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酔いどれ男のさま酔い飲み歩記・年度末SP~アフターコロナで飲み歩きたいまち「名古屋編」

「一人酒」、それは孤独な酒飲みのように聞こえるだろうが、実はそうでもない。私は一人酒という言葉を酒場で飲み歩く時に使っている。にぎやかな雰囲気に包まれれば、その店に居る人は全員、飲み仲間だ。

一人酒ができなくなって幾歳月・・・再開の日を、ただ黙々と待ち続けていても仕方ないので、体験談エッセイを書こう。タイトルは、酔いどれ男のさま酔い飲み歩記。今回は年度末スペシャル「名古屋編」だ。

新型コロナウイルスという魔物が世界を席巻して3年が経った。いまだに終息する気配はない。こいつのせいで、誰もがそれまでの日常生活、人生設計を狂わされている。私の飲み歩き道楽も例外ではない。

名古屋へは、大相撲名古屋場所観戦で毎年真夏に出かけていた。時期を同じくしてビールの祭典「オクトーバーフェスト」も楽しんでいた。自分の中では、まだまだ飲み歩きの開拓途上のまち、というイメージが強い。

そんなわけで、今回は年度末スペシャル~アフターコロナで飲み歩きたいまちと銘打ち、名古屋市内の3つのエリアをチョイスしてみた。

1) 名駅周辺

名古屋駅の周辺は、中央西線や新幹線で下車して直行できるので、名古屋では最も飲んでいるエリアと言える。ただ、飲み歩きというほど酒場巡りはしていないので、開拓の余地はありそうだ。

新幹線口にあるエスカ地下街は、郷土料理や名古屋めし、さらに居酒屋もあってバラエティに富んでいる。雨が降っても安心して飲める。駅周辺の雑居ビルが居並ぶ中にも、まだ見ぬ酒場が潜んでいるだろう。

2) 伏見地下街

ここはつい最近まで存在を知らなかったのだが、地下街といってもオシャレな店が並ぶのではなく、昭和レトロを思わせるような昔ながらの雰囲気。その先には呑んべえ垂涎の酒場がずらりと揃っている。

コンパクトなスペースで営業している店や気軽に入れる立ち飲み店が並び、まさに飲み歩くためだけにあるゾーン。地下街の外には、全国でも指折りの名物大衆酒場「大甚」も控えている。

3) 栄

名古屋の中心街とも言えるエリアだが、なかなか本腰を入れて飲み歩く機会に恵まれていない。かつて、私が勝手に「名古屋は酒場不毛地帯」と偏見を持っていたせいもあるのかもしれない(苦笑)

栄地下街には酒場と言える店は少ない。それでも地下街に2軒ある酒場「酒津屋」は、名古屋めしで昼酒を楽しめる貴重な店。まえがきで紹介したビールの祭典は、隣接する久屋大通が会場である。

0)番外

名古屋で「飲む、打つ」を楽しむのなら、名古屋競馬場が楽しい。場内には「酒津屋」をはじめとした飲食店があり、ガッツリ食事もできるが、名古屋めしで昼酒を味わうことももちろん可能。

殺気だった人はほとんどおらず、地方競馬独特ののどかな雰囲気に浸りながらの一杯は格別。馬券なしでも飲食店には入れるが、「馬券を当てて飲み代を稼ぐ」という楽しみ方が私のお気に入りなのだ。


2022年末に掲載した「東京編」「大阪編」も併せてご覧ください

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