大地の芸術祭越後妻有トリエンナーレ2024~こへび隊活動・受付編【まつだい郷土資料館】~
資料館は縁遠き場所でした
まつだい郷土資料館は、外からは何度も見ているのに、中にはほとんど入ったことがない建物です。
ほくほく線との間にある建物横の駐車場には何度も車を止めて、建物の近くは通っていたのに。
入ったのは、多分FC越後妻有による体操教室のためで、郷土資料館の建物って古くて梁が太いなって感じたって記憶くらいしかないです。
資料館の資料を見た記憶はないけど、一度ゆっくり見てみたいと思っていた場所です。
尾花賢一さんの作品を通して、資料館を楽しむことが出来ました。
尾花賢一さん
尾花賢一さんの作品に初めて出会ったのは、奥能登国際芸術祭だったんじゃないかと思います。
そのあとに出会ったのは「国際芸術祭あいち2022」。
常滑の会場でした。
そのときに、奥能登国際芸術祭で見たことがある!って思って、調べましたから。
そして、冬の越後妻有でも出会い、まつだい郷土資料館での再会となりました。
資料(作品)展示
まつだい郷土資料館の展示は、郷土資料館の名前のとおりまつだいの暮らしに密着した民具や資料が展示されています。
開館準備の際、ひととおり展示内容を見ましたが、味わい深いものがたくさんありました。
わたしは昔過ぎる展示にはあまり興味ないかも。
入口を入ってすぐの漫画から物語がスタートします。
ここから資料館と「しりょう」館が混在します。
言葉遊びを超えた「しりょう」館も見どころのひとつだと思います。
注意深く見ていかないと気付かない作品を楽しむ仕掛けが仕込まれていますので、少しだけですがヒントになることを来訪者にご案内していました。
郷土資料館としても作品だと思いますが、そこにアートが重なることで、違った見え方がするんだなって思いました。
来訪者が途切れたときには何度もひとりで見て楽しめました。
作品をひとりで楽しむ。
しかも一日中、同じ作品で受付をするわけで、それは一日中同じ作品と向き合うことになります。
作品について自分で気付くこともあれば、来訪者との会話をするなかで気付かされることもあります。
お客さんが介在することで作品についての会話がなにかしら生まれるんで、予期せぬ気付きもありますね。
付喪神様
古きものには魂が宿ると言われています。
この建物も築140年。
展示物も魂が宿るほどに大切に使われてきたものばかりです。
魂を感じながら「しりょう」館を感じてほしいと思ってご案内させていただいた、楽しい時間でした。
では。
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