進学校はコンプレックスの温床でした

昨日は10年ぶり?くらいに中学・高校の友人と会い、しばしおしゃべりを楽しんでいました。高校ではクラスが違いあまり話していなかったので、実質中学ぶりぐらいでした。Facebook見たらわかるので言うと、私は東京学芸大学附属高校という学校の出身で、先輩にはオリラジのあっちゃんとか、テレ朝の竹内アナとか、元フジの平井理央さんとかがいます。当時はあの環境が普通で当たり前と思っていたのですが、社会に出てからやっぱりあの学校は異常だった、と思うことが結構あることに気づきました。

母校は東大合格者数ランキングトップ10には入るような進学校で、今でこそ合格者数50人台のようですが(調べた)、私の在学時はもっと多かったと思います。東大、東工大、一橋、医学部を第一志望で受けて、すべり止めで早慶みたいな高校でした。大学を受けることが当たり前で、部活もやり、文化祭も頑張り、それで東大も受かる、というのが「あるべき姿」という感じで、実際にそういうことができる人がいるからこそ、だいたいの人がそれを目指します。高校では受験に特化した勉強は一切しないので(ひたすら実験とかレポートとか実習とか)、みんな高1か高2くらいから塾に行きます。大手の塾ではなく、鉄緑会、ネクサス(今はY-SAPIX)、SEG、Z会の教室などに行っている人が多くて、英語はネクサス、数学はSEG、東大の文系二次論文対策でZ会、みたいな感じで科目によっても行く塾を変えたりします。高校のレベルは高いと思いますが、合格実績を支えているのは塾であり、国立で学費は浮くけれども結局塾代がかかるということです。

高校には附属中学も4つありますが、中学から高校に上がるときに選抜試験があり、それに合格しないと高校には上がれません。ですから、私は附属中学に入るための中学受験と、高校に内部進学するための高校受験と、大学受験の計3回受験を経験しました。小さいころから受験戦争の厳しさを知っており、小学校時代の塾では一番上のクラスにいましたが、その中でもテストの成績順に席が決まるので、前の席には座れないことが多かったです。上のクラスにいても上には上がいるという挫折感、そして、常に他人と比較しなければならない苦しみ、点数や偏差値という数値で明らかに差がわかってしまうという劣等感と優越感をずっとずっと抱えて生きてきました。そういう思考パターンがしみついてしまうんですね。

幼い頃の思考パターンはなかなか消えないので、今も他人と比べる気持ちはあるなぁとふと気づくことがあります。ハーブや自然療法を学び実践しても、もっと詳しい人はいっぱいいるし、上には上がいて、自分はたいしたことないからもっと頑張らなきゃ、と常に思い続けてしまうんです。知識を得るための勉強は好きなので、自分はだめという劣等感や不足感から勉強しているという認識はありませんが、「これくらい知ってたら、実践してたら詳しい、一流である」という基準がたぶん人より高いので、「この程度でハーブの専門家を名乗っちゃダメでしょ」みたいなことを思いがちです。

今はいろんなことに目覚めてきたので、学校の勉強ができることに全然価値を見いだせず、単なる労働奴隷養成学校に行ってたんだわ、と振り返って思うこともあります。東大に行ったところで、官僚になったり大企業に入って、労働奴隷としての人生を歩む人が多く、起業したり自分で好きなことをやっていこうという人は(28歳現在)少数派です。周りはすごく優秀だけれども、決められた枠の中での優秀さであって、新しい枠組みを創造するようなことに意識を向けてやっていこうとする人はあまりいないように思います。ひたすら勉強に打ち込んできたからこそ感じる学歴の無意味さみたいなものはすごくあります。もちろん、あの高校で良かったと思う場面も多々あるので一概には言えませんが、物事にはすべて光と闇の側面があるなぁということは感じますね。

人と比べることが無意味であり、自分にとってマイナスの感情を生むということは頭では本当によくわかっているし、手放したいなぁと常に思っています。幼少期からの思考パターンは結構根深いので、フラワーエッセンスを飲んだり内観したりして日々ていねいに向き合って、少しずつ解放していこうと思います。同じような感情は勉強のみならず、スポーツとか芸術とかいろんな分野で常にあることなので、優越感・劣等感が一切ない人というのはいないでしょう。どうすれば自分に自信を持ち、自己肯定感、自己価値感を高く保てるようになるかということを試し実践して、この経験や過程を同じようなことでお悩みの方にシェア、還元できるようになると良いなと思っています。

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