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今週の選挙(2024 12.15投票)


 最初に申し上げますが、

 この選挙は取り上げません。 他でも多く取り上げられているというコトも有りますが、こんなク〇みたいな選挙、触りたくもない。

 と、いうワケで、残りの4件を御紹介。 やっと個人的事情(引っ越しやそれに伴う金欠など)が落ち着きそうなので、今週は取材に行きますよ! まずはそれから見ていきましょう。




◆【取材予定】静岡県・焼津市長選挙

 4期目を目指す現職に、IT会社役員の新人が挑む一騎打ちです。

 思えば今年は「若い候補が老齢の現職を倒す選挙」「多党が推薦する候補より党の推薦を受けない候補が上回って当選する選挙」が目立った一年だったように感じます。
 当記事でそのような選挙を何度も紹介してきましたが実際に現場で取材したコトはなく、年の瀬に行われるこの選挙でそれが何で有るのかが掴めるような気がするので、行ってみるコトにしました。

 と、いうワケなのでこの選挙も「自公が推薦し、多選のフェーズに入る60代後半の現職」vs「党の推薦を受けない、選挙初挑戦となる40代後半の新人」による、19歳差の対決です。  大きな争点がさして見当たらない中、新人が市民に対して新たな視点・政策を提供できない限り厳しそうに思えますが、一体どうなのかを見に行く予定です。

 では、残りの選挙について触れていきます。


◎茨城県議会議員補欠選挙・古河市選挙区(定数2/4人)

 衆院選に出た県議と古河市長選に出た県議、2つの議席が空いてそれを埋める選挙で、元市議の2人と元商工会職員、そして農業を営む人の計4人で争います。

 元市議のうちひとりは2015年から1期務め任期満了で退任し、医療的ケア児向けのデイサービスと子育て中の親向けのコワーキングスペースを運営しており、選挙に挑むのは9年ぶり。 告示前から辻立ちやビラ配りをしています。

 もうひとりの元市議はこれまで何度も選挙に挑み、2019年に4度目(県議選1回、市議選3回)の挑戦で市議に初当選するも2023年に落選。 先月の市議補選に落選したばかりですが「無投票になるのもどうかと思い立候補するコトにしたようです。 ただ、結果4人も出ているので見立てが甘かったのか引っ込みがつかなくなったのか分かりませんが、立候補してきました。

 元商工会職員は古河市長選に立候補し、落選した元県議の長男。

 自民公認で県議7期の実績を捨てて、どう見ても勝てる見込みの無い選挙に出たのは何故だったのか疑問だったのですが、なんてコトない、「世襲」したかっただけでした。 なんだかなぁ・・・
 というワケで父の地盤をまるっと引き継いだ息子は安定の戦いをしていると思われます。

 そして、直前になって立候補を表明した農業の方は「元参政党県連選対本部長」という、オレンジに輝いた経歴を持っており、公認候補ではないのですがオレンジのTシャツを着た人が応援支援していたり、東京で行われた「パンデミック条約反対」のデモや日本医師会を批判する “博打よわお” こと井川意高氏のショート動画をリポストしていたりする、完全に「アレ」な候補です。
 これらの証拠が有りながら無所属ならいわゆる “ステルス候補” にも見えるのですが、どう見たって勝てるワケもないため、いつも私がチェックしている「参政党候補戦績」には今のところ加えない予定です。

 以上4人で行われる選挙。 まぁ勝ち上がってくるのが誰かは概ね見えている気がしますが、どうなるでしょうか。


◎千葉県・御宿町長選挙

 5期目を目指す現職に会社員の男性が挑む一騎打ちです。

 現職は76歳。 今回当選して4年務めれば80歳の大台に乗ります。 なので「もうそろそろ・・・」という気もするのですが、新人は昨年の市議選(定数10)で次点落選した人なので結果は大体見えているように感じます。 それを覆すコトは出来るでしょうか。


◎東京都・国立市長選挙

 3期目を目指す現職に、元国土交通省職員の新人が挑む一騎打ちです。

 なんと現職には、自公維新に加え都ファと連合東京から推薦が出ています。  選挙事務所には自民の松本洋平氏、自見英子氏から維新の吉村代表&前原(誠)共同代表までの為書きが並ぶという様は、「組織戦」という枠を超えてもはや「カオス」に映ります。

 こんな「The 組織戦」候補に挑む新人は立憲の大河原雅子衆院議員や世田谷区の保坂展人区長が応援していますが本人は「完全無所属」を謳い、ネットも駆使しながら積極的に選挙運動をしています。 構図からして立憲系野党支持者からの票を狙うのでしょう。

 先の衆院選で国立市が属する東京19区は立憲候補が接戦の末、自民候補を下しているので、必ずしも現職が絶対有利だとはいえません。 現職の選挙運動は朝と夕だけ街頭演説するのみ。「残りは公務を優先」というアピールは書いていないので恐らく企業回りをしていると思われます。 新人が勝つには街頭演説などを通じて訴えを広げ “風” を起こせられるかにかかっているのでしょう。 注目の選挙です。



以上です
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます


「今週の選挙」テーマ曲
ギターパンダ / 選挙に行ったけど


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金城ガンヂ
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