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日本の学校②教師の返しに長女が泣いた

日本の学校での娘たちの様子、出来事など、順序だてて書こうと思っていたのだけど・・・今日、また一つ事件が起きた。

中3の長女が学校で泣いた。

長女が学校で泣くのは今回が初めてではない。もうすでに、何度も泣いている。
残念ながら、日本の学校はまだ昭和の匂いがプンプンする。

私は、長女の事を「エジソン」だと思っている。(私はエジソンの母にはなれなかったけど・・・)
長女は昔から、「なんで?」が多く、質問に答えていたら性教育も4歳で終わってしまった。
「なんで空は青いの?」と長女に聞かれたときには「エジソンか!」と心で突っ込みを入れた。

そんな我が家のエジソンは、もちろん日本に来てたくさんの「なんで?」を投げかけてきた。それは、また長くなるので少しずつ書くとして、今日の「なんで?」は、数学だった。

公式を一つ習ったらしいのだけど、その公式の中に入っている数字に疑問をもったので、先生に直接質問をした。
「なぜ、この数字がここにあるのですか?どうして、この数字が2度も出てくるのですか?」
その質問に、先生は
「公式を覚えればいい」
と、答えたので、
「いや、私の質問はどうしてこの数字がこの公式のここに使われているのかということです」
と言い直すと、
「公式を覚えればいい」
このやり取りを3回したらしい。

怒りがこみ上げ、英語で訴えようかと思ったけど、なんとか留め、授業後に悔しくてクラスメイトに話していたら、涙が出て止まらなくなった。
その後、担任が来て保健室に行き、気持ちを落ち着けたらしいのだけど、家に帰ってきてその話をしながら、また怒りに燃えていた。
この先生とのやり取りは、私には職務の怠慢に思える。生徒の質問に、とにかくこれを覚えればいいのだ、と答えない。長女は、自分の質問を無視され、暗記を強要されたことがとても悔しかったよう。

私も学生時代は何も考えずに公式に当てはめて解いていたような気もするし、先生が公式の説明をしてくれたような気もする。30年以上も前のことだから、覚えていない。どっちにしろ、その公式の数字の意味を知らなくても、公式に当てはめれば確かに問題は解けるだろう。でも、長女はなぜそのような公式になったのか、その公式で使われている数字はどこからきたのか、それを知りたいのだ。同じ疑問を持っている生徒が他にもいるかもしれない。一生徒が持った疑問に答えるというのは、教育者としての仕事ではないのかな。
「今は時間がないから後で」または、「先生も分からないから後で調べておくよ」でもどんな答えもいい、彼女の質問に答えてほしかった。

明日、長女はもう一度数学の先生に質問してみると言う。それで、同じ返事が返ってきたのなら、まず、担任の先生に報告し、それで解決できないのならば、私が直接先生と話す、と娘との話し合いで決まった。

さて、明日何が起こるのか。どうなるのか。
この続きを書く時間があるのか・・・?
We'll see…

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