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ワークショップDAY in清州フェス+1

昨年、柏原市の芸術祭Anyアート内のワークショップとして開催した「ワークショップDAY」、今回はオガタ通り商店街にて開催

「清州フェス」
【主催】柏原駅東地区まちづくり実行委員会
【後援】柏原市・柏原市教育委員会
【共催】Anyアート・MAP
【協力】オガタ通り商店街協同組合
「もっさんみいこのワークショップDAY」
【主催】MAP(Mirai Art Platform)
【協力】Anyアート・柏原駅東地区まちづくり実行委員会
【後援】柏原市・柏原市教育委員会

(第3回)
【実施日】2024年6月19日(日)10:00-16:00
【場所】柏原市オガタ通り商店街
【参加人数】雨天のため少人数 11人ですが…!
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【依頼内容・意図】
柏原駅東地区まちづくり実行委員会による「清州フェス」内の子ども向けワークショップコーナーの企画運営
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【開催内容】
・広告制作
・もっさんみいこワークショップコーナーの企画運営


雨の中なのに賑わいのあるマルシェ

この日は、朝から雨予報で、一日中小雨が降ったりやんだりだったのですが、準備も進めてしまったため、開催を決行。その結果、思った以上にたくさんのお客さんがいらっしゃって賑わいのあるマルシェとなっていました。
特に、飲食や写真展は雨のわりに来客もあり、良かったと思います。
まちの人達が何日もかけて企画して、準備して、宣伝したその気持ちが実った結果なのだなぁと思いました。

もっさんみいこのダンボール広場では

さすがに雨の日の子連れの来客自体がとても少なかったので、屋外有料ワークショップとなると参加者の人数はなかなか見込めず、残念ながら結果11人と少な目ではありますが、じっくり遊べるということもあり、用意した180枚ほどのダンボールを使い切ってしまいました。ダンボールが足りずに最終的には入場をお断りするという事になりました。

雨が降っていたこともあり、ダンボールの家を作って雨をしのいでみたいという子ども達の心に火がついたのです。

雨に打たれて壊れてしまった段ボールハウスを何回も作りなおす子ども達や雨漏りをどう防ぐかを工夫する子ども達もいて、久々に子ども達の作って遊ぶ底力を見ることができ、私自身は満足いく結果となりました。

何度も再建されるダンボールハウス

下写真は小学校高学年の子ども達のおうち。最初に作ったものがつぶれてしまったので、再建したものの雨が本降りになってしまって、再度全壊…。3度目の正直で、タープテントの下に再建と何度もチャレンジしてくれました。

最初に作ったおうち↑が、お昼ご飯を買いに行っている間に倒壊。。再建して、中でお弁当を食べる幸せ。


だんだん雨が本降りになって来たので2度目のおうちも倒壊。タープテントに移動して、3度目のおうちづくり。

塗れてしまった靴下は作ったおうちの中で干して乾かします。

ダンボールを棚にして自分たちの荷物を置くスペースに

商品も作ってお店屋さんも始まりました。

そして、靴も靴下もびちょびちょという事で、ダンボールで靴やスリッパを制作。すごいアイデア力です!

今日一日で、紙質や立体構造、工夫する力がたくさん経験できたと思います。それは「楽しい!」という気持ちがあるからこそ。朝のオープンから夕方の終了までずっと作り続けている4人組でした。子ども達は「楽しい!」と思えば、いくらだって集中できるんです。

ハートのおうち

幼稚園のお子さん。お母さんと一緒にお城のような基地をつくりました。最初はちぎれなかったガムテープも自分でちぎれるようになり、自らいろんなアイデアを出して作りこみました。

ハートの窓、くりぬいたハートは屋根に。窓の手前は、自分で考案したおうちに入るための扉。子どもだから潜り抜けられるサイズ。
奥には、テレビやテーブルも。

この子にとっては、このおうちはお城。ダンボールの折り目が階段のように見えたので、「シンデレラのように階段を上って入りたい!」とひらめき、実践。

お母さんと一緒に色んな絵を描いて完成。おしゃれなおうちとなりました。

庭付き一戸建て、店舗付き物件

こちらは最終的に表庭、裏庭、リビング、トイレ、収納、テレビ、テーブル、、、かなり充実したおうちとなりました。ここの家主は、最初はガムテープがちぎれなかったのです。これだけの想像力を持っていて、「やったことがない」→「できない」の環境になっていたことは、本当にもったいないことだと思います。
これだけの想像力が眠っている子ども達、ここで経験をしておかなかったら、きっと「僕にはできない」と思うしかなかったと思います。

最近「この子は工作が好きで」と親御さんが言っている子どもの工作技術が低いことに驚くことがあります。工作が好きで、色々作るアイデアは持っているのに、紐が結べない、刃物を上手く使えない、立体把握能力が低い、テープや糊の接着能力がわからない、それは彼らの能力が低いのではなく、原因は「やったことがないから、試したことがないから」それに尽きるのだと思います。
子どもの工作は遊びにしか見えないと思いますが、道具を使う力、アイデアを立体的に組み立てる力、自分のアイデアを再現して、失敗したら立て直す力、先を見通す力、色んな力が含まれているんです。

「片付けが大変」「時間がない」「子どもの相手ができない」「(大人が)危険管理できない・責任問題」、、、大人の理由で、その力を伸ばしてあげる環境がない、奪ってしまう、そんな現状にとても心配になります。子どもの力を大人が奪っているとしか見えないから。どうにかしたいと日々思います。

ドーム型の屋根の下は結構広々としています。奥には洋式トイレも!

↑一番奥からとった写真です。

トイレの横にある収納棚。箱の構造を利用して強度もあり、自分たちのカバンを入れられる収納棚になっています。

棚から見える光が入る窓。

家主二人の棚は名前が入っています。

↑洗濯干し場。

ちゃぶ台も。

奥の壁に座って(ドーム屋根のある場所)私が足を延ばしてもまだ余裕がある広さです。床には緩衝材が敷いてあって快適です。

↑表庭側。

↑裏庭側

おうちが完成したら、まだまだ作る!と店舗付き物件に改造。ドライブスルーメニューを屋根に貼りつけ。メニューもなかなか凝ってる。柏原市の特産のぶどうも売ってます。

作ったらお客さんに来てほしい!ドライブスルーなので、小さな窓から商品が出てきます。

ドライブスルーの買う場所は裏に回るのですが、ドライブスルーの看板は、表通りに。なかなかの商売上手です。

他にもたくさんのこだわり物件が立ち並びました

↑緩衝材のカーテンで自分だけの空間を。とてもくつろげるようでした。

↑パパと一緒に建設。

↑屋根が素敵なおうち。家族で建設。

↑窓がオシャレなおうち

小物も工夫して作ります。

うさぎが作りたいと作っていたのですが、紙ガムテープの上に紙ガムテープがくっつかない事を知り、苦戦しました。上手く作れない時こそ、素材の特徴を知る大切な機会なのだと思います。

switch!コントローラーも。飲み物、おやつも。

箱。テープをこれだけ貼ったら素材の特徴を知ることができたと思う。

食べ物収納ボックスに。

まちの人の協力があってこそ成り立つ遊び場

180枚のダンボールが11人の力であっという間に何かに変身した一日でした。雨降りでの再建もあったり、屋根をつけたくなったりすることで使用枚数は増えたのも原因だと思いますが、晴れていたら足りないくらいでした。

風で飛ばされないように重しになるおじさま♪

とはいえ、これだけの量のダンボールが集まったのは、間違えなくまちの人達が各お店を回って、少しずつ少しずつ集めてくれたおかげです。当日も収納されていたところから、皆で運び出してくれました。
「子ども達が喜んでくれる!」という熱い思いが、雨でも楽しい遊び場を生み出したのは間違いありません。

そして、オープン中も、雨が降って遊び場がままならなくなってきたら、どこからかタープテントを調達してきて、「子どもの遊び場を守る!」というみんなの思いが、とてもありがたかったです。

新しいテントにダンボールを移動する子ども

子ども達も、大人たちが自分たちの遊び場の為にやってくれていることをよく見ていました。やってもらうだけでなく、自然と自分たちも協力する。世代を超えて暖かい人間関係が結ばれるのって、こういう瞬間なんだなぁと幸せな気持ちになりました。

誰でもできる。ダンボール広場

ダンボール広場は、大量ダンボールとガムテープ、ダンボールカッター、あれば油性ペン(太マッキー)と場所があればどなたでも開催可能です。
始めは何を作ったらよいか子ども達も創造がつかないと思うので、簡単に組み立てて「こんなの作れるよ」という見本を作っておきます。

上の写真が見本ですが、その後は子ども達にお任せです。ダンボールカッターの使い方やガムテープのちぎり方、貼り付け方(もったいないけど長くないと貼り付かない場所もあるので)そう言う事は伝えることはありますが、基本的には子どもの自由に任せます。
時々、何を作っているのか質問して、きっと面白い答えが返ってくるので、素直に感動しておけば、子ども達の想像力はどんどん掻き立てられます。
「これ作ったら?」「あれ作ったら?」なんてうるさく言わない事。気を付けるのはそれくらいです。

ダンボールハウスロード。子ども達の想像力と作る力は無限でした。素晴らしい作品を見ることができて、幸せでした。

でも、私がダンボール広場すると、雨なんだよなぁ、、、。雨をしのぐというミッションが子ども達の想像力を掻き立てるではあるのだが。。晴でやってみたい。。。
前回の様子はこちら。こちらは小さい子ども(幼稚園以下)がほとんどの会場でした。

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