2分で読める子育てエッセイ№70『来年こそは!!備忘録 豆まき』
豆まきの用意をするのに、何だか引っ掛かる。何か忘れてない?
『何だろうなあ』
そこに近所の実家の母から連絡が入った。
『今年も恵方巻、作ろうよ!』
そっか、それか、忘れていたことはそれだったのか。
スッキリして、夕方を迎え、豆まきの準備をする。息子が幼稚園で作った鬼のお面は、ワタクシがかぶる。
『そうだ、豆まきのルールね。
1、 首から上を狙わない
2、 泣いたら退場
3、 豆を鼻に詰めません
4、 鬼も、豆を投げ返します!!』
子供達と確認して、豆まきを始めた。
わーーーっと、豆をまいたのも束の間、あっという間に、手持ちの豆が無くなった。
後は拾う、拾う、拾う。
そして、またぶつける、ぶつける、ぶつける
拾う、拾う、疲労・・・疲れた・・・
ちょっと!拾ってばっかりじゃない!つまんな~い!!
『もっとたくさん買っておけばよかった』
と言ったら何やら引っ掛かる。
『あれ?このセリフ去年も言ったような・・・』
『もう!今年もお母さんが鬼をやっちゃって~。私やりたかったのに!!』
とちょっと不満顔の娘
『あれ?このセリフも去年聞いたような・・・』
『言った!私、去年も言った!!』
早く言いなさいよ。もう!!
部屋を見回すと、踏んづけて粉々になった、豆で一杯。
『豆が粉々になってる。よく昔の人は食べ物を粗末にして!!って怒らなかったよね』
というと、後から参加していただんながこう言った。
『生豆を使えばよかったのに。去年も言ったけど』
去年の事をた~くさん忘れ、今年には全く活かすことが出来ていなかった。
来年のために、このエッセイを記録しておくことにしよう。
もしかして、来年になったら、エッセイに書いたことも忘れているのかな?
あれ?
注:回収した豆は、野鳥のごはんになりました。ご安心ください!
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ