見出し画像

ピアノ練習~「頭を使わない譜読み」と「頭を使う仕上げ」のすすめ

私の父はとても優しく、叱られた記憶がありません。
が、ときどきドキッとすることを言われました。

それは、私が要領の悪いことをしていると
「頭を使え」

このひと言。

頭を使え!と言われると、頭を使えていない気がして、
自分は頭が悪いの・・?と、凹んだものです。

でも理系だった父は、よく、こんな結論のみの、短い
シンプルな言い様をしました。

ただ、大きくなってくると、頭を使えと言われると、
どうやったら上手く早くできるかな?と、
そうだ、もっとよく考えよう!と、
思考することに集中できて、だんだんと要領よく
スピードよく、こなせるようになっていったように思います。


さて、話は本題のピアノ練習に入ります。

ピアノ練習は、大きく分けて二つ。
1.譜読み と
2.仕上げ です。

この時、1.の譜読みでは、頭を使ってはいけないのです。
自分で考えちゃいけない。

書かれている音の高さ(ドレミ・・)をよく読み、
リズムを数えて弾きます。

音の高さとリズムだけでいい。

ところが、これを、自分で考えて??
この表現には少し無理がありますが
要するに、譜面をササッと一度見ただけで、
後は勘と、薄~い記憶のみで、弾いてくる子がいます。

ちょっとした見間違いなら、あるあるなのですが、
ほぼ全部を通して、創作している音であふれています。

わりと見かけるので、気をつけましょう。

もし譜読みがしんどいようであれば、
全部できなくてもいいので、どこか区切りのいいところまで、
正確に弾いてきた方が、結果的には早く合格するかも?です。

何故なら、一度間違えて覚えてしまったメロディを修正するのは
なかなか難しいからです。


反対に、仕上げをするとき!
これは、うんと、頭を使わなくてはいけません。

1.どのくらいの音量で弾けばいいのか?
2.速さは?
3.全体を通してどんな感じ?

などなど、速度記号や強弱記号、タイトルなどは
ついていますが、じゃあ、その曲のフォルテは、
どのくらいのボリュームで、どんな弾き方をすれば
イメージに近づけるのか?

考えて考えて、考えなければいけません。

でも、普通は反対をしてきます。

譜読みは、あれこれ考えて弾いている(ように見えます)
仕上げなくてはいけないのに、ノープランなこと多いです。

もちろん、上記の習慣をつけるために、レッスンに通い、
お家での練習の仕方を教わるために、レッスンに通うのですが。

ホントにただただシンプルに。

譜読みは考えない。
仕上げは考える。

これを実行しましょう!

うんと早く進むようになるはずです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?