感想 浮遊 遠野 遥 少し期待外れだった。生きている実感がない若者の雰囲気はわかるが、面白くはない。
遠野さんは、僕の好きな作家さんの一人で過去出したすべての著作を読んでいる。
彼の魅力は核弾頭みたいな激しさ、暴力描写、性描写が売りで、そこから繰り出してくる若者のジレンマみたいなものが描かれていて好きだったが、この話しは中学生の女子が主人公で、半分はゲームの世界だし、設定も父親と別居し父と同年代の社長と同棲しているって、現実ぽくない。
生きているという実感のないまま、まるでゲームに出てくるゾンビみたく生きている、それが浮遊感覚なのかなとも思うのだが、わかりずらい。
正直、