大吉姐さん

ピアノと作詞作曲の先生をしています。様々な発達障害のある子ども達とのレッスンも、20年…

大吉姐さん

ピアノと作詞作曲の先生をしています。様々な発達障害のある子ども達とのレッスンも、20年overになりました。日々、音育と知育に取り組んでいます。レッスンから生まれたアイデアや気づき、音楽を通した子ども達の成長、自分自身の音楽活動を綴っていけたらと思っています。

マガジン

  • 発達障害のある子ども達を伸ばすタイプのお母さんになろう!

    子育てにとってのキーパーソンは、やはりお母さん。長年のいろんなタイプのお母さんとのお付き合いを通じて、子ども達を伸ばすのが、上手なタイプのお母さんがいらっしゃることに気づきました。

  • ピアノレッスン~とても大切なこと

    ピアノレッスンをしていると、生徒さんのために、先生である自分自身がどのような考えを持ち、学び、実践していくのか?これがとても大切なことだと感じています。

  • 発達障害のある子ども達のピアノ演奏と発表会

  • 発達障害児のピアノレッスン【YouTube編】

    日常生活の変化を目指し、発達障害のある子ども達へピアノ指導をしたきた中で、効果のあった症例やノウハウ、実際の演奏など、動画にしたものをまとめています。

  • 発達障害のある子ども達とのピアノレッスン

最近の記事

ピアノ~上達のための継続と、継続のための上達の秘訣2つ

ピアノにしても他の楽器にしても、歌も曲作りも、 およそメロディア(私の教室)でやっていることは 続けないと上手くはなりません。 その上、毎日の練習がものを言うとしたら、 子どもにしたら、継続が大変なのは当たり前~!? かも?となってしまう。 でも大丈夫! 継続には秘訣があるのです。 今回はその方法を2つお伝えします。 その前に、もう一つわかってなくてはいけないのが、 タイトルにした「上達のための継続、継続のための上達」 ということです。 誰でも、上手くなるために続ける

    • ダウン症【ピアノ歴8ヶ月】の中三男子の、発表会本番と練習動画

      音楽が大好きで、ご両親はピアノを習わせたいと思いながらも、 そのキッカケがつかめなかった中3の男の子が、 メロディアに来て、8ヶ月の準備期間で、発表会に出演してくれました。 今回は、その練習動画と本番の様子です。 体験レッスンでは、どんなことをやっているのかも載せています。 よかったらぜひご覧ください。 MusicLabMelodia http://www.melodia-web.com/

      • 緊張のとても強いADHDの女の子が、ピアノ発表会本番を乗り越えた後のサポートと、その後の様子「演奏動画あり」

        昨年の夏の発表会が終わって、5ヶ月が経ちました。 ADHDの診断 発語が少ない 気が散りやすい 緊張がとても強い 以前は不登校だった 長期記憶に留まり難い ・・・ などの症状がありますが、いっぱい練習をして がんばって本番を乗り越えてくれました。 本番後のサポートと、その後の様子をご覧ください。 この女の子との2年前の出会いを書いた記事です。

        • ピアノ練習上達のために~そっと優しく弾く

          ガンガン腕を振りながら、ピアノを弾く子どもがいます。 指の力が弱いので、大きな音を出したい!と 気合いが入り、腕や肩に力を入れて腕を振ります。 小さな子ども、初心者は皆んなそうなので仕方ないのですが、 数年経っても改善されない(自ら改善しようとしない)のは、 上達が阻まれていきます。 ただし、自閉的傾向のある子どもは、なかなか筋肉が付きにくい、 もしくは、改善しようと自分で思えない、などの理由により、 急な改善は難しいことが多いと感じています。 ただ、どの子も、注意をする

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          5本
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          3本
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          9本
        • 発達障害のある子ども達のピアノ演奏と発表会
          8本
        • 発達障害のある子ども達とのピアノレッスン
          19本
        • 発達障害のある子ども達の発達を促すためのアイデア集
          21本

        記事

          発達障害のある子ども達のピアノ発表会~本番ダイジェスト版

          メロディアは、定型発達の子ども達も、発達障害のある子ども達も、 みんなでいっしょに発表会を作ります。 何度も何度もシミュレーションをし、リハーサルを繰り返し、 この日の本番を迎えました。 緊張で足がすくんでしまった子、出演前にシクシク泣き出した子、 お客さんを前に、声が出なくなぅた子、・・・ でも皆んな前を向いて、しっかり歩いて、練習よりも素晴らしい演奏を 聴かせてくれました。 その責任感の強さと勇気には、毎回、涙が出そうになります。 出演者は 定型発達の子ども達 自

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          ピアノ練習~「頭を使わない譜読み」と「頭を使う仕上げ」のすすめ

          私の父はとても優しく、叱られた記憶がありません。 が、ときどきドキッとすることを言われました。 それは、私が要領の悪いことをしていると 「頭を使え」 このひと言。 頭を使え!と言われると、頭を使えていない気がして、 自分は頭が悪いの・・?と、凹んだものです。 でも理系だった父は、よく、こんな結論のみの、短い シンプルな言い様をしました。 ただ、大きくなってくると、頭を使えと言われると、 どうやったら上手く早くできるかな?と、 そうだ、もっとよく考えよう!と、 思考す

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          ピアノレッスンで、自閉症児の癇癪が激減した方法

          ピアノレッスンで、自閉症児の癇癪が激減した方法を YouTubeにまとめました。 保育園~現在小2までの記録です。 どんな風に働きかけたのか? どんな風に目標設定をしたのか? 参考になれば嬉しいです。 よろしければチャンネル登録、よろしくお願い致します。

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          なぜピアノ演奏は脳にいいのか?

          書籍の紹介 脳の構造 ピアノ演奏中に、脳の中で起こっていること 幼少期のピアノ練習は、言語系に恩恵を与える 幼少期のピアノ練習は、豊かな人生を展開する 幼少期のピアノ練習で得られた能力は、生涯にわたって受けられる この記事は、古屋晋一さんの著書や、ムジカノーヴァ、 ピティナの記事から、抜粋させていただきました。 最後に、YouTubeでも詳しく掲載させていただいております。 合わせてご覧ください。 脳の構造人間の脳は、後ろから前の方に向かって発達していきます。 前頭葉

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          [自閉症児の聴覚を鍛える方法]ピアノレッスンで期待される効果#1

          自閉症の子ども達の中には、指示を聞きとることが 大変苦手な子どもがいます。 聴覚よりも視覚が優位であったり、 そのバランスが大きく崩れてしまうと、 日常生活に支障が出ます。 今回は、聴覚を鍛える方法として、 継続してピアノレッスンを取り入れたり、 クラシック音楽を聴かせることの効果、 どんな風にすれば、手間がかからず、効果的なのか? お伝えしたいと思います。 お時間のある時に、ぜひ、ご覧ください。 もしよろしければ、チャンネル登録もよろしくお願い致します。

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          高機能自閉症男性、ピアノレッスン21年継続の社会的変化

          ピアノを、2022年で、21年間継続している男性(現在31歳)がいます。 出会いは、彼が小学4年生の時でした。 私が初めて出会った自閉症児でした。 最初は、初めての症例に戸惑うことばかりで、毎日、怒りや辛さ、 もどかしさ、など、負の感情ばかりに、自分自身が振り回されていました。 でも、やがて、彼の根気強さや、音楽を楽しみ、 ピアノを根気強く続ける姿勢、ご両親のサポートもあり、 気付いたら21年も経っていました。 今回は、その歴史を動画にまとめたものをご紹介します。 継続が

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          ピアノレッスン開始1年で、IQが14ポイント伸びた女の子の前後の様子[動画付き]とその方法

          ピアノ開始時期は小学一年生だった、知的障害のある女の子が、 わずか一年で見違えるほど成長した記録です。 いろんなタイプの障害のある子ども達とレッスンをしてきましたが、 大事なことは、まず、 1.マナーを徹底して教えること 2.ピアノと並行して、幼稚園or小学校受験問題をやらせること 3.定型発達児と同じレッスン内容であること この3点につきます。 ぜひ動画をご覧ください。

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          ピアノの先生が立ち上げた、発達障害のある子ども達のための改善ノウハウYouTube

          発達障害のある子ども達にピアノ指導を始めて、 23年になります。 昨年の秋に、昭和大学横浜市北部病院で、 障害のある子ども達へのピアノレッスンの効果を、 小児科、精神科、リハビリテーション科の先生方を始め、 医療関係の方々へ向けて、症例発表をさせていただく機会を得ました。 20数年間というもの、データを細かく分析したり、 じっくり前後評価を考察したりする時間もあまり取れず、 ほぼ毎日が駆け足状態でした。 でも今回のような誰かに向けての症例発表は、私にとって、 自分の仕事

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          自閉症スペクトラム男児の8年後、意欲的にピアノに取り組めるようになる。

          2019年の記事です。 言葉の出難い子どもが、同じことを何度もくり返して言う時。 : 徳島の音楽教室Music Lab Melodia (ldblog.jp) 幼稚園の頃から来てくれてたこの子は、 この春から中学生になります。 小学4-5年までは、多動、注意力の低さ、言語表出の苦手さ、 などによる、中程度?の知的障害を感じていましたが、 (検査結果をもらっていないので、はっきりしたことは不明) 努力に努力を重ね、譜面も読めるようになり、字もきれいだし、 今はバイエルは9

          自閉症スペクトラム男児の8年後、意欲的にピアノに取り組めるようになる。

          子どもに正しい方法を伝えることに関しては、とことんしつこいことのススメ。(ピアノレッスンを通して)

          子ども達はふだん、どんな練習の仕方をしていますか? ほとんどの人が、いきなり両手で弾いて、それを何度も くり返しているのではないかと思います。 ピアノを始めたばかりの人も、けっこう長い期間ピアノをしている人も、 このパターンから抜け出せない人が多いと感じています。 これで上手く行く曲は問題ないのですが、進むにつれて 新しい課題が出てくるので、課題克服のためには、 難箇所を、何度もピンポイントで練習する必要があります。 そこで大切なのが、 自分がどこでミスをしているか、

          子どもに正しい方法を伝えることに関しては、とことんしつこいことのススメ。(ピアノレッスンを通して)

          発達障害のある子ども達のピアノコンサート

          発達障害のある子ども達「エンジェルスマイル」と、 ゴスペルコーラスグループ「スピリチュアルズ」の ジョイントコンサートの様子です。 この時は、ダウン症の子ども達と筋ジストロフィー、 全員、私の生徒さんです。 スピリチュアルズは、私が主宰していたコーラスグループです。 オリジナルアルバムも2枚、出しています。 2時間近くありますが、どうか少しずつでも見てやってください。 彼らのがんばる姿に、勇気がたくさんわいてきます。

          発達障害のある子ども達のピアノコンサート

          子どもに主体性を持たせる簡単なスケジューリング

          ピアノの練習もしてほしいし、 学校や塾の宿題もある。 でも本人はゲームもやりたがってるし、 でも親としては読書もしてほしい。 ・ ・ 高学年~特に中学生くらいになると、 自分はどうしたいのか?どうするのか? (主体性)を持てず、友達に流されがちな (少し違う意味での協調性) 子どもを見かけるようになります。 (特に女子に多いかも?) するとテスト前なのに、だらだらしていたり、 携帯をずっと見ていたり、LINEが鳴りやまなかったり・・ ひとりになる、もしくは、ひとりだけ違う

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