンが参加し、それを通して強くなり、クリアすることを前提に

グリードアイランドというゲームを作っていたり

ゴンが致命的な傷を負って病院で寝込んでいる時

お見舞いに一度も行かずに責められていたけど

ほくそ笑みながら

「あいつは大丈夫だ」「オレの息子だぜ?」

と言ってる。

それを私は育児放棄ではなく

ゴンに対する絶大な信頼と捉えた。

私、あれこれ気に掛けてあげることだけが愛じゃないと思う。

絶対にできると信じているから構わないってのも

愛だなーー優しさの1つだなーー信頼だなーー

って思う。

私は少なくとも、ジンのような人の方に真の愛を感じる。

私がジンの子供なら、ぜったい追いかけたくなる背中。

俺は俺のやりたいことを思い切りするぜ!

だからお前もお前のやりたいことを思い切りやれ!

という放置スタイルは

一見冷たく見えるかもしれないが

最高のやり方なんじゃないかと思う。

だって

自分の幸せも相手の幸せも同じくらい諦めてない。

自分を犠牲にしてまで相手に尽くさず

自分も相手も幸せになるという

「両者ハッピー」を目指すとしたら

私はこれがある意味手本なんじゃないかと思った。


やばい!まだまだしゃべりたいことあるのに

2000文字通過いたしました。

長くなるので、次の記事に続く!




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自身の冒険や挑戦を通して発見した「こういう考え方や生き方もあり!」を紹介する、価値観のセレクトショップ的な場所を目指して発信しています☺︎ 私の夢は、読むたびにワクワクしたり、新しい選択肢が見つかったり、幸せに近づくようなエッセイを届け続けること🍹

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