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感想 マイクロスパイ・アンサンブル 伊坂 幸太郎 ラストで伏線回収。猪鹿蝶で異世界への扉出現とかふざけすぎ



今いちかな。
新入社員のいる現代社会と、エージェントが暗躍する別の世界
同時進行する2つの世界が混じります

猪鹿蝶みたいに、3つ揃うと異世界への扉が開くという無理設定。

ラストに、伏線を一気に回収します。

優しさに溢れた作品ですが、何かいつもの伊坂作品とは違います。
パンチ力に欠ける。

新入社員の松嶋くんの話しは、恋人との失恋にはじまり
次に、飲み会で太った女性に、どすこい発言
失言です
そして、不倫まで登場します。

もう一つの軸のエージェントに拾われた少年の話しは
いじめ 居場所なし 
これも 否定的なワードの連続

こんな話しが、進行するにつれて
彼の恋愛、結婚、優しい上司との出会いなどに変化していく

いがみ合いも、いつしか笑いに変わる
最後は、いい気分でフィニッシュできます。

ただし、他の伊坂作品に比べて少し見劣りする作品なのは事実です。




2023 6 13




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