関西旅行その1 - 大阪「はなだこ」「穴場寿司」「れだん」
2泊3日で大阪、京都、僅かに滋賀へ旅行へ行ってきました。色々と楽しいインプットがあった旅でした。
初日。伊丹空港へ正午前に到着。小雨が降っていて、少し風もあり肌寒い。朝から何も食べていなかったので、少し小腹が空いている。まずは梅田へ移動する。梅田へは、空港にほぼ直結していたモノレールに乗るとすぐに着いた。
大阪ではまず最初にたこ焼きかお好み焼きを食べようと思っていた。お好み焼きは色々と情報を漁っても、推しがばらけていて1つの店に特定しきれなかったが、たこ焼きは割と多くのメディアで「はなだこ」が1番うまいと推されていた。「はなだこ」は、大阪梅田駅にある飲み屋街「新梅田食堂街」の一角にあった。
はなだこへ着いてみると、すごい行列だった。少し並んでみて、進捗も悪く30分はかかりそう…と覚悟したところで「お持ち帰りの方はいませんかー」との声。どうやら、長蛇の列は店内での食事希望のお客のようだった。僕は空腹のまま並ぶのはあまり好きではないので、持ち帰りにしてその辺で立ち食いすればいいだろうと思い、持ち帰りを申し出た。あっという間に買うことができた。
受け取りの際、店内での食事希望の方の様子を見ると、ほんの4、5人くらい向けの立ち食いのカウンターがあるだけだった。なぜそんな所で食べるためにあんなに並ぶのかちょっと不思議だった。
さて、たこ焼きを食べてみる。
これは確かに美味しい!ふわふわしていて、タコが大きくてプリプリしている。ソースもさりげない感じで、全体的にまとまりとバランスがいい感じ。なるほどー。少し小腹を満たした所で、酒が飲みたくなったので立ち飲み屋「初音」でビール、おでん、串カツ2本を食べる。
少し酒を入れたことで移動することにする。今回の旅では銭湯、サウナもたくさん回りたいと思っていた。まずは、新世界にあるスパワールドに行ってみた。
スパワールドはお風呂のレジャーランド的な所で、サウナ&水風呂が広くてとても良かった。入場料は、大人1,500円。一日中遊べてプールや別料金とはなるがダーツ、卓球といった遊びもできるようで家族で遊びにきても楽しそうだった。
ひと心地ついたところで、ホテルへ移動。
途中、「清水湯」という銭湯があったので立ち寄る。暖簾がかっこいい。
脱衣所から風呂エリアへ螺旋階段を登っていく不思議な作りだった。お客さんの3割くらいは刺青がはいっていて、中々背筋が伸びる思いでの入浴だった。風呂場は明るく、気持ちがよかった。
夕食は関西出身の友人のおすすめ「穴場寿司」を予約していた。何でも、ネタがめちゃくちゃデカくて安く、大阪で1番有名な寿司屋らしい。期待を高めながら一旦ホテルへチェックインし、穴場寿司へ向かった。
穴場 天満店
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/27005842/
開店の17:00に予約していて、時間に合わせて向かうとかなり行列ができていた。開店と同時にぞろぞろとお客さんが入店し、入り切らない予約なしのお客さんは帰っていた。平日、月曜日の17時なのですごい人気だ。
さて、店内に通されると、かなり簡素な作りの不思議な位置に配置されたテーブルへ通された。店内の隅っこで、壁にテーブルがくっついている。店内にはJ-popががんがん流れている。酒のラインナップに目を通すと、必要最低限という感じだった。これだけの人気店なら寿司だけで客が入るので、こだわる必要がないということかな。
寿司は1番いいやつを…といっても特上にあたる「大名握り」はたったの1,900円。確かに安い。これに鮑の肝(2カン390円)、鯛の荒煮ポン酢、酒はまずは生ビールを注文。
すぐにビールが到着。喉が渇いていたのですぐに飲み干し、間髪入れずに「き(女編に七が三つ)長」のひやおろしを注文。うん…なるほど。
…酒だな。なんというか、「おい酒持って来い!」と怒鳴る人に出す酒…
すんごいハズレを引いたのかと、SAKETIMESで調べてみると、ポジティブな声もあったので開栓からだいぶ経っているのかもしれない。あんまり日本酒の注文はないのかな…なんて考えていると寿司がきた。
確かにネタがデカい。イカは2枚重なってるし、穴子の左上にあるエンガワは見たことないくらいデカい、というか身だこれ。
穴子はフンワリしてるし、美味い。これが1,900円なのは確かに人気が出るだろうな、と思った。
特に追加の注文はせずに会計をしてもらう。4,000円くらいだった。安い。
まだ腹にも余裕がありそうだ。それに、もっと美味しい日本酒を静かに飲みたい気がしている。
そういえば…大阪といえば「れだん」って行ってみたかったんだ、と思い出して住所を調べると歩いて行ける距離にある。電話をして予約すると、3品1,999円のコースと、7品3,999円のコースがあるという。せっかくなので3,999円のコースを予約し、向かった。
れだんには20時頃到着した。
席に着くなり、お通しと、一品目のお造りの盛り合わせが運ばれた。
めちゃくちゃ美味そうだ。器もいい。酒も揃っている。店内の雰囲気も文句なし。これは気合が入る。お造り用に、ポン酢、胡麻油と塩、醤油が出された。
酒は四万十の純米吟醸。帆立を胡麻油と塩で、鯛をポン酢でいただく。パーフェクトに美味しい。あー、ハシゴしてよかったー
…と、ここで急に腹の寿司が膨れ始めたのか、満腹中枢スイッチが急に入った。胃が一気にパンパンで「もう入んねっす」と申し立ててきた。なぜ!?!?何が起きた??
オイッ!がんばれ!と酒を流し込み、感覚をバグらせようと酒を追加。紀土の純米大吟でっせ、まあどうぞ…
ダメだった。もう入らん…
大将に恐る恐る残りのメニューの持ち帰りを告げると、申し訳なさそうに包んでくれた。鱧と松茸の土瓶蒸しだけは持って帰れないので、飲めるだけ飲んだ。
帰り際、お店の方が申し訳なさそうに、「すみません、何か違う感じでした?」と声を掛けていただき、あわてて否定した。いや違うんです、本当に美味かったです、ついさっき食べたお寿司が急に膨れて…すみませんと謝った。しかし、怪しかっただろうなぁ…と、うなだれながら小雨の降る中、ホテルへ戻って1日が終わった。
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