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【週間】(05/13 ~ 05/17)週の日本株市場/次週の注目



【軽いまとめ】今週の相場の要点


先週分はこちら。


--- 05/13 (月)
朝note/夕方note ---
金曜日の米国市場ではNYダウが8日続伸。一方で一部のハイテク株は売られていたこともあり、NASDAQ総合はわずかな下落で反落。
欧州株も続伸。

一方で日本株は先週まで続いた上値の重さを払拭できず。日経平均株価とTOPIXは下落で始まり、プラスに転じても押し返されて再び下落に転じて終える。
場中には日銀による国債買い入れオペの額が減額📌していることを受け、先週公表された4月日銀会合「主な意見」で示唆されたとおりに金融政策が正常化に向かっていることを警戒するような動きがドル円、株価、日本の長期金利などにみられた。

---  05/14 (火) 朝note/夕方note --- 
週明けの米国株は翌日から控える相次ぐ重要イベントを前に小動き。
ミーム株の盛り上がりはあった。

日本株は相変わらずの上値の重さ。日経平均株価は朝高後にマイナス圏に一時転じ、5営業日続けてのチャート上の陰線をつけるかとも思われたが、その後多少切り返す。
グロース250指数は1%以上上昇。決算を受けたカバーの急騰が大きく寄与する。

--- 05/15 (水) 朝note/夕方note --- 
米国市場ではPPI(卸売物価指数)の発表があり、前年同月比では市場予想並みとなった。パウエルFRB議長が参加したパネル討論会の中での発言も特別タカ派とは捉えられなかったようで、米長期金利は上昇せず。
NASDAQ総合株価指数は過去最高値を更新📌

日本株は日経平均、TOPIXとともに大幅高となる時間帯はあったが、その上げ幅を保てない上値の重さは引き続き継続📌
日経平均の終値はわずかな上昇にとどまり、TOPIXはほぼ横ばいの小反落。
決算がふるわず新興株の下落が大きくなり、グロース250は大幅安。

--- 05/16 (木) 朝note/夕方note --- 
水曜日の米国市場では4月小売売上高とCPI(消費者物価指数)の発表があった。小売売上高の弱さ、CPIは市場予想通りの鈍化となったことを受け、米長期金利下落📌📌
金利敏感系を中心に株価が上昇し、主要株価三指数は過去最高値更新。

日本株では半導体関連などグロース株が堅調で日経平均株価が上昇した一方、ドル円が円高方向に進んだり三菱UFJの下落などを受けてTOPIXに弱さ。
新興市場では決算を受けた軟調さが続いてしまい、グロース250指数は大幅安。年初来安値を更新して昨年の安値にも接近。

--- 05/17 (金) 朝note/夕方note --- 
木曜日の米国株は小動き。
さまざまな経済指標が引き続き発表されるも、注目度の高いものは通過していただけに大きな反応は示さず。
ただFRB高官発言に加え、4月輸入物価指数の上振れなどもあってか、米長期金利は反発方向に進んだ。

米長期金利反発の中で米半導体株は反落、Applied Materialsも決算後の時間外取引では下落していたためか、前日とは打って変わって"グロース下落、バリュー上昇"の一日📌📌となった。
しかし前日の"グロース上昇、バリュー下落"の中ではバリュー株があまり切り返せなかったのに対し、この日は下落スタートだったグロース株も切り返す動きがみられたため、日経平均株価やTOPIXはザラ場では上向きとなった。
一方、グロース250指数は低迷し、年初来安値を連日で更新📌


この前のパウエル議長発言の注目点

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