最近の記事

たぶん大丈夫な生き方をしている

久しぶりに会った人とお話しをした。 「最近何してるの?」 「これからどうしていくの?」 「どんなことを考えているの?」 基本的に大抵のことはかみ合っていた。 どこかズレることがあっても、結局そこの判断が難しいよねーっとなっていた。 でもお互い色々あってからの今。 お互いの進む道が、 いやわかるけど、、 私は明確な理由があって、そちらの道ではないようにした。 それは間違っていると思う。 的な感じ。 最近はすべてを引き受けて生きる、自分の強さも弱さも痛みも苦しみも権力も何

    • 在り方、考え、言葉、行動

      茨城のりこの『言の葉さやげ』を読んでいる。 とてもとても面白い。 また、読書記録を書こうと思っているけど、まだ読み切れていないので、またあとで。 とはいえ、ついつい書きたくなってしまったことがあるので、書いてみたいと思う。 茨城のりこは言葉を起点にして、人の在り方、生き方について考えている詩人だと思った。 方言の今、ジェンダーと言葉、詩の朗読、いろんな言葉の使い方から、人の在り方について分析をしている。 『自分の感受性くらい』が大好きだから、茨城のりこの本を読み始め

      • 共通言語を持つこと

        共通言語があった方がいいなと思いながらも、いかにつくって広めるのかって難しいですよね。 でも、耳障りのいい言葉だけを使い続けて、物事を進めても、なんかこんな感じ?ってところから一歩も進むことができない。 だとしたら、一歩進むためにはやはり共通言語が必要なはず。 そんなことを思っているときに、共通言語をうまくつくり、社内外に広めているある組織を知った。 そこから学んだことを3点、ここに残しておきたいと思う。 まず、共通言語をつくるとき、やっぱり対話から始まるだろう。 だ

        • キャロル・ギリガン『もうひとつの声で』|読書記録 08

          読書記録、8冊目。 今回は前回に続いてキャロル・ギリガンによる『もうひとつの声で』について書こうと思う。 概要本書は心理学者のキャロル・ギリガンが、コールバーグやエリクソンによる発達理論は男性のみを対象として作成されていて、それを女性に照らし合わせると、女性の発達が遅れていると不当に評価されてしまうということに疑問を呈した。そこで女性の声を聴く研究を進めた。 ハインツのジレンマ問題、女性の人工妊娠中絶における語り等のインタビュー調査を実施する。 そこで、女性の声の響きは男

        たぶん大丈夫な生き方をしている

          キャロル・ギリガン『抵抗への参加ーフェミニストのケアの倫理ー』|読書記録 07

          この本はキャロル・ギリガン著『もうひとつの声で』が発表されてから、 正義対ケアという二項対立の議論など、ギリガンが意図しないような解釈、議論が巻き起こったことに対して、ギリガン自身のアンサー本である。 ここでは、本の概要と疑問、そして感想を書きたいと思う。 本書の概要本書は、ケアの倫理は家父長制のくびきから民主主義を解放するための闘争に不可欠であると展開する。私たちは家父長制によって何らかの抑圧を受け、自己の一部から切り離されてしまっている。それはジェンダー二元論とジェン

          キャロル・ギリガン『抵抗への参加ーフェミニストのケアの倫理ー』|読書記録 07

          素直に伝えることって難しい

          子どもがお母さんに必死に伝えようとしているが、あまりに不器用な伝え方故にお母さんが突っぱねてしまう、という現場を見た。 子どもは自分に構ってほしいだけだけど、「こうするな」「こっちに来るな」と言って、ベタベタと甘えている。 お母さんは当然嫌気が指す。嫌なら触ってこないでくれ、私はこっちで仕事をさせてくれ、と反射的に拒否をする。 お互いあなたのことが大切だから、自分のことを大切にしてほしい、と言っているだけだろうに、どうしてこうなってしまうんだろう。 あなたが大事だからこ

          素直に伝えることって難しい

          家庭に外部の人間が入ること

          今の社会では家族がひとつの単位となり、 家族の内側と外側には明確な境界線が引かれてしまった。 家庭のあれこれに外の人間が首を出すことはまずない。 子育てや育児に悩んでも、お隣さんが助けてくれることはない。 どうしてもどうしても困って、役所に相談に行って、はじめてだれかの目が家庭に入ってくる。 そんなものだろう。 でも、それでいいのだろうか。 基本的に人間関係は複雑な網目をなしているから、 互いの緊張関係や相互作用によって、辛うじて成立しているのだと私は思っている。 この世

          家庭に外部の人間が入ること

          最近の振り返り

          noteを投稿できずにいた。 最近は、自己嫌悪に陥りそうだけど、それでも前を向いて生きることを実践している日々、のように思う。 最近のことを振り返って、ちょっぴり怠惰になってしまったこの生活を見直したいと思う。 やりたいことはたくさんある。 今の私にはやりたいことはたくさんある。 ・インターンを頑張りたい。もっと知識をつけて、PDCAを回せるようにしたい。 ・卒論ももっと深めたい。 ・たくさん本を読みたい。 ・自炊もしたい。生活を豊かにしたい。 ・いろんな場所に行きたい

          最近の振り返り

          計画的偶発性理論とわたし

          「計画的偶発性理論」って聞いたことありますか? 私もどこかではじめて聞いてみて、それから大学の授業でも学んで、 私が考えていたキャリア観がこんな風に理論になっているのか!と思ったりなどした(傲慢))) ということで、計画的偶発性理論とは何かを見た上で、わたしのキャリア観と計画的偶発性理論の距離を整理してみたいと思う。 計画的偶発性理論とは何かまずは、計画的偶発性理論が何なのか、簡単に確認してみたいと思う。 こちらの記事を参照します。 計画的偶発性理論とはクランボルツとい

          計画的偶発性理論とわたし

          褒めることの暴力と立ち向かう

          褒めることは暴力だと思う。 自分の中にある軸で相手をジャッジすること、それを勝手に押しつけること。 その軸は大抵”社会”の軸を勝手に自分が内面化していて、自分が有利な立場にあるときに、軸を相手に押しつけることで、自分が社会の中で相手よりも強い立場にあることを示しつつ、かつ、自分が正しいと考えている社会を広げたい、と行う行為が褒めることだと思っている。 だから、私は褒めることは基本的に何らかの役割を与えられているとき以外、「わたし」として人と関わっているときはしたくないと思

          褒めることの暴力と立ち向かう

          『「言葉にできる」は武器になる』梅田悟司|読書記録 06

          読書記録6冊目はこちら。 ー「言葉にできる」は武器になる 私がnoteを書き始めたのは、内向きな言葉を外向きの言葉に変えたいと思ったことがきっかけだ。 そんな私にとってはまさにドンピシャな本だった。 ”内なる言葉”を知れコピーライターの著者は内なる言葉に目を向けて、思いを磨けと繰り返した。 世にはたくさんの言葉にする方法や伝え方のノウハウ本が溢れているが、そこで見落とされているのは、内なる言葉に目を向けることだという。 私たちは常に言葉に支配されている。言葉を使って、認

          『「言葉にできる」は武器になる』梅田悟司|読書記録 06

          『ケアの倫理ーフェミニズムの政治思想』岡野八代|読書記録 05

          読書記録5冊目。 今回は『ケアの倫理ーフェミニズムの政治思想』を取り上げます! 『ケアの倫理ーフェミニズムの政治思想』とは「ケアの倫理」、みなさんご存じですか。 キャロル・ギリガンの『もうひとつの声でー心理学の理論とケアの倫理』にて提唱された道徳判断、思考様式のことです。 (私もケアの倫理に触れたのはこの本が初めてでした。) 日本では、『もうひとつの声でー心理学の理論とケアの倫理』の邦訳本が昨年度出版され、最近では『ケアリング・デモクラシー』(ケアの倫理の主要な論者である

          『ケアの倫理ーフェミニズムの政治思想』岡野八代|読書記録 05

          問いを持って生きる

          「問いを持って生きる」といいらしい。 最近もっと頭を使って生きなければ、PDCAを回して生きなければ、と強く思っていた。 そこで、聴いたのが「問いを持って生きる」というワードだ。 なるほど、、? プランを立ててしまうこと、仮説を持っておくこと、というよりは、 あえて問いでとどめておくということなのか?と思った。 このメリットはおそらく「そこにあるものをそのまま体験できること」ではないかと思う。 こういうことではないか?と思って生きた瞬間に、それ以外の可能性を見えなく

          問いを持って生きる

          藤井風「帰ろう」|この曲を語りたい 01

          趣味はなに?と聞かれたら、音楽を聴くことと答える私。 ただ、音楽の良さを語ることが毎度できない。 ということで、「この曲を語りたい」シリーズを始めてみることで、音楽の良さを語れる人を目指していきたいと思う。 第一弾は藤井風の「帰ろう」 好きな歌手と聞かれたら、私は藤井風と必ず答える。毎日聞くわけではないけど、この世界に藤井風の音楽があることを知っているから、安心して生きられている部分があったりする。 そんな私が最初にいいな!と思った藤井風の曲が「帰ろう」 「帰ろう」

          藤井風「帰ろう」|この曲を語りたい 01

          すべてを引き受けて、今を生きる

          「これくらいの絵画は有名じゃない?」 あー、この人はご両親が教養のある方々だから、自然とそういう会話が生まれて、そこに関心を持って、生きてきたんだ。 「何ができるかが大事でしょ。」 この人が存在承認の大切さを1ミリも理解してくれないのは、存在承認の感覚を失った経験がないからだ。 「自分の身の上を嘆いても仕方ないでしょ。」 嘆かなくてもやっていける程度だからじゃないか。 でも、こうやって、あなたの今までと私のこれまでを振り返って、今あることの原因を探して、比較して、「それ

          すべてを引き受けて、今を生きる

          道ばたで「今日帰る場所がわからない」と言われて、「警察に行きますか?」と言ってしまった

          私は自転車に乗っていた。 車椅子に乗っている方が車椅子の後ろにある荷物を取ろうと格闘されているようだった。 勢いで通り過ぎてしまったから、自転車を歩道の端に止めて戻ろうとした。 そのときに、ふと目があった人がいた。 「こんにちは」と言われた。 うん、絡まれそう、、?と一瞬思ったが、そうではなさそうだった。 「こんにちは」と返した。 自転車を止めるのは躊躇されて、自転車に乗ったままそこに留まった。 「こんにちは」とまた言われた。 「こんにちは」とまた返した。 その人はさ

          道ばたで「今日帰る場所がわからない」と言われて、「警察に行きますか?」と言ってしまった