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【自転車旅行記】2006年春②広島・愛媛編 ~しまなみ海道、道後温泉など~(3/18~3/20)

今日はサイクリストに人気のしまなみ海道です。早速いきましょう!

*本マガジンの説明はこちら
*よろしければ2006年春①もご覧ください

* * *

2006年春、初めての春の自転車旅行、初めての西日本の自転車旅行について書いていきたいと思います。

自分で自転車旅行(合宿プレ企画、アフター企画)を企画、自転車部の合宿も含めてトータル21日間の行程でした。

基本情報

期間:2006年3/18~3/20
距離:156.6km
獲得標高:3,397m
コース概要:尾道ーしまなみ海道ー今治ー松山(広島・愛媛)
形式・人数:自転車部春合宿(プレ企画)・グループ(6~9名)

コース全体

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詳細コース

*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。

日本で一番人気の自転車ルートといっても差し支えないしまなみ海道を通って、いよいよ四国に渡っていきます。

しまなみ海道とは

本州から四国へ陸路(橋)で渡ろうとすると3つのルート(本州四国連絡道路)があります。

東から、

①明石海峡大橋&淡路島&大鳴門橋:明石ー淡路島(兵庫)ー鳴門(徳島)
②瀬戸大橋:倉敷(岡山)ー坂出(香川)
③しまなみ海道:尾道(広島)ー今治(愛媛)

となります。

このうち、①②は橋が自動車専用道のため自転車では渡れません。
一方、③しまなみ海道は唯一、自転車で走破できるルートです。

しまなみ海道は、広島・愛媛間の瀬戸内海に点在する6つの島を7つの橋で結ぶルートです。

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*図:Wikipediaより引用

それぞれの島の個性やそれぞれの橋のバリエーション等を楽しむことができるために、おそらく日本で一番人気のサイクリングロードといえるでしょう。

これらの島々(芸予諸島)を根城にした村上海賊のストーリーは日本遺産に認定されています。また、瀬戸内海国立公園のエリア内でもあります。

3/18 尾道ー大三島

行程:尾道ー向島ー因島ー大三島
宿泊地:多々羅大橋付近(風呂:多々羅温泉しまなみの湯)

しまなみ海道は自転車で走破できるといいながら、尾道から第1の島、向島まではフェリーを使いました。そして、この日は残念ながら雨。(写真:尾道水道のフェリーに乗って向島へ)

春旅 南紀他 2006 03 18 (4)

もちろん橋(尾道大橋)もあるものの、尾道・向島間は海の幅が狭くて、フェリーが超高頻度で行き交っているため、こっちのほうが便利です。

向島の造船所では、当時公開されていた映画「男たちの大和」の原寸大ロケセットが公開されていました。興奮!(写真:戦艦大和の映画セット)

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そんなこんなで、我々にとっての第1の橋となった因島大橋(本来はしまなみ海道で第2の橋)。1983年の完成当時は日本最長の吊り橋だったそうで、長いですね~。そしてかっこいい!渡るためには、この橋の高さまで登らなくてはならないのが微妙に大変です。(写真:因島大橋)

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歩行者・自転車は2層構造の下部分を渡らなくてはならず、あまり景色はひらけません。(写真:因島大橋内部)

春旅 南紀他 2006 03 18 (12)

第2の島、因島に入ります。意外と起伏の多いルート。。(写真:因島、海沿いの道)

春旅 南紀他 2006 03 18 (17)

因島は先ほど述べた村上海賊の本拠地でした(ただし、それら関係の見所は全てスルー。。)。

続いて、我々にとっての第2の橋、生口大橋。

こちらも1991年の完成当初は世界最長の斜張橋だったものの、一瞬(約11日)で海外の橋に抜かれたそうです。また、しまなみ海道の斜張橋といえば、後程出てくる多々羅大橋のほうが知名度では上かもしれません。でも、十分いい橋ですよね。(写真:生口大橋)

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生口大橋は自転車も橋上を走れます。
ストリートビューを貼ります。(ストリートビュー:生口大橋を渡る)

渡った先、生口島(第3の島)の写真が残っておらず、多分特にどこも寄らず通り過ぎたっぽいです。生口島には国宝の三重塔があるのだが。。当時は気が付かなかったか。。無念。。

そして、この日最後の橋で我々にとっての第3の橋、多々羅大橋。霧が濃くなった上に夕方だったもんで、全然見えません。。(写真:多々羅大橋の上)

春旅 南紀他 2006 03 18 (29)

この橋を渡って、第4の島、大三島に渡りました。大三島から愛媛県です。

こちらもストリートビュー貼っておきます。(ストリートビュー:多々羅大橋を渡る)

3/19 大三島ー今治

行程:大三島ー大島ー今治
宿泊地:記憶なし(風呂:記憶なし)

朝、昨日渡った多々羅大橋。今日はよく見えます。(写真:多々羅大橋)

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こちらは、1999年の完成時は世界最長の斜張橋であり、現在は世界5位だそうです。国内では今でも最長の斜張橋です。かっこいい!

大三島は、「神の島」「国宝の島」との異名を持ちます。なぜなら、大山祇神社という由緒ある神社があるからです。

なんでも、この大山祇神社は「日本総鎮守」と呼ばれているそうです。その信仰っぷりについてちょっとWikipedia を引用します。

山の神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた。<中略>源氏・平氏をはじめ多くの武将が武具を奉納して武運長久を祈ったため、国宝・重要文化財の指定をうけた日本の甲冑の約4割がこの神社に集まっている。

とにかくすごいパワースポットということですね!国指定名勝でもあります。(写真:大山祇神社)

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境内へ。樹齢2600年といわれるクスノキ。このあたりのクスノキ群は国指定天然記念物とのこと。(写真:天然記念物のクスノキ、大山祇神社拝殿(重要文化財))

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続いて、我々にとっての第4の橋、大三島橋で、伯方島(第5の島)に渡ります。大三島橋はしまなみ海道唯一のアーチ橋です。(写真:大三島橋)

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天気もよく、橋上を渡れるので気持ちいいです。(写真:大三島橋の上)

春旅 南紀他 2006 03 19 (20)

こちらもストリートビュー貼ります!(ストリートビュー:大三島橋を渡る)

伯方島はさらっと通り過ごし、我々にとっての第5の橋、伯方・大島大橋を通り、しまなみ海道最後の島、大島(第6の島)へ。(写真:伯方・大島大橋)

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大島には、亀老山展望台という絶景ポイントがあるとのことで、そこへ向かいます。激登りでした。(写真:亀老山の登り道)

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その絶景というのが、大島と四国本島(今治)を結ぶ来島海峡大橋(我々にとっての第6の橋)の眺めです。来島海峡大橋は、3つの長大橋梁により構成された世界初の3連吊り橋で、全長は4,105 mです。ラスボスですね。(写真:亀老山から眺める来島海峡大橋、夕焼け)

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この後、山を下りてこの来島海峡大橋を渡り、四国本島へと突入しました。橋の上は猛烈な突風が吹き荒れており、メッチャ怖かったのを憶えています(写真を撮るどころではなかった)。

せめてストリートビュー貼ります。(ストリートビュー:来島海峡大橋を渡る)

3/20 今治ー松山

行程:今治ー松山
宿泊地:三津浜駅(風呂:道後温泉)

この日は、愛媛の玄関口、今治から松山へ向かいます。

今治城です。ただし、模擬天守の鉄筋コンクリ製。(写真:今治城)

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今治城は日本三大水城で、堀に海水を引いてるという海を最大限に活用した城。構造自体は面白いです。

松山までは、シーサイド道路を行きます。(写真:国道196号)

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あっという間に松山に到着。坊ちゃん列車です。普通の路面電車も風情があっていい感じですね。(写真:坊ちゃん列車と松山の路面電車)

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そして、道後温泉。温泉本館は重要文化財であり、近代化産業遺産でもあります。いいお湯でした~。(写真:道後温泉本館(重要文化財))

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この後、市街で泊まれそうな場所を探すものの見つからず、三津浜という駅で駅寝。今思うと、すごいバイタリティですよね。

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しまなみ海道、書きごたえありました。また行きたいなぁ~。レンタサイクルとかも充実しているのでおすすめです。

それでは!

*カバー写真:来島海峡大橋(愛媛)

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