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素敵な本屋さん【千駄木 往来堂書店】

こんにちは、だるまです。課題のない束の間の休息で、お散歩に行って参りました。

行ってみたい本屋さん

以前、行ってみたい本屋さんを紹介しました。

しかし、ここから漏れていた本屋さんが!!

それが、今回訪れた【千駄木 往来堂書店】です。

本屋を題材にした本や雑誌で何度も登場し、「本屋好きは一度は訪れたい」と言わしめた本屋さん。
何が人を惹きつけるのでしょうか??

いざ出陣

ぽてぽて歩き、根津の裏道を楽しみ、

(閉店した銭湯がリノベされて素敵になっていました!)

道幅拡張をした本郷通り沿いに、往来堂書店はあります。

普通の見た目。雑誌棚が外に出ていて、街の本屋さんによくあるセッティング。

中に入ると、左手に文庫と新書、右手に単行本が並びます。奥に進むとレジがあり、さらに奥には絵本や雑誌、料理本などのコーナー。
店内はそこまで広くなく、入り口から全部見渡せるくらいです。

いつも通り棚を隅から隅まで眺め始めます。

あれ???普通の並びと違う。

タネを知りつつ眺めていたので、ちょっと演技が入りました。
往来堂書店が本屋好きに愛される理由、それは

文脈棚の創始店

だからです!文脈棚とは、

「ジャンル、形式にとらわれず、本のテーマや内容によって並べられた書店の陳列方法。」

のことで、

「来客に他ジャンルの本との意外な出会いを提供することで店舗の個性を打ち出す試みとして、こうした陳列方法の先駆けといわれる『往来堂書店』(東京都文京区)などの書店が注目されている。」(https://imidas.jp/ryuko/detail/N-101-1925.html)

と、文脈棚の用語説明にも往来堂書店が登場しています。

このように、往来堂書店は本の陳列技術がピカイチです。

文脈棚は他の書店にも広がり、以前紹介した神楽坂のかもめブックスや、下北沢のB&Bでも取り入れられています。

ほかに感じた印象

文脈棚を目当てに訪れたのですが、だるまが往来堂書店に感じた印象は、

かゆいところに手が届く品揃え

でした。
この規模感の書店では見られないような本を仕入れていて、選書のこだわりを感じました。

良いと思ったあの本はあるかな?と思うと一冊は必ずある、といったようなことが何度も起こります。(例えば『わたしを空腹にしないほうがいい』くどうれいん、『Distance』今日マチ子、若林のエッセイなど)
狭い店内なのにすごい!!と感動しました。

本を購入

せっかくなので本を買おうと、気になっていた本を探しました。
永井玲衣『水中の哲学者たち』。やっぱりある!

ということで購入。ブックカバーに期待して掛けてもらいます。

背表紙に店名、表紙裏表紙は色違いのモグラたち!かわいいです。

細かいところにこだわりが詰まっていて、幸せな気持ちになりました。

素敵な本屋さん

今回は往来堂書店の紹介でした。

他人の本棚を見るとその"人となり"がわかるように、本屋さんの選書や陳列を見ればその本屋さんの"本屋精神"がわかります。

ただ、本が並んでいるだけなのにとても不思議なことだなあとしみじみ。

素敵な本屋さん、また開拓したいです。

かしこ

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