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酔いどれ男のさま酔い飲み歩記・年度初めSP~アフターコロナで飲み歩きたいまち「地元編」

「一人酒」、それは孤独な酒飲みのように聞こえるだろうが、実はそうでもない。私は一人酒という言葉を酒場で飲み歩く時に使っている。にぎやかな雰囲気に包まれれば、その店に居る人は全員、飲み仲間だ。

withコロナでようやく一人酒が再開した。が、まだまだ心置きなく飲めるようになるまでの道のりは遠い。ならば、体験談エッセイでも書くとするか。酔いどれ男のさま酔い飲み歩記~今回は年度初めスペシャル「地元編」だ。

新型コロナウイルスの蔓延から4年が経った。世間では「コロナ禍以前の日常」などと言っているが、決して油断はならない。なぜなら、コロナは終息したわけでなく、流行中の感染症になっただけなのだから。

とはいっても、withコロナ活動宣言をした身なので、だんだんと元の姿に戻したい。すでに昼飲みを始めているところも含め、今回はアフターコロナで飲み歩きたいまち「地元編」と銘打ち、長野県と山梨県の5つのエリアをチョイスしてみた。

1)松本

コロナ禍前の飲み歩きでは、最もなじみ深いまちである。友人たちとの暑気払い、忘年会を毎年のように松本でやってきた。もちろん、一人飲みで訪れたことも数多く、まだまだエリア全体を歩き通せているわけではない。

飲み歩きのメインとなるのはアクセスが便利な駅周辺。チェーン店系の酒場も目立つが、昔ながらのいで立ちの酒場や小粋な雰囲気の酒場もある。イチオシの酒場といえば「傾奇者」を置いて他にはない。

2)長野

2023年5月の本格的な昼酒再開の地ではあるが、諏訪からのアクセスの関係もあって、どうしても途中下車や前泊で訪れることがほとんどで、実はあまり腰を据えてじっくりと飲み歩いたことはない。

駅周辺でしか飲んでいないので、その先にある権堂などにも足を運びたいとは思っている。イチオシ酒場である「ながい」は、繁華街からは離れたところにある隠れ家のような店。チャンスがあれば再来訪したい酒場だ。

3)諏訪

ここは地元中の地元というか居住地のあるエリア。ひとり旅での飲み歩きという趣旨にはそぐわなないが、やはり外せない。地元なので一人飲みよりも、友人・知人や会社関係などで訪れた酒場が圧倒的に多い。

飲み歩くとなれば上諏訪駅周辺ということになろう。駅東口の東側にある昔ながらの笠森小路、その先の線路を渡った並木通り界隈には面白い酒場がたくさんある。夜の飲み歩き再開は、まず地元からかな?

4)甲府

隣の山梨県ではあるが、諏訪からは特急あずさ号で1時間という抜群のアクセスのため、昼酒だけでなく、ある程度の時間までなら夜飲んでもその日のうちに帰れる。ご当地グルメの「鳥もつ煮」や「煮貝」なども味わえる。

甲府駅の南側のエリアには、バラエティに富んだ酒場がそろっているので、途中下車でもしこたま飲める。市内中心部に入れば、吉田類、太田和彦両氏も絶賛の酒場「くさ笛」や、小粋な立ち飲み「どてやき下條」がある。

5)その他の県内エリア

諏訪からは飯田線を使えば容易にアクセスできるのが伊那。近年では7年前にふらりと飲み歩きをしたくらいで、近いのになかなか訪れる機会がない。同じ南信の飯田は、アクセスの関係から1泊での飲み歩きになる。

東信の上田も鉄道でのアクセスが難しいので、どうしても1泊は必要となる。ただ、大きなまちなので酒場には事欠かないだろう。是非食べておきたいのは「美味だれ焼きとり」。ご当地グルメとしても人気が高く、癖になるような味付けだ。


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