かに倶楽部

都内郊外に住むサラリーマン。一児の父。趣味は料理、旅行、温泉。 美味しかったもの、旅行…

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都内郊外に住むサラリーマン。一児の父。趣味は料理、旅行、温泉。 美味しかったもの、旅行の記録、暮らしの中での発見を書いていきます。

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毎晩、世界の終わりを弾いてくれる親父

チバユウスケ氏の訃報を聞いて、仕事が手につかない、ふわふわした気持ちで1日過ごしてしまった。今俺は40歳。俺の高校時代の邦楽ロックの目覚めのきっかけの一つはミッシェルだった。 チバユウスケは自分の人生を確実に飾ってくれた人だ。そんな記憶の断片を繋いで、思い出に浸りたいと思う。 俺がロックってめちゃくちゃカッコイイな、と気づかせてくれたのは高校生の頃に聴いたNIRAVANAのNEVERMINDだった。1999年の終わり頃だったと思う。俺は高校受験に失敗してヤバめの私立高校に通

    • 関西旅行 - 2 京都レバノン料理「汽」、ぎょうざ処「亮昌」、ノーガホテル「CICON」

      関西旅行 - 1の続きです。主に京都のおいしい料理屋や銭湯、サウナが登場します。 サウナ「ニュージャパン梅田」 関西旅行2日目。目が覚めると雨は上がっていて、気持ちのいい青空が広がっている。天気予報を見ると、今日は一日中天気が持ちそうだ。まずはひとっ風呂浴びようと、少し歩いて梅田のサウナ「ニュージャパン」へ向かう。 サウナ、とてもよかった。とても広くて、お客さんは早朝だからか僅かだった。サウナ室内は爽やかな香りがし、暑さもちょうどよく水風呂も冷たくてばっちり整えた。

      • 関西旅行その1 - 大阪「はなだこ」「穴場寿司」「れだん」

        2泊3日で大阪、京都、僅かに滋賀へ旅行へ行ってきました。色々と楽しいインプットがあった旅でした。 初日。伊丹空港へ正午前に到着。小雨が降っていて、少し風もあり肌寒い。朝から何も食べていなかったので、少し小腹が空いている。まずは梅田へ移動する。梅田へは、空港にほぼ直結していたモノレールに乗るとすぐに着いた。 大阪ではまず最初にたこ焼きかお好み焼きを食べようと思っていた。お好み焼きは色々と情報を漁っても、推しがばらけていて1つの店に特定しきれなかったが、たこ焼きは割と多くのメ

        • 台風の中、御岳山の宿坊に泊まって色々と感動した話

          先日、東京都青梅市の御岳山の宿坊「南山荘」に宿泊してきました。 そこでの体験がいろいろ最高だったので、書き記そうと思います。 毎年、お盆の時期は帰省をしている我が家(私・妻・娘の三人家族)。今年はコロナ禍で帰省が中止になったため、久しぶりにどこかへ家族で温泉にでも宿泊しようということに。 私は宿選びが好きで、大抵はGoogle mapで評価を軸に候補の宿を何件かピックアップしてからじっくりコメントを読んでさらに絞っていく・・・みたいにして宿を決めているけれど、今回は宿泊ま

        毎晩、世界の終わりを弾いてくれる親父

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        記事

          1泊2食9,000円以下で部屋食! 全国屈指の熱い温泉 群馬水上「湯本館」に泊まってきた

          2021年の年末、仕事納め後の休暇にどうしても家族で温泉に泊まりたくなって、群馬県みなかみ町にある湯宿温泉「湯本館」に宿泊してきた。https://goo.gl/maps/neQTFvBrYoYtSxzHA 湯本館は非常にリーズナブルで、ちょいと鄙びた宿好きにはたまらない源泉かけながしの宿だ。 特徴は、 ・1泊2食つき 1人10,000以下(平日8,800円、休日前9,130円) ・部屋食(コロナ禍に嬉しい!) ・家族風呂がある ・源泉がめちゃくちゃ熱い ・13時からチェッ

          1泊2食9,000円以下で部屋食! 全国屈指の熱い温泉 群馬水上「湯本館」に泊まってきた

          節分にぴったりなこんにゃく料理を紹介します

          先日「節分にぴったりな食べ物」として、"こんにゃく"をプッシュする記事を書きました。 今回は、そんな節分にうってつけのこんにゃくを縁起良く調理をして美味しく食べる料理を考えたので紹介します。 ではどうぞ ■用意するもの こんにゃく1パック 鰯のつみれ 結び昆布 以下、「煮汁」 だし汁…120ml 薄口醤油…15ml みりん…15ml 酒…15ml まずはこんにゃくを三角に切り、竹串に挿します。 この三角形は鬼のツノに見立てているので、必ず守りましょう。串は、「苦し」と

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          節分に何食べる?ポスト恵方巻に「こんにゃく」を推したい3つの理由

          もうすぐ節分です。節分には炒り大豆や恵方巻を食べると厄が払えて縁起が良いとされてます。しかし毎年節分シーズンになると恵方巻の大量廃棄問題が話題になりますし、市場としては新しい何かを求めている感を感じます。 恵方巻も全国的に定着したのはここ10〜15年くらいな感じがありますし、まだこの2大巨塔に対抗できる食べ物があるはずです。そして偶然にも最高のポテンシャルを秘めた食べ物を発見しました。 それがタイトルでも触れている、こんにゃくです。 というのも、ある事がきっかけで、我が

          節分に何食べる?ポスト恵方巻に「こんにゃく」を推したい3つの理由

          プロ御用達「シゲル工業」の家庭用髪はさみが最高によかったので全力でおすすめしたい

          これは間違いなく一生モノだな、と思えるはさみに出会ったのでぜひお勧めしたいと思います。 きっかけ最近、伸び続ける髪の毛が悩みの種でした。元々私は美容院があまり好きではないので、ステイホームを都合の良い言い訳にして美容院から足を遠ざけていました。それでもわさわさと髪は容赦なく伸びていきます。最後の散髪はおよそ3ヶ月前。前髪もうざったく視界を遮るようになり、そろそろどうにかしないと…と思っていました。 また、我が家には3歳の娘がいます。何度か美容院に連れていって分かったのは、

          プロ御用達「シゲル工業」の家庭用髪はさみが最高によかったので全力でおすすめしたい

          鰤を丸ごと一匹捌く④ <保存食>鰤の酢じめ、冷や汁、あら煮、リエット

          鹿児島県長島町の期間限定ブランド鰤「早生鰤王」を食べ続ける生活もいよいよ終わりに近づいてきました。今回は、鰤を使った保存食のレシピです。 定番の「あら煮」をはじめ、一ひねりした「酢じめ」、これからの季節にぴったりな「冷や汁」、ツナ感覚で万能に使える「リエット」を作りました。 どれもとても簡単につくれて美味しいですよ! 第一回目の「生食編」はこちら 鰤の酢じめ コツは「砂糖」で水分を抜くこと一般的に酢じめと言えば鯖、鯵のような青魚を思い浮かべますが、酢じめの目的は魚の水

          鰤を丸ごと一匹捌く④ <保存食>鰤の酢じめ、冷や汁、あら煮、リエット

          鰤を丸ごと一匹捌く③ <加熱食>鰤かまのあじさい蒸、清蒸、青竹蒸

          3.5kgの鰤「早生鰤王」をまるごと一匹捌いて食べる企画、3回目の加熱食編です。鰤かまを使って「新ぶり大根」とでもいうべき料理を作りました。 1回目はこちらから 鰤かまのあじさい蒸この鰤一匹まるごと調理の企画の前は1.5kgの半身を調理する、という企画では和食を中心に調理しました。 後々振り返って、和食だったらもうちょっと季節感を出したかったなということと、鰤のパートナーといえば大根だが、煮物の鰤大根以外で大根を使った目新しい提案はないだろうか?という想いがあり、この料

          鰤を丸ごと一匹捌く③ <加熱食>鰤かまのあじさい蒸、清蒸、青竹蒸

          鰤を丸ごと一匹捌く② <半生食>ミ・キュイ、沖すき

          鰤を丸ごと一匹食べつくす企画の2回目、半生食の調理です。 完全には火を通さず、火が通ってるか通ってないかギリギリのところを狙います。 以前挑戦したフィレ(半身)を調理した記事はこちら。 鰤のミキュイ 肝のソースこの「早生鰤王」と「鰤王」は脂の乗りがとてもよく、臭みのないすっきりしたとても上品な脂で、加熱することで脂のうまみが十分堪能できます。ただあまり高温になると流れ出すので、ギリギリなところを攻めたいなあと思いフレンチの技法である「ミキュイ」で調理してみることに。 ミキ

          鰤を丸ごと一匹捌く② <半生食>ミ・キュイ、沖すき

          鰤を丸ごと一匹捌く① <生食> 肝料理、カルパッチョ、タルタル

          先日、鹿児島からお取り寄せできる最高の鰤「鰤王」の半身を捌いて食べる記事を書きました。 この「鰤王」があまりに美味しかったため、今回は半身に飽き足らず、「ラウンド」という丸ごと一匹購入して頭から内臓まで食べつくすチャレンジをすることにしました! 前回の記事はこちらから。 消費計画を立てるさて、前回同様今回も事前に調理計画を立てます。まずはサイズ。今回頼んだ鰤王は「早生鰤王」という、鰤王のワンサイズ下のものを注文。それでもサイズは3.5kgと、前回の2倍以上。 我が家の消費

          鰤を丸ごと一匹捌く① <生食> 肝料理、カルパッチョ、タルタル

          旬のアナゴをヨーグルトメーカーで煮るとうまかった

          スーパーの魚売り場を覗くと、旬が夏であるアナゴが並んでいた。夏が近い。さっそく買っていろいろ調理してみた。 アナゴは調理法によって味に天と地ほどの差がでる。もちろん素材の質にもよるが、きちんと下ごしらえをすればスーパーで手に入る生のアナゴで十分に美味しいものができる。 この記事ではアナゴの下ごしらえの方法と、いくつか作った料理のレシピを公開します。 アナゴの下ごしらえアナゴはぬめぬめした皮に臭みがあるため、この皮を剥ぎます。 熱湯、氷水を用意します。皮を剥ぐには、以下の3

          旬のアナゴをヨーグルトメーカーで煮るとうまかった

          1.5kgの鰤を計画的に食べる - 4日目(熟成食編)

          鰤を美味しく食べるプロジェクトもいよいよ最終日、「熟成食編」。初日に仕込み、寝かせていた鰤たちはどうなっているか…? 鰤カマの粕漬け 初日(3日前)に仕込んだ鰤カマ。丁寧にやる場合、ガーゼ等にくるんでから粕床に漬けるんですが、今回は粕との相性がきっと良いと踏んで、粕の風味を強くしたかったので直塗りにしてみた。 粕をふき取る。香りを嗅ぐと、粕の風味で鰤の香りは抑えられている。これはもしかすると刺身の柵を粕床に漬けて刺身として食べても美味しいかもな…とも思いつつ、このカマは

          1.5kgの鰤を計画的に食べる - 4日目(熟成食編)

          1.5kgの鰤を計画的に食べる - 3日目(加熱食編)

          鰤食も3日目に突入。3日目はしっかり中まで火を通して食べる加熱食の日とした。それにしてもまだ全然飽きていない。 鰤の塩釜焼部位は頭に近い背節を使った。加熱の手段というと、焼く、蒸す、煮る、揚げるが思いつく。私は最高にいい食材を手に入れた時の本気料理は「蒸し焼き」を作ることにしている。素材が持つ旨味を最もピュアに楽しめる蒸し焼きこそが、最も原始的にして最高の加熱方法じゃないかと思っているからだ。 美しい…。この鱗のグラデーション、鱗を落とさないことでこうして3日目でも感動で

          1.5kgの鰤を計画的に食べる - 3日目(加熱食編)

          1.5kgの鰤を計画的に食べる - 2日目(半生食編)

          鹿児島県長島町で生産されているブランド鰤「鰤王」の半身1.5kgを美味しく食べつくした記録の2日目です。 前回の記録はこちらから。 https://note.com/munimuraho/n/n9aeb83f44c6c この鰤を美味しく食べるための工夫として、到着から経過した日数によって調理法を分けていくことにした。今回の2日目は、「半生食」。レアですね。 使用した部位 やや尾びれよりの背中よりで、かなりいい形の柵が取れた。 これをさらに真ん中から半分に分割して、そ

          1.5kgの鰤を計画的に食べる - 2日目(半生食編)