大地の芸術祭越後妻有トリエンナーレ2024~こへび隊活動・受付編【みどりの部屋プロジェクト】~
今回展初めての受付活動
7月13日に開幕した大地の芸術祭越後妻有トリエンナーレ2024ですが、早速こへび隊活動として受付に入りました。
みどりの部屋プロジェクト
2006年にまつだいで始まったプロジェクトですが、その後2012年に八箇甲に場所を移してこれまで続けられてきました。
八箇甲に移ってから10年以上が経ちました。
現在使用している建物は、元々は市営スキー場のリフト管理棟だったものだそうです。
その建物は、十日町の市街地にあった木造校舎が立て替えられる際、解体して発生した木材を利用して作られているそうです。
作品を見る際にも、太い梁や継いだ部材などを見ることが出来ます。
地域の方が地域のことや作品のこと、旧市営スキー場のことなどを説明してくれて、そう話してくれました。
この建物も老朽化により、会場としては最後の展示となることが発表されています。
みどりの部屋プロジェクトが好きな理由
8回展
前回展では、何度かこへび隊でみどりの部屋プロジェクトの受付を担当しています。
2022年の第8回展では、コロナ禍での開催、4月から11月までの長期の開催ということもあり、わたしが受付を担当した何回かのうちの初めの頃は、作家の酒百さんが開館中も作品制作をしていました。
雪の葉
作品は『雪の葉』。
真っ白な部屋に、淡い色でフロッタージュされた葉が重なる部屋です。
今回展も同様に行われているんですが、2階ではみどりの部屋プロジェクトのワークショップが行われていて、地域の方が交代で来訪者の対応を行ってくれていました。
作品への来訪者が途切れた際など、制作中の作家さんと話をする様子に、信頼関係が出来ている様子が感じられました。
みどりのトンネル
こへび隊の受付をしたのは、みどりのトンネルの苗を植える直前の日でした。
既に骨組みは組まれて、苗が用意されていした。
みどりのトンネルが成長すると、どんな感じになるんだろうと楽しみでした。
そして別の日に受付で会場に行くと、見事なみどりのトンネルが出来ていました。
夕顔、糸瓜など、たくさん実る様子に驚き、地域の方たちが収穫して来訪する方たちに配り、とても喜ばれる様子、会話が交わされる様子がとてもよかったです。
作家さんと地域の関係が素敵だったのと、受付で訪れた我々とも気軽に接してくれましたし、来訪者をもてなすなど、作品を中心として来訪者を含めた関係がとてもよかったのです。
今年のみどりの部屋プロジェクト
こへび隊制作補助
前回展でよかったし好きだと感じたのが『みどりの部屋プロジェクト』だったから、今回展の制作補助にも参加しました。
その際は、骨組みを組み立てる前で、畝などが作られた状態でした。
作品制作補助を通じて地域の方、作家さん、他のこへび隊の方々と話も出来たし、とても満足した活動でした。
もてなす気持ち
受付のために会場に到着すると、地元の方が大地の芸術祭開催年の積雪を示す展示制作を行っていました。
作品への来訪者をもてなしたい、地域のことを知ってもらいたいからと、白いメッシュ状のシートで雪の高さを表現していました。
「こうすれば、見て分かりやすいだろ」なんてちょっと自慢気に言っていましたね。
その姿がまたいい感じです。
実際の高さをそこに表しているので、例年ですと自分の背丈より高く、でも今年が極端に少ないことが一目でわかりました。
確かに、今年の積雪は少なかったですが、やっぱりこんなに少なかったんだな。
こうやって来訪者に地域のことを伝えようとする、もてなそうとする姿、集落にそういうひとがいるってのがいいな。
受付
久しぶりの受付だったので、会館の準備はどんなふうにやるんだったのかなって思い出しながら、当然マニュアルを確認しながらの作業です。
この日の到着時には作家さんや地域の方が来ていて、開館の準備は終わっていたので、受付開始時の現金の確認など。
日報が見本しかないのはこの日だけです。
朝礼
時間を戻しMonETでのこへび隊朝礼。
スタッフがこへび隊の配置、送迎などの話をした後に、総合ディレクターの北川フラムさんからチカラの入った挨拶がありました。
・もっとこへび隊に多くの方に参加してもらい、特に若い世代にもより多くの方にこへび隊に参加してもらいたい。
・こへび隊を盛り上げるのは、まずは現在参加しているこへび隊であり、大地の芸術祭を訪れた来訪者にもこへび隊をやってみようかなと思ってもらうキッカケになるように、元気に受付をしよう。
超要約するとそんな話だったと思います。
違ってたらごめんなさい。
そのあとは朝の掛け声。
“頑張っていきまっしょい!“
なんと、わたしが今年初回の掛け声を務めさせていただきました。
とても緊張しました。
受付の話に戻って
受付の話に戻して。
たくさんの来訪者に来ていただき、ワークショップでは待つ方がいらっしゃるほどでした。
十日町市営スキー場での想い出を懐かしそうに語ってくれる方がいたり、作家さんや地域の方と作品やかつて使われた器具について話をしたりと、とても充実した1日でした。
作家さんや地域の方が、作品について制作当時の想い出を含めて語ってくれたのがとても良かったです。
みどりのトンネル
開幕日にはまだトンネル状につながっていなかったわけですが、8月上旬にはトンネルになるかな。
そして夕顔や糸瓜といった野菜も収穫出来て配られているかも。
楽しみですね。
いいタイミングで受付に入られるといいな。
作品や地域の方との再会が楽しみです。
では。
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