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#読書感想

2024年4月の読書日記

読んだ本の数:25 読んだページ数:8980 今月も広く薄く数だけ多く読めました。 おおすめ本を…

武藤吐夢
2週間前
43

感想 デフ・ヴォイス法廷の手話通訳士   丸山 正樹 聴覚障害者の世界がリアル。NH…

NHKでドラマ化ということで先回りして読んでみた。 ミステリーとしては、まぁまぁだが、裁判の…

武藤吐夢
5か月前
26

感想 新装版BT63 上下  池井戸潤 夢を見ると昭和38年の父の世界と繋がる。父の仕…

前半かなりごちゃごちゃしてて読みにくい 中盤から話しが父の話しメインになり、視点がクリア…

武藤吐夢
5か月前
25

感想 存在のすべてを  塩田 武士 どこかで、こういう話し読んだことがある。誘拐の…

同時に二件の誘拐事件が発生。 その一件は、警察の不備により身代金の受け渡しが失敗 しかし、…

武藤吐夢
5か月前
20

感想 君が手にするはずだった黄金について  小川哲 主人公の名前が「小川哲」で小…

プロローグの小説家になった動機から引き込まれた。 好きな恋人がいて就職しようと思ったら、…

武藤吐夢
6か月前
43

感想 ヨモツイクサ   知念 実希人 エンタメホラー作品なのですが、最後に犯人がわ…

明らかにホラー寄りのミステリーです。 これをミステリーだという理由は、真犯人の正体がわか…

武藤吐夢
6か月前
34

感想 浮遊 遠野 遥 少し期待外れだった。生きている実感がない若者の雰囲気はわかるが、面白くはない。

遠野さんは、僕の好きな作家さんの一人で過去出したすべての著作を読んでいる。 彼の魅力は核弾頭みたいな激しさ、暴力描写、性描写が売りで、そこから繰り出してくる若者のジレンマみたいなものが描かれていて好きだったが、この話しは中学生の女子が主人公で、半分はゲームの世界だし、設定も父親と別居し父と同年代の社長と同棲しているって、現実ぽくない。 生きているという実感のないまま、まるでゲームに出てくるゾンビみたく生きている、それが浮遊感覚なのかなとも思うのだが、わかりずらい。 正直、

感想 大事なことほど小声でささやく   森沢 明夫 やはり森沢さんの小説はあたたか…

好きな作家を10人あげてと言われたら たぶん、僕は森沢さんの名前をあげると思います。 なぜ…

武藤吐夢
6か月前
25

感想 じんかん  今村 翔吾 この男、人がなせぬ大悪を一生の内に三つもやってのけた…

松永久秀というと、信長の大軍に包囲され 国ひとつの価値のあるという茶器「平蜘蛛」とともに…

武藤吐夢
11か月前
25

感想 寝煙草の危険 マリアーナ・エンリケス 外国のホラー作品は、湿度がかなり違う…

と絶賛の海外ホラー短編集だが・・・ 当たりと外れの落差が大きかった。 気持ち悪い描写が…

武藤吐夢
11か月前
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感想 マイクロスパイ・アンサンブル 伊坂 幸太郎 ラストで伏線回収。猪鹿蝶で異世界…

今いちかな。 新入社員のいる現代社会と、エージェントが暗躍する別の世界 同時進行する2つの…

武藤吐夢
11か月前
29

感想 変な家 雨穴 家の間取りが変という話しが、気がつくと横溝正史のホラーミステ…

確かに、この家の間取りは変だ 図をチラチラ見ながら、なるほどと納得し 途中で読むのをやめて…

武藤吐夢
11か月前
29

感想 数学の女王 伏尾美紀 中盤で犯人がわかってしまったが、展開や刑事のキャラや…

江戸川乱歩賞受賞後の第一作が本作になります。 もちろん、ミステリーです。 ある新規参入の…

武藤吐夢
1年前
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感想 絶対悲観主義  楠木 建 「どうせ、うまくいかないだろうな」と悲観的に構えておくと、うまくいくと喜びが倍増みたいな考え方。

例え話しも古く、僕たちの世代ではピンとこないし 考え方も受け入れがたい ちょっと肌に合わない 何かをやる時、うまくいく、きっと成功すると思いながらする。 このWAKWAKが何かをはじめる原動力になる。 これがなくては何もはじめられないと思うのだが・・・ しかし、本書では つまり、ハードルを最初から下げておく そうすると失敗しても落ち込まない 成功するとラッキーという感じで喜びが倍増する これが絶対悲観主義である。 なるほど、そういう考え方もあるのだ。 これは確か