キャロル・ギリガン『もうひとつの声で』|読書記録 08
読書記録、8冊目。
今回は前回に続いてキャロル・ギリガンによる『もうひとつの声で』について書こうと思う。
概要本書は心理学者のキャロル・ギリガンが、コールバーグやエリクソンによる発達理論は男性のみを対象として作成されていて、それを女性に照らし合わせると、女性の発達が遅れていると不当に評価されてしまうということに疑問を呈した。そこで女性の声を聴く研究を進めた。
ハインツのジレンマ問題、女性の人工妊娠中絶における語り等のインタビュー調査を実施する。
そこで、女性の声の響きは男