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『原体験』からの感情形成

【MOTONARI‘s note No.30】

どうも、MOTONARIです。いよいよ30日連続での記事になりました!これで、1か月間継続です!仕事が週5回ある中で書き続けられたことは、ぼくの中で相当な自信になりました!(^^)! こなす感じになることもなく、毎回約2000~3000字程度の記事を続けられたことは、「書く」ということに自信を持てました。50回連続投稿を目指して頑張っていきます!

本日は、『原体験』のテーマです。節目となる回の記事は僕が心のど真ん中から伝えたい内容なんです!是非、最後までご覧ください。

『原体験』を紐解く

原体験とは、以下の通り。

原体験:その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの。(コトバンクより)

過去の経験が今の考え方に影響を与えているというものですね。

なんで、物事に対して人それぞれ感じ方や捉え方が違うのだろうか?

もちろん、生まれつき両親から授かった遺伝子の影響で形成された性格もあるかと思います。ただ、様々な環境や出来事から脳や心が何かを感じ取った上で形成されてきた思想や心はあると感じます。

両親のやってたことが嫌で反骨心をもって育ってきた方もいるでしょう。

「俺は絶対親父みたいに仕事に不平不満をはくような、酒ばかり飲んで家族に八つ当たりするような、ダサい大人にならない!」

こんな感じの体験から形成された一種の価値観がある方もいるでしょう。

逆もあるでしょう。

「私は両親からずっと愛情もって育ててもらった。だからこそ、人にやさしく、自分も愛情もって人と接する人間になろう」

などの原体験もあるでしょう。

家族以外にも、友人関係、部活動、大学での様々な体験、社会人人生の中での体験。色々なシーンでプラスの側面、マイナス側面それぞれが存在している経験や体験の積み重ねこそが、今の自分自身を形成しているわけです。

これは僕の考え方ですが、そういった原体験があるからこそ生まれた感情や思想形成はガラッとは変わらない。だからこそ、自分らしさとして受け止めた上で、歩んでいくこと。これが非常に大切にしている考え方です。

「自分らしさ」、を主張するトレンドが世には増えてきたと感じますが、ぼくの中での自分らしさは、世界に一つしかないあなた自身の経験や体験の中で形成された『心のかたち』や『思想のかたち』だと定義しています。

自分の中で、どんな経験や体験から今の感情形成や思想が出来ているのか?

これが、原体験をたどっていくと見えてくるものかと思います。

キャリアコンサルタントとして就活生とかかわる中で、「自己分析」という表現で自分と向き合うことになります。(個人的に「自己分析」という表現があまりしっくり来ていないですが。。。なんかかたっくるしいイメージ)

僕が就活生をサポートする際は、「自己分析」は「原体験の整理」ということをよく伝えます。自分にしかない原体験があるからこそ、自分らしい考え方や個性が生まれる。その中にこそ、自分の強みとか自分でしか語れない言葉がある。それに自信もって進むことができたら、内定はついてくるものかな、と支援の経験の中で自信をもって言うことができます。

逆に、そういった血の通った自己分析でないと、企業側が求める人物像に合わせて自分をつくってしまう、「仮面就活」をすることになる恐れがあります。自分らしさではなく、企業らしさです。

僕は、1社目の就活のときに、リーマンショックという世の流れに焦りに焦り、内定を優先してしまい、結果的にものすごいみすミスマッチ就職をすることになってしまいます。

人生の中でどん底と呼べるような社会人人生があったからこそ、今の仕事に対して大きなエネルギーを生むことが出来ていますし、これも1つの大きな原体験となっているので、それも人生の1ページだと解釈はしています。(二度と戻りたくありませんが(笑))

就活や転職活動というタイミングは、「原体験」を整理して、自分にしかない感情形成や思想形成を紐解いてくことで、これから自信もって自走していく状態をつくる絶好の機会です。そういうライフイベントがないと、なかなか自分と向き合うというフェーズは訪れません。あとは人生に迷って、コーチングを受ける、とかになると自然とこういった原体験というところに目を向けるかもしれません。

「原体験から生まれる感情形成や思想形成」を自分自身が捉えるとどうなるのか?

「こういった経験や体験からこの感情とか考え方は生まれているのか。」と把握している心の状態と、「なんでこんなにも色々とイライラするんだろう。」と自分の感情の正体がいまいちつかみ切れていない状態の違いがあります。

日々、多くの情報を目のあたりにして、多くの状況変化や出来事に直面して、心も頭も多種多様に動きます。その中で自分自身の感情のかたちや輪郭を鮮明にイメージできると、比較的クレバーに物事に対して対応できる状態が生まれると僕は感じます。いい心の状態を保てる感じです。

ところが、日々の変化に一つ一つ翻弄されながら生きていると、ストレス過多になることもあるでしょうし、心の整理が追い付かずに、夜ぐったり疲れる、なんてこともあるかもしれません。

原体験の紐解きが出来ていると、「自分の軸」という、自分の人生の指針のようなものも持ちやすいと感じます。

スポーツでは、体幹が強い選手はぶれないフィジカルを持てますが、体幹が弱いと体負けしてしまう、なんてこともありますね。サッカー選手の長友選手は典型例です。ワールドカップでカメルーンのエトー選手とマッチアップしたときも、持ち味の体幹で吹き飛ばされずにガチガチに戦っていたのが印象的です。しかも長友選手は心も強いですね!

それを「心」や「考え方」という側面で考えると、自分の軸が体幹だとしたらわかりやすいです。自分の軸が長友選手の体幹のように鍛えられていたら、様々な状況変化に対してもブレずに対応できます。

この自分の軸も「原体験」から紐解くことが出来るケースが非常に多いとキャリアコンサルタントの経験の中で感じます。

原体験となる出来事を1から100まで鮮明に覚えている方はいませんが、その出来事が原体験になった、と話をしていく中で気づいていく方は多いです。心と頭ではその経験を『一つのまとまり』として覚えているものです。

原体験の紐解きは、「心と頭との対話」です。その経験から感じたこと、学んだこと、知ったことは自分の心と頭しか知りません。だからこそ唯一無二の価値があるんです。自分しかない武器は、自分しかしていない経験です。

中にはネガティブな原体験がほとんどという方もいらっしゃるかもしれません。それも一つの原体験のまとまりです。そこから、どんな自分自身でありたいのか。が心が知っているかもしれません。

その原体験からくる苦しい感情や思想から、新たにそういった人たちの苦しみに共感できる力が生まれるかもしれません。

原体験は凄まじいパワーを持つものです。心と体と頭は覚えているものです。

自分ひとりで難しければ、優秀なコーチに依頼して、紐解きのお手伝いをお願いするといいと思います。僕もコーチにお願いして紐解きをしてもらいましたが、凄まじい価値があります。

こういうコーチングを受けてすごいな、と感じるのが、しゃべっているのはほとんど自分なんですよね(笑)自分の内側に答えがある、ってことですね!本能的には自分の心の声に到達したい、心の想いと仲良くなりたい、と自分自身が思っているのかもしれません。

さて、本日は「原体験」についての記事でした。いかがでしたでしょうか?

原体験の紐解き方については、技術面のお話になりますし奥が深いものなので、また別の記事で「自己分析と原体験」なんていう切り口で書いてみようかと思います。

人それぞれの原体験があり、そういった個性があるからこそ、キャリアコンサルタントの仕事やコーチングの仕事は奥が深くなりますし、毎回違うワクワクがあったりするものかと感じます。

これからも自分の原体験の整理やアウトプットもこのnoteを通じて進めていこうかな、なんて思ってます。

では、本日はこの辺で<(`^´)>

MOTONARI

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