荒野を目指した孤高の女性芸術家―ジョージア・オキーフ
アメリカのサンタフェにある、ニューメキシコを愛した芸術家、ジョージア・オキーフの美術館に行ってきました!
ジョージア・オキーフとは1887年11月15日、ウィスコンシン州生まれ。
シカゴ、ニューヨークでアートを学びます。
一度美術教師としてテキサス州アマリロに移り住みますが、そこで荒涼たるアメリカ西部の平原の美しさを発見します。
その後ニューヨークで、モダンアーティストとして活躍します。(女性モダンアーティスト第1号と言われている!)
そして、1935年に、ニューメキシコ州サンタフェの北西約80kmの小さな村アビキューを初めて訪れます。
そこでアドービ建築の古い空き家にあった、壊れかけの戸口を見た瞬間「この家を何としても手に入れよう」と決心。
夏から秋にかけては、アビキュ-からさらに北西へ約20kmにあるゴーストランチの家に住むようになります。
そこでもたくさん作品を残しました。
そして1946年ニューヨークから、アビキューに移住。
1986年、98歳で亡くなるまで、作品を遺しながら暮らしました。
彼女は、「荒野は不毛で危険に満ちている」という認識しかなかった時代に、「荒野は美しい」ことを再発見し、表現し続けました。
妥協を許さぬ屈強な精神と、なにびとからも解き放たれた自由を勝ち得るため、彼女は荒野を目指したのです。
「大事なのは、未知のものを既知のものにすることである。」(ジョージア・オキーフ)
オキーフの名を世に広めた「花」を描いた一連の作品は、ニューメキシコ州への移住以前、ニューヨークで描かれています。
後にさまざまな解釈がなされた花のクローズアップの作品群は「花を小さく描くことへの反発」という意外に単純な理由から始まったようです。
彼女の後半生に描かれた作品のほとんどは、乾いた大地や広い空間からインスピレーションを受けています。
まさに彼女の住んでいたニューメキシコの風景そのものです。
彼女は「本当に自分に必要なものだけ」を追い求めるミニマリストでした。
現在はそのライフスタイルにも注目が集まっています。
アートってやっぱり良いですね✨
心が落ち着きます❤️
参考文献
「地球の歩き方 ダラス、ヒューストン、デンバー」
執筆者、ゆこりん
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