人前で話すのが苦手だった私が、誤解していた3つのこと
あなたは、人前で話すことが得意でしょうか?
(口から生まれてきたという人は、これ以上読む必要はありませんw)
私は小さいころから、モノいじりばかりで、人と話をするのが苦手
1対1でも苦手意識があるのに
大勢の前で話すなんて、とても無理! という感じでした
50歳を過ぎて「中小企業診断士」という資格を取得し、様々なコミュニティーに参加するようになると、自己紹介の機会も増えます。
100人以上の前で1時間もプレゼンする、という機会もありました。
当初は、冷や汗タラタラで、失敗の連続です…
そんなとき、どうすればうまく話せるのか、色々学んだことを、今日はお伝えします。
(原因1)人前で話すことを、特別なことと思い込んでいる
人前で話すことに苦手意識がある人は、多かれ少なかれ「特別なこと」という意識があるようです。特別なので、いつもより頑張ってしまう。ある意味、力が入りすぎて、空回りしている感じです。
(原因2)いつもよりうまくやろうと、完璧主義に走ってしまう
さらに、いつもより上手く話そうとして、完璧にやらなければ! と考えてしまいます。自分でハードルを上げてしまう。できないのに、さらに上を目指す。絶対無理、という状況です。
結果もさんざんで、やっぱり無理だった、という失敗経験がトラウマのように脳に刻まれます。これでは、いつまでたっても、うまくいかないですよね。
(原因3)自信の無さが失敗を生む悪循環
自信の無さは、自分で学習した結果です。うまくいかないイメージを自分で強化している。まあまあの結果だったとしても、自己評価は低いまま。自分には厳しい、まじめな人が陥りやすいようです。
うまくいくはずがないという変な思い込み、強固な自信の無さから、失敗しつづけるという悪循環です。
では、どうすれば、この悪循環を断ち切れるのか?
(誤解1)緊張するのは当たり前
そこで、人前で話すのがうまい人に聞いてみました。
プレゼンテーション歴10年以上、大企業向けの研修講師の他、プロのアナウンサーにも話方を指導したことがあるという大先生です。
そうしたら、意外な答えが!!!
「いや~、私だって緊張しますよ!」
「緊張するのは、期待されているから。期待にはお答えしないとね。」
とにこやかに笑います。
こんな凄い人も、実は、緊張してるんだ!?
ものすごい発見でした。
緊張しているのに、堂々と話している。それは、どうやればいいの?
というのが次の疑問です。
(誤解2)堂々とした姿は、演技(スキル)だった!
「堂々と振舞えばいいんです。演技ですよ。演技!」
先生のお言葉に、再び驚愕!
ええ~~っ、あれは演技だったんですか!?
堂々と振舞うには、型があります。型を覚えれば、とりあえず誰でもできる。
困ったときは型通りにやる。それで、たいていのことは乗り切れます。
例えば、
語尾をはっきりと、言い切る
間違えても、謝らない(淡々と訂正すればOK)
大きく、ゆっくり動く
などなど
(誤解3)特別感は不要、いつも通りでOKという開き直り
それでも緊張して、言葉が出てこないときは、聴衆の1人を選んで、その人と1対1で会話することから始めます。雑談、アイスブレイクの1つです。
普段通りに話す調子でOK
他の聴衆は気にせず、1対1の会話から、今日のテーマにつなぎます。
つまり、開き直りが重要ということ
うまく話せないとしても、話すのを途中で止めてしまったり、謝ったりするのは、聞いている人に失礼です。出来る範囲で、話し始めること。体裁を取り繕うより、自然体で、伝えることに集中する方が、誠実で好感を持たれます。
うまく話すことより、伝えたいことが伝わること。
何のために話すのか、本来の目的から考えれば、当然の結論なんですが。
聞いている人は、何か特別なことを期待しているわけではない。
どちらかというと、シンプルでわかりやすい話の方が、喜ばれます。
今日、伝えたいことを一行にまとめておけば、準備OK!
人前で、話し始めるときは、原稿を覚えるのではなく、
伝えたいことを一行にまとめます。
最後に、記憶に残ってほしい一行です
その一行が伝わればOK
そのくらいの心づもりで話し始めれば、緊張も少し和らぎ、
途中でつっかえても、なんとかなります
そういう原理がわかってからは、あまり緊張もしなくなりました。
いや、緊張はするけど、なんとかなる。という開き直りかも?
今日は、人前で話すときのコツをお伝えしました。
あなたの苦手意識が少しでも和らいだら、嬉しいです。
この記事を書いたのは、
もうそうビズ企画 代表 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz
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