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僕の一番長い106日間 ~ 塀の中体験記

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突然の逮捕から106日間の留置場・拘置所での日々。獄中からえんぴつ書きで妹に送ったマヌケな日記を公開。
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#日記

1日目(1) - 僕んちに警察がやってきた。

 この日早朝、僕んちに警察がやってきた。  前夜朝方まで飲んで寝ぼけていたせいもあり、ま…

酔生夢死
4年前
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1日目(2) - そこはまさに「塀の中」

(前回の記事)  さて、それからは簡単な取り調べ。現在の生活ぶりや、ザッとした経歴等を確…

酔生夢死
4年前
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2日目(1) - この日僕は呼び出しを受けた。

(前回の記事)  朝七時起床。七時になると部屋の明りが点き、担当が「おはよう」と各房に声…

酔生夢死
4年前
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2日目(2) - ボースン、刺青、ボウズ

(前の記事)  この日同行したのは、僕が勝手に「ボースン」と名付けていた巡査であった。黒…

酔生夢死
4年前
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4日目 - 『のど自慢』人気の秘密

(前の記事)  朝八時半。「運動」の時間。これは、一日に一度だけ、外気に触れられる時間で…

酔生夢死
4年前
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8日目 - 猛者たち、本性発揮。

(前回の記事)  朝の運動時、隣の房と一緒に出るので、僕たち一房は、いつも二房の人たちと…

酔生夢死
4年前
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7日目 - 素人だったのが、運の尽き

(前回の記事)  逮捕されて一週間、ようやく初めての本格取り調べがある。10日間の勾留の半分が何もなし、というのもいかがなものかと思うが、まあ、しようがない。  取り調べは、六畳くらいの狭い部屋で行われた。部屋には格子のかかった窓があり、机一台に椅子が二脚。この辺りは、ドラマでよく見かける取調室のまま、殺風景な部屋である。  逮捕初日の取り調べはもっと狭い部屋だったようにも思うが、実のところ、まだかなり酔っぱらっていたのと、やはり多少のパニック状態にあったのか、あまりはっき

9日目 - 「おやつ」購入に踏み切る。

(前回の記事)  午後3時、「おやつ」の時間。食事時と同様、お茶または水が配られ、「購買…

酔生夢死
4年前
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10日目 - やっと検事調べが始まった。

(前回の記事)  朝食後、運動の時間を待っていると、「検事調べ」があるという事で呼び出さ…

酔生夢死
4年前
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18-20日目 - 「意味ねぇ~!」

(前回の記事) 18日目 毎週、火曜日と金曜日は、運動の時間にひげ剃りと爪切りができる。 …

酔生夢死
4年前
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21、23日目 - さすがは我が一族

(前回の記事) 21日目午後、おやつの時間に刑事調べで呼び出される。本日の取り調べは、マジ…

酔生夢死
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24、25日目 - 深ぁいため息

(前の記事) 24日目  今日は久々の快晴である。ほとんど外光の入らぬ留置場でも天気に左右…

酔生夢死
4年前
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26、27日目 - 判明した事実

(前回の記事) 27日目 僕も一房では最古参なので、廊下側に陣取っている。ただこの場所は、…

酔生夢死
4年前
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30日目 - 永遠ほどに、先が長い。

(前回の記事)  朝の運動ニュース。刑務所での「労役」。これにはちゃんと日当がつき、日常の買い物に当てたり、出所の際には「賃金」として支払われるのだそうである。ところがこの日当、1日に100円にも満たない金額である由。  ちなみに、罰金が払えずに懲役となった場合は、1日当り5000円であるそうな。  ところで当時、最初の購買で購入したノートに日記を付けていたのだが、ノートが来たときに真っ先にするのが「カレンダー作り」である。これも先達に教えてもらったのだが、ノートの1ペー