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今の立ち位置と、これから
30年前、仏壇の漆塗り職人になり漆を覚え、並行して20年ほど前から趣味で漆を使ってアレコレ実験的製作を始め、オリジナルブランドを立ち上げ、仏壇のニーズが減る中、オリジナルブランド『包 -TsuTsuMu- 』に本腰を入れるも、なかなか思うように進まず、それでも東京や福岡のショップで常時展示販売してもらったり、催事に出たり、テレビで取り上げてもらったり、SNSで応援してもらったりしながら、1年目より
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厚塗りできない漆
塗り重ねると力強く感じる
物理的には、塗り重ねると漆層が厚くなるので、肉持ちがよくなるし、より滑らかさも増すのが要因
一方で、それぞれ1人では心細かった薄い漆層たちが、仲間同士集まることで元気になりエネルギーが高まっているに違いない、という僕の妄想
漆作家 武藤久由
https://urushimuto.com
1本のウルシの木から14個
漆の塗り重ねで漆部分を形成している
『包 -TsuTsuMu- 』
タンブラーに使っている漆は、1個あたり約13〜14g
1本のウルシの木から採れる漆は、10年かかって約200g
1本のウルシの木が10年かけて生み出した漆で、およそ14個のタンブラーしか製作することが出来きない
漆作家 武藤久由
https://urushimuto.com