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御幣島芸術祭2019

大阪西淀川区で開催された御幣島芸術祭に参加しました。画家や作家と言われる人たちの中、異色の遊び場をつくったもっさんみいこ。さてどうなる?

【主催】御幣島芸術祭2019 みてアート実行委員会 事務局
【実施期間】2019年11月1日~11月5日
【場所】もと歌島橋ターミナル
【参加人数】50人程度(親子と大人の見学者半数、もっさんみいこコーナーのみのイメージ)
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【依頼内容・意図】
芸術祭の参加アーティストの一人として、ダンボールを扱う企業(太平段ボール様)とのコラボ作品を制作
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【開催内容】
●絵本の世界とこどもの遊びを促すダンボールアート
●もっさんみいこ作絵本の原画展「おーちたおちた」「おじぞうさん」「ばなこん」

2019年の御幣島芸術祭とは

ホームページより
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​​御幣島芸術祭は、大阪市西淀川区で毎年開催される小さな芸術祭です。本年は、メイン会場にて、10組の芸術家が「工のまちのアート」として、区内の企業や団体とのコラボレーションによる新しい作品を展示します。
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太平段ボール様とコラボレーション

今回の御幣島芸術祭は、御幣島の企業とアーティストのコラボということで、私はダンボールを制作している太平段ボールさんとコラボさせていただきました。たくさんの板ダンボールをご提供いただき、とても楽しい空間ができあがりました。ありがとうございました。

開催前全景

とりあえず靴を脱いで遊んでもらえる場所が作りたかったので、板ダンボールを敷き詰めました。靴を脱いで素足でダンボールの上を歩くとふわふわして何とも言えない良い心地がするのです。ダンボールの作り方によってもその感触が変わります。最初は靴を脱ぐのをためらっていた大人たちも、ダンボールを踏みしめたら笑みがこぼれます。敷き詰めて大正解でした。

ダンボールコラボの遊び場
もっさんみいこ説明パネル

絵本原画展

「おーちた おちた」「おじぞうさん」「ばなこん(印刷)」の3作品の展示を行いました。芸術祭という事もあって、作品の展示が必要ということで、絵本3作品の展示を行いました。
会場が旧バスターミナルという事で、屋根の上にはマンションが乗っかている不思議な空間。お客さんが待つ場所、バスが通る道路で作られた空間にはもちろん原画を貼り付ける壁もなく、2x4材で作った物干しのようなものにぶら下げる形での展示でした。

「おじぞうさん」原画
「おじぞうさん」原画
「おーちたおちた」原画
「おーちたおちた」原画

絵本のキャラクター装飾の遊び空間

「おじぞうさん」からおじぞうさんを飛び出させてみました。会期中、絵本の中のこどもたちと同じように、来場した子どもたちからダンボールで作ったお供え物をいっぱいもらえて嬉しそうなおじぞうさんでした。

会場前日準備完了
原画展示と遊び場

絵本「ちかてつのおっちゃん」からちかてつのおっちゃん。電車ごっこができます。実際に御幣島駅はJR線が地下を走っているので、御幣島駅から登ってきたというイメージです。乗り込んで遊ぶことができます。

絵本「ちかてつのおっちゃん」より

絵本「おーちたおちた」から、いろんなものが落ちてるプール。絵本の中のように、飴ちゃんやりんご、葉っぱ、中にはお札(子ども銀行)など色々落ちています。無造作に切ったダンボール片の中を探るといろんなものが出てくるので宝探しの要素もあります。会期中、子ども自身が描いて落としていった物も増えていったのが面白かったです。

ダンボール片を板ダンボールで作った砲弾のようなもので飛ばして遊ぶおもちゃもできました。ぱらぱら落ちてくるダンボール片が面白くてちびっこから何度もリクエストがきました。(写真があればわかりやすいのだけど)

「おーちたおちた」色々落ちてる
絵本「おーちたおちた」

絵本「ばなこん」よりばなこんカード。こちらは太平ダンボールさんから提供いただいたブルーのスポンジシール(引っ越しの養生などに使用するらしい)をばなこんのイラストの裏に貼ってカードとして仕上げました。
このカード、なかなかの人気者。
子どもによって、ひとつひとつ野菜を仕上げていきたい子もいれば、ヘンテコな顔を作り続ける子、神経衰弱をしはじめる子、カードじゃなくてやっぱり絵本がいいという子、それぞれです。

ばなこんカードあわせ
「ばなこん」絵本
ばなこんカード神経衰弱

シール貼り放題って楽しい

太平段ボールさんから頂いたブルーのふわふわシールは貼るだけで楽しいおもちゃになりました。無造作に切ったシールを用意しておけば、子どもが自由に選んで貼っていきます。貼るだけで楽しい子もいれば、貼ったものが何かに見えてイラストを描いて完成させる子もいます。

無造作に切ったシールを用意
貼るのって楽しい
残された現場は楽しかったことが一目でわかる
いっぱい貼ったあと

ダンボールで作る

太平段ボールさんから様々なダンボールを頂いたので、子ども達に自由に制作してもらいました。箱ではなく板ダンボールの為、建物を作ろうにもどうやって立たせればいいのかから試行錯誤が始まります。

どうやって立たせればよいか?

立たすことができれば、自分が入れる空間を作り始めます。下の写真は銭湯だそうです。煙突があって、銭湯の壁にありがちな山の絵が描かれています。不安定な柔らかいダンボールをここまで立たせるのは難しいですが、どこをガムテープで貼れば頑丈になるか、どれぐらいの長さだったら立ってくれるかなど、実験が繰り返されます。

銭湯
自分のおうち

板ダンボールを三角につなげればトンネルになりました。お隣のアトリエヤマダのペイントコーナーから絵の具を借りてきてお絵かき。

トンネルを繋げます

基地以外にも野球のバットやキャタピラになるダンボールは本当に優秀な素材です。

野球が始まった
キャタピラー競争

子どもたちの想像力の影響で心に火がついたゴリラ画家のA.floconさん。ゴリラのイラストを落書きしてくれました。

A.floconさん

御幣島芸術祭2019全景

いろんなアーティストさんが展示されていたこの芸術祭。ラーメンになれたり、ゴリラと戯れられたり。面白い展示がたくさんでした。

ラーメンになれるハンモック
ゴリラたち
かわり自転車
油絵と金属


みんなで記念撮影

写真集

資料用の写真です。ちゃんと選んでませんし、色調補正などしていませんが、ご参考まで。


企画段階の写真(素材が変わったため変更)



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ストリートライブで「投げ銭」をいただくような感じです。 画材や工作材料・研究、イベント出店費などに充てさせていただきます。間違えても、お菓子なんか買いません(笑)!