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【自転車旅行記】2007年初秋 神奈川・静岡・山梨 ~箱根越え、富士山麗など~(9/25~9/28)

いつもお読み頂きありがとうございます!

さて、先日書いた通り、1人旅の旅行記を書いていきます。

2005年からコツコツと続けている自転車旅行の記録を作成しています。全47都道府県を制覇しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら

* * *

2007年初秋、大学在学中の私でしたが、ゼミ合宿が河口湖で実施されるとのことで、自転車で行ってしまおう!と思い立った際の記録となります。

基本情報

期間:2007年9/25~9/28
距離:205km
獲得標高:3,081m
コース概要:鎌倉ー小田原ー箱根峠ー沼津ー白糸の滝ー鳴沢ー河口湖ー都留ー猿橋(神奈川・静岡・山梨)
形式・人数:個人企画・ソロツーリング

コース全体

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詳細コース

*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。

駅伝でもお馴染み箱根の山登り。もちろん自転車で行っても、それはそれはキツいコースでした。

9/25 鎌倉ー沼津

行程:(輪行)鎌倉ー小田原ー箱根峠ー沼津
宿泊地:知人宅

自宅(千葉)から北鎌倉まで輪行。総武線快速1本で行けるのでありがたかったです。

この日は神奈川を横断予定。

取り急ぎは鎌倉、鶴岡八幡宮を軽く観光。(写真:鶴岡八幡宮境内、鶴岡八幡宮楼門)

富士山麗旅行 2007 09 25 (6)
富士山麗旅行 2007 09 25 (4)

朝早いので、人が全然いません。こういう瞬間好きです。
本殿等の社殿等は写真を撮り忘れてました。。境内は国の史跡ですね。

長谷寺にも寄ります。(写真:長谷寺から鎌倉・三浦半島方面を一望)

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さて、江ノ電に沿って江の島方面へ走ります。(写真:江の島電鉄)

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この江の島が見えてくる感じ好きです。(写真:国道134号)

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当然寄ります。(写真:江の島神社辺津宮)

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ここからの景色も最高です。ヨットでも乗りたいなぁ。(写真:江の島から鎌倉方面を望む)

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その後、湘南ビーチに忍び込みつつ西進します。ビーチクルーザーに乗っている人もちらほら。(写真:湘南ビーチ)

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小田原城まで来ました。ここは国の史跡に指定されています。(写真:小田原城天守)

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そして、この日のメインディッシュは箱根越え(846m)になります。色々と観光もしつつだったので、この時点でやや体力の残存具合に不安が。。

そうは言っても峠があれば黙々と登るしかないです。

ちなみに箱根越えというと、皆さん駅伝で走る国道1号を想像する方も多いかもしれません。一方で、江戸時代に整備された東海道における箱根越えの道のりは国道1号とはやや異なります。

国道1号のルートは明治以降に開拓されたルートで、江戸時代の箱根旧街道のルートは県道732号に沿ってありました。この県道732号では随所で当時の街道の面影が見られます。(写真:箱根旧街道)

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旧街道の様子が分かるストリートビューも貼っておきます。(ストリートビュー:箱根旧街道、畑宿一里塚)

そして、坂もかなりきついです。この看板、震えます。。(写真:県道732号)

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こんな感じのクネクネ具合。。

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しかし登り切ります。芦ノ湖にでます。この辺りは富士箱根伊豆国立公園です。

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そして、もう少し登ると箱根峠があります。大分ヘロヘロです。

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一気に下って、沼津方面へ。柿田川湧水群に向かいます。

柿田川湧水群は、富士山の地下水がこんこんと湧き出すスポットで、その大量の湧水によって一級河川である柿田川の水量がほぼ賄われています。(写真:水が湧き出しているところ)

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湧水群によって、突如として流れだす川って不思議な感じです。湧水群は名水百選、国の天然記念物です。さらに、柿田川は日本三大清流の1つですね。(写真:柿田川)

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この日は沼津市内の知人宅に泊めていただきました。

9/26 沼津ー鳴沢

行程:沼津ー白糸の滝ー鳴沢
宿泊地:富士緑の休暇村

沼津から富士宮市へ。そして富士山の西側にもぐりこんでいきます。

白糸の滝です。当時は登録されていませんでしたが、2013年に世界文化遺産に登録されています。「富士山」の構成遺産ですね。(写真:白糸の滝)

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優美です。川による滝というよりも、崖から地下水が沁み出ているといった滝になります。こちらも富士山系の湧水で、豊富な水量は富士山の懐の深さを感じます。国の名勝、天然記念物でもあります。

こちらは近くの別の滝です。こちらも見事。(写真:音止の滝)

富士山麗旅行 2007 09 26

朝霧高原、そして青木ヶ原樹海を突っ切っていきます。白糸の滝含め、この辺りも富士箱根伊豆国立公園ですね。

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青木ヶ原樹海を1人で走っているときは、昼間なのに何だか背筋がゾワゾワしました。

途中、遠くに本栖湖が見えました。(写真:県道71号線)

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さて、鳴沢氷穴に寄ります。溶岩が固まる過程でできた洞窟で、内部は夏場でも1桁台の温度です。国の天然記念物です。(写真:鳴沢氷穴)

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内部に潜入。

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冬場の雪(氷)が残ってます。そりゃひんやりするわけですね。さすが氷穴です。

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この日、鳴沢村のゼミ合宿の宿舎に到着して、自転車旅行の前半部は終了です。

9/27 鳴沢

行程:ゼミ合宿中
宿泊地:富士緑の休暇村

この日は、ゼミ合宿でした。お勉強しつつ、富士Qハイランド等に遊びに行ったりしました。

9/28 鳴沢ー猿橋

行程:鳴沢ー河口湖ー都留ー猿橋(輪行)

さて、ゼミ合宿も終了。帰宅します。

後半部は、河口湖町を経て中央本線まで走ります。

河口湖では、遊覧船に乗って富士山を眺めます。もちろん世界遺産で、富士箱根伊豆国立公園のエリアです。(写真:河口湖)

二日目 2007 09 28 (6)

ここからは、基本はずっと下りなので、イージーモードです。

途中、都留にあるリニア見学センターに寄りました。(写真:リニアモーターカー)

富士山麗旅行 2007 09 28 (2)

この時は、リニアモーターカーはまだ営業運転の予定は示されていませんでしたが、現在は東京ー名古屋間を絶賛路線建設中ですね。一部、問題山積していますが。。

最後は国の名勝、猿橋に寄ります。(写真:猿橋)

富士山麗旅行 2007 09 28 (4)

猿橋は、桂川の狭い谷部分に架けられた橋で、江戸時代によく用いられた刎橋(はねばし)という構造の橋です。日本三大奇橋の1つです。

富士山麗旅行 2007 09 28 (8)

現在の橋は復元で、完全な木造というわけではなりません。ただ、それでも当時の技術力を感じます。谷に横に刺した木材が橋を支える構造です。プロポーションもカッコいいです。

不思議な視点のストリートビューがあったので貼っておきます。(ストリートビュー:猿橋)

谷も深いし、きれいです。(写真:桂川)

富士山麗旅行 2007 09 28 (6)

なお、猿橋から同じく桂川を渡る水道橋を見ることが出来ます。
これは、桂川沿いに点在する水路式の発電所施設の一部で重要文化財にも指定されています。(写真:八ツ沢発電所 第一号水路橋(重要文化財))

鳥沢駅(確か)から輪行して帰りました。

* * *

この時は、1人旅といってもキャンプはなかったし、ゼミ合宿も挟みましたので寂しさは少なかったですね。程よい感じで楽しめました。

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それでは!

*カバー写真:鶴岡八幡宮参道(神奈川)

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