![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126481902/rectangle_large_type_2_11ca8d483de818d1b968327cd243cf17.png?width=1200)
ピアノ練習上達のために~そっと優しく弾く
ガンガン腕を振りながら、ピアノを弾く子どもがいます。
指の力が弱いので、大きな音を出したい!と
気合いが入り、腕や肩に力を入れて腕を振ります。
小さな子ども、初心者は皆んなそうなので仕方ないのですが、
数年経っても改善されない(自ら改善しようとしない)のは、
上達が阻まれていきます。
ただし、自閉的傾向のある子どもは、なかなか筋肉が付きにくい、
もしくは、改善しようと自分で思えない、などの理由により、
急な改善は難しいことが多いと感じています。
ただ、どの子も、注意をするとその場ではすぐ変化するので、
ぜんぜん出来ないわけではないのだと思います。
ただし継続が難しい。。
腕を振って弾くと、とても雑な乱暴な音がします。
残念ながらこのタイプの子は、なかなか前に進みません。
![](https://assets.st-note.com/img/1704178498679-CbLBKp9lhf.jpg)
進まない理由
脳の認識から見て・・
楽譜も音も【点】で頭の中に入り、線の繋がりになり難く、
フレーズとして(もしくはメロディとして)旋律を奏でられず、
記憶できず、その結果、単音の繋がりの曲になってしまい、
美しい仕上がりとは、ほど遠くなります。
リズムは横に流れず、縦の一歩ずつ行進しているような
パキパキッとした曲になります。
また、軽く触っただけで音の出る、
電子ピアノで練習している子どもには、この傾向がありますが、
全員ではないので、やはり意識をして練習をすることが大切です。
ざっくりした結論で申し訳ないのですが、
自分で変えようと思わないと、変えられないんですよね。きっと。
ただそうすると、いろんな場面で、じゃあ先生は、親は、
何も意味がないのではないか?という風になるけど、そうではなく、
周囲の大人は、この、「自分で変えようと思う」ことを
意識できる環境を作ることが必要なのです。
具体的に言うと、
しつこく声かけをする
楽譜やピアノに書いて貼る
何故そうした方が良いのか、理由をしっかり説明する
子どもによっては、ピアノが痛いってゆってるよ、などの比喩表現を使ってイメージさせる
腕や肩の脱力のためのトレーニング教材を使う
反対に、指の強化のトレーニング教材を使う
筋肉は、大きな所から次第に指先などの小さな所に移っていくので、体を鍛える
・・・などなど
しつこいことは王道です!
そうすることで、
本人が意識する=脳に変化が起きる
⇒音が変化する⇒良い演奏になる⇒スラスラ進む⇒
褒めてもらう⇒嬉しいのでさらにやる気になる
この正の循環を、今年は作りましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?