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事業の0→1ってどうやるの?〜素人が京都のホテルとシャンプーを開発したら〜

東京にあるPR・ブランディング会社の代表取締役、有村理沙(以下、りさ)と申します。現在、京都 嵐山のホテルのためのコンセプトシャンプー「母と娘のシャンプー "Ms. and Mrs."」を開発中です!

PRプロデューサーの仕事は、基本的には「すでに存在している物やサービスのPR」になります。しかし元々コンサートプロデューサーやアーティストのPRをしていた私は、普遍的なもののPRもいいけど、自分のアイディアで新しい価値や魅力を創り出していくことも好きなんです。

商品やサービスは一度できてしまうと、モデルチェンジや色違いの発売、アップデート版の発売はありますが、リリースのたびに0→1になることってあまりありませんよね。

全て出来上がった状態で、作った本人たちが「ここが最大の魅力です!」「ここが他社との決定的な差別化ポイントです!」がわからないとなると、PRするのはなかなか大変です。(作った人が魅力をわからないことなんてある?と思うかもしれませんが、作り手は基本的には職人気質ですので、PRやマーケティング目線はないことがほとんどです。だからその魅力を引き出して広げていくのがPRの仕事でもあります)


独立して企業の商品やサービスのPRをするようになり、「作る段階からPR目線があるのとないのでは、その後のPRのしやすさやお客様へのメッセージの届き方がまったく違うなぁ」と感じるようになりました。そこで自分で0→1で商品を作りだし、PRやブランディングまで一貫してやる、というプロジェクトに挑戦中なわけですが、まぁ大変です。というわけでどうやって0→1で事業を作るの?という軌跡を書いてみようかなと思います。


1) まずは自分で商品を試しまくり、現場調査に歩き回る
2) noteや記事で0→1で事業を立ち上げた人のやり方を学ぶ
3) 様々な分野の人に会い、意見を聞いてみる

1) まずは自分で商品を試しまくり、現場調査に歩き回る


今回京都のホテルに置くシャンプー・リンスを作るわけですが、私がシャンプーに詳しいかと言うと、全く詳しくありません。笑

だからとにかく気になるシャンプーを取り寄せたり、変態的に成分に詳しい美容師の知り合いにおすすめを教えてもらったりと試行錯誤しています。私は不器用なので、自分が本気で「これいいよ!!」と言えるものを作らなければ、PRすることはできません。毎日使うものだからこそ、その時間が毎日の癒しになるようなものにすべく成分・香り・パッケージなど日々リサーチしています。

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ホテルにも実際に宿泊してリサーチ。使用感はもちろん、色味もパッケージも置き方も異なるので、(自分ならどういうものが心踊るかな?)と向き合ってはメモしまくっています。

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どんなものだったら、どんなシチュエーションで写真を撮りたくなるかな?も日々写真を撮って実験中。

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これはSABONのクリスマス限定ボックスですが、やはり限定って可愛いですよね。映えだけを狙うつもりはありませんが、女性にとって見ているだけでテンションが上がるって大事な要素。


2) noteや記事で0→1で事業を立ち上げた人のやり方を学ぶ

本を読むのは好きなのですが、著者となると一つの偉大な事業を成し遂げた方が多く、今の私の場合は事業の立ち上げという目線ではあまり参考にならないかもしれません。そこでnoteやインタビュー記事を探し、自分にも再現性がありそうな立ち上げストーリーを読み漁っています。

もちろん彼・彼女たちは私とは比較にならないほどの時間と労力を使って事業を立ち上げているので、「何甘いことをいっているんだ!」というお言葉は覚悟の上ですが、今は色々な人が発信者として記事を書いたりSNSで発信しているので、勉強させていただいています。


ちなみに私が食い入るように読んだのは

■美容メディアDINETTE、コスメブランドPHOEBE BEAUTY UPを運営し、約3億円の資金調達を行った 尾崎美紀さんのnote

■再販売の度に完売が続く、24hブラ プロデューサー こじみくさんのnote

■飲食店経営・プロデュースをされている 永谷佳代子さんのnote

ほか多数となっております!笑


みなさんに共通するのは

①みんな最初の一歩があったこと
②そして初めはその最初の一歩すらわからなかったこと

です。


励まされると共に、(やはり物作りは工場探しなんだな)とか(トラブルはつきものなんだな)などわかってきます。私の記事もいつか誰かの背中を押すことができるといいなと思う日々です。


3) 様々な分野の人に会い、意見を聞いてみる


元々人に会うことが好きなので、仕事に関係なく気になる人にはお声がけしてお会いしています。(貴重な時間を割いて会ってくださる方には本当に感謝です!)SNSでは相手がどんなことをしていて、どんなマインドセットなのか少なからずわかるし、相手にも私のことを最低限わかっていただけた状態で会うことができるので、リアルな出会いだけでなくSNSでも素敵な出会いがたくさんあります。

ここ一ヶ月だけでも

①1食ですべての栄養が摂れる、完全栄養プロテイン「KOREDAKE」創業者のブルさん

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クラブハウスの私が開いたルームで質問をしてくださったことがきっかけ。女性が1食に必要な31種類の栄養素をすべて含んだウェルネスプロテインを開発し、100個以上の工場にアプローチして0→1でものづくりをしたそう。

開発にかける熱意もそうだし、ビジョンが明確で、そのやさしい世界観が大好きで個人的にもKOREDAKEのファンになりました。最近商品をリニューアルし、売り切れ続出(個人的には買えなくてぴえん笑)


②スキンヘッド向けDtoC商品や動画マーケティングなど2社を経営する高山芽衣さん

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Twitterで知り合い、美女&媚びないお人柄に惹かれて2020年にお茶をして熱くビジネスのことを語りあいました。若い美女がスキンヘッド向けのメディアを運営しているというギャップだけでも良いのに、そこから作った商品のブランディングも世界観も攻めていてますます大好きに。

芽衣さんはものづくりの大先輩なので、どうやって作ったのか教えてもらったり、女性だったらどんなシャンプーがいい?とご意見をいただきました。本当にいつも良い意味で破天荒で攻め攻めなビジネスをしていて尊敬しています。


③美容師の方々

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毎日誰よりも髪に触れる機会があるのは美容師さん。私は日々インスタグラムのストーリーでアイディアや悩みなど脳内だだ漏れ状態なのですが笑、「シャンプーを開発することになりました!」「でもやったことがないのでわからないことしかない頑張る・・・」など発信していると「私美容師です!」「もし私にわかるできることがあったら聞いてください♪」など色々な方からDMをいただくようになりました(本当にありがとうございます!!)

私が「成分とかわからない・・・むずい・・・でもお客様にとっては大事な要素ので勉強しなきゃ・・・」とあげると、お一人の方が美容成分辞典など4冊を貸してくださいました涙

私にはこの領域に関しては知識も実績もスキルもありませんが、情熱は人に伝わるんだな・・・と改めて思っています。情熱を受け取って助けてくださる方々には本当に感謝しています!

④クラブハウスで出会った大先輩女性経営者
⑤インフルエンサーマーケティングをしている会社の社長
⑥友人の食事会で偶然会った大手広告代理店勤務の方
⑦ホテルが大好きな女子大生グループ
⑧投資関係の仕事をされている方
⑨インスタのストーリーズにご意見をくださるフォロワーさん
⑩仕事をご一緒しているクライアントさんたち


など・・・色々な人に会い、アドバイスをいただきました。たくさんの方に応援していただいているので、進捗や成果をご報告できるよう一歩ずつ進んでいきます。

現在絶賛工場探し中ですが、実際にアプローチして初めて「あ、こういう情報がいるんだ。」「逆にこれはもっと後でいいのね?」というのがわかってきました。0→1って大変だけど、それをはるかに超える楽しさとワクワクがありますね。

今日は「事業の0→1ってどうやるの?」について書いてみました!それではまた♪

---- Ms. and Mrs. 及び "みやりさ" の最新情報はこちら♪ ----

▶︎SNSで出会った女社長2人が、出会ったその日にオリジナルプロダクトをつくる事になったワケ

▶︎有村理沙
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▶︎松下美耶
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