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雪は食べて良い?→食べて悪い理由を説明!


雪は水の固体であり、水は人間にとって必要不可欠な物質ですから、食べても大丈夫だと思うかもしれません。しかし、実際には雪には様々な成分や汚染物質が含まれている可能性があり、食べることによって健康に悪影響を及ぼすこともあります。
また、雪を食べることによって体温が下がり、低体温症などの危険にもさらされます。したがって、雪を食べることはおすすめできません。

では、なぜ雪は食べられないのでしょうか?
その理由を詳しく説明していきます。まず、雪の正体と成分について見ていきましょう。

雪の正体と成分

雪は、空気中の水蒸気が冷やされて凝結し、さらに冷やされて凍ったものです。
雪の結晶は、水蒸気が凝結するときに必要な核となる物質によって形が変わります。この核となる物質は、エアロゾルと呼ばれる微粒子で、塵やホコリ、花粉、火山灰、黄砂、黒色炭素、工場や自動車の排出物などがあります。これらの物質は、雪の中に取り込まれて、雪の成分の一部となります。したがって、雪は純粋な水だけでできているわけではありません。雪には、空気中の汚れや有害物質が含まれている可能性があるのです。

さらに、雪は地上に降り積もった後も、汚れる可能性があります。
雪は、地上の温度や湿度によって溶けたり凍ったりを繰り返しますが、その過程で、地上にある汚物や細菌などを吸収したり、化学反応を起こしたりします。例えば、雪は、自動車の排気ガスや凍結防止剤、融雪剤などによって汚染されることがあります。また、雪は、動物や人間の糞尿や唾液などによって感染症の原因となる細菌やウイルスに汚染されることもあります。このように、雪は、地上に積もっている間にも、不衛生な状態になる可能性があるのです。

雪を食べることのリスク

雪には、上記のように様々な成分や汚染物質が含まれている可能性がありますが、それらが人間の健康にどのような影響を与えるのでしょうか?
雪を食べることによって起こりうるリスクをいくつか挙げてみます。

雪に含まれるエアロゾルや汚染物質は、口や喉、胃や腸などの消化器官に刺激や炎症を引き起こすことがあります。特に、雪に含まれる黒色炭素や工場や自動車の排出物などは、発がん性や変異原性があるとされる物質です。これらの物質を長期的に摂取することは、がんや遺伝子異常のリスクを高める可能性があります。

雪に含まれる細菌やウイルスは、感染症や腹痛などの症状を引き起こすことがあります。特に、雪に含まれる植物病原菌や動物や人間の糞尿に由来する細菌やウイルスは、人間にとって有害なものが多くあります。例えば、雪に含まれる大腸菌やサルモネラ菌は、食中毒や下痢などの症状を引き起こすことがあります。また、雪に含まれるインフルエンザウイルスやノロウイルスは、発熱や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。

雪を食べることによって体温が下がることは、低体温症や凍傷などの危険にさらされることを意味します。特に、雪山で遭難した場合などは、雪を食べることは命取りになる可能性があります。雪を食べることで体温が奪われると、体は体温を戻そうとして体力を消耗します。その結果、体力が低下し、体の抵抗力も弱まります。また、体温が下がることで、血液の循環が悪くなり、手足などの末端部分が凍傷になることもあります。さらに、体温が下がることで、下痢を引き起こすこともあります。下痢をすると、水分や塩分が失われ、脱水症状になります。脱水症状は、血圧の低下やショックなどの重篤な状態を引き起こすことがあります。

以上のように、雪を食べることは、様々なリスクを伴います。
雪は、水分や塩分が不足した非常時の水分補給としても、適切ではありません。雪を飲料水にするには、雪を溶かして沸騰させるか、ろ過や消毒をする必要があります。ただし、雪を溶かすには熱源や容器が必要ですし、ろ過や消毒にはフィルターや薬品が必要です。これらのものが手に入らない場合には、雪を食べることは避けるべきです。



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