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プロ御用達「シゲル工業」の家庭用髪はさみが最高によかったので全力でおすすめしたい

これは間違いなく一生モノだな、と思えるはさみに出会ったのでぜひお勧めしたいと思います。

きっかけ

最近、伸び続ける髪の毛が悩みの種でした。元々私は美容院があまり好きではないので、ステイホームを都合の良い言い訳にして美容院から足を遠ざけていました。それでもわさわさと髪は容赦なく伸びていきます。最後の散髪はおよそ3ヶ月前。前髪もうざったく視界を遮るようになり、そろそろどうにかしないと…と思っていました。

また、我が家には3歳の娘がいます。何度か美容院に連れていって分かったのは、子供を美容院に連れていくのはなかなかハードなタスクだということ。すんなり大人しくしてくれることは稀で、大抵ぐずってたしなめるのにかなり苦労します。そうした経験から、現在のご時世も考慮してこれからは髪は家でカットしてあげようと思っていました。

このあたりの要素が重なりつつも、どうしてもセルフカットには不安がつきまとっていました。でも、いつになったら外出自粛を緩めれるかわかりません。であれば、これを良い機会と捉え、思い切ってちょっと良いはさみを買って少しでもセルフカットが楽しくなるようにしようか、どうせ失敗してもすぐに人と会うわけでもないし!と気持ちを切り替えることにしました。

幸い、私の地元は刃物のメッカこと新潟県燕市。地元の友人に相談したところ、お勧めされたのが「シゲル工業」のはさみです。

ウェブサイトもカッコイイ。「シゲル工業」はプロの扱う髪用はさみの製造メーカーですが、家庭用の製品も製造しています。我が家が選んだのは、はさみとすきばさみがセットになった、「家庭用セルフカットセット」です。

東京では渋谷・新宿の東急ハンズや、渋谷ロフトでも取り扱いがあるそうですが、オンラインストアでも注文可能。オンラインストアで注文すると、レーザー刻印で名前も入れてもらえるようなので我が家ではオンラインで注文しました。

はさみが届いた!サイズ感、切り心地

しばらくして、はさみが届きました!各ハサミにはレザーケースが付属しています。また、お手入れ用のセーム革が付属していました。

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また、取り扱い説明書には購入後のメンテナンス、アフターサービスも承っているとのこと。そうそう、まさにそういう末長く使える物が欲しかったのです…

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最初実物をみたとき、正直「あれ?ちょっと小さすぎたかな…」と思いました。しかし、実際に持ってみるとサイズ感が実にちょうど良い…!これならきっとコントロールしやすいだろうし、セルフカットにはこのくらいがちょうどいいのかも。絶妙な操作性。重さも実にちょうどよく、軽すぎもせず重すぎもなく。そして何と言っても握った感触が心地いい。

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また、この輪っかの部分の当たるところ?にゴムがあって、トントン、とタッチを和らげてくれてます。なんかこれが気持ちいい。

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しばらく素振りのようにチョキチョキしながら、何でこんなに操作しやすいのかな?と思い、ふとハサミと指の長さを比べてみました。するとちょうどリングから先端までの長さがほぼ一緒。手のサイズは人にもよりますが、この「だいたい指くらいの長さ」が肝なんじゃないかなと思いました。セルフカットする際には髪を切る前にきっと指で予行演習のような事をしますよね。その感覚で本番に挑める感じなのかも。

娘の髪を切ってみた

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さて…いざ本番ということで娘の髪を切ってみようと思います。娘の髪はくせっ毛で、かなりクルクルしています。霧吹きで髪を湿らせて切っていきます。

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カットは妻がやっています。ハサミの感想は「めちゃくちゃ切りやすい!」とのこと。前髪のカットは特に繊細な部分ですが、切れ味が抜群にいいのでとても細かな調整ができるそう。

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すきバサミも使ってみました。これも今まで使ったすきバサミのような「ゾリッ、バサバサ」みたいな感触はなく実に軽やかに切れます。しっかりと切れるので何度も切る必要がなく、「ほどほど」に仕上げることができました。およそ15分ほどで切り終えることができました。

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妻は「もう少し上手く切れたかな〜」と言っていましたが、まずは初回なのでハサミの練習と考えたら上々ではないでしょうか。保育園に連れてったら、保育士さんに会うなり「髪切ったでしょ!可愛い!」と褒めていただけたそうです。

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さて、切り終えたハサミはセーム革で拭き、ケースへ収納。それにしても本当にいいものを手に入れました。いい道具を持ったときの、まるで自分の関節が増えたような感じを覚えさせてくれる、素晴らしい出会いでした。

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外箱の中にはこんなメッセージが。素敵。妻がほっこりしながらハサミをケースに仕舞う際に、刃についた髪を手でそっと払ったら、あっっりえないほど薄く皮が削がれたそうです・・・

おまけ おじさんも切ってみた

さて…こうなるといよいよ知りたいのは「セルフカットはどんなもんか?」ということ。これがもし自在にできるようになれば美容院代が浮く・・・!ということでやってみました。モサモサのおじさんですみません。

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かくいう私は5、6歳の頃、母の鏡台の前で一人床屋さんごっこを行い、「お客さん、素敵ですね〜♪次はここを切りましょうか。チョキチョキ」とかやっていたら後頭部がガッサガッサの10円ハゲだらけになり、まるで「アリゾナ州の砂漠にたまに木が生えてる」みたいな状態に。親に見つかり、首根っこを掴まれ強制的にバリカンで丸坊主にされる、という恐怖体験をしたセルフカットへのトラウマ持ちであります。ちなみに頭を刈られている間、電動バリカンの音が怖くて鼻血を絶えず噴出していました。

さて…本筋に戻ると、そんな30年前のトラウマはどこへやら、シゲルのおかげでかなり自信を持って散髪することができました。

カット中の写真が無くて恐縮なのですが、セルフカットだと、ハサミが「ちょうど指くらいの長さ」による操作の自由感をよりいっそう強く感じます。「ちょうどココ切りたい」という場所に、ちょうどよく刃を当てられる感じ。切れ味がいいので、毛先が変に不揃いになることもありませんでした。ハサミの先っぽがやや細くなっているのも、前髪を切る際の視界の邪魔にならないのでとても良いです。

こちらがAfter。とりあえず前髪を重点的に短くし、もみあげも少々整えました。違い、わかりますか?眉を覆っていた前髪がすっきりして、本人としては視界のストレスからめちゃくちゃ開放されました!あと一ヶ月はいける!

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という事でシゲル工業のハサミの良さを全力で紹介してみました。公式のホームページには、セルフカットのお勧めのやり方や、キッズカットのやり方も詳しく載っています。興味を持った方はぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。



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