見出し画像

ルネ・マグリット『光の帝国』

こんにちは、moriです。
今回は私が西洋絵画を大好きになるきっかけとなった
ルネ・マグリット作の『光の帝国』
について簡単に紹介していきたいと思います。


目次

①ルネ・マグリットって?
②『光の帝国』の紹介
③みんなで考えてみよう!
④まとめ
⑤引用元


①ルネ・マグリットって?

みなさんは「ルネ・マグリット」という芸術家をご存じだろうか?
ベルギー出身でシュールレアリスムという芸術の一派に属していた画家だ
1898年にベルギーで生まれたマグリットは14歳の時に母が入水自殺したことによって母を失い
この事件が後のマグリットの作風にも影響してくることとなる。
しかし、マグリットはすぐに画家として生計を立てていたわけではなく
22歳~23歳のころには軍兵として働き、24歳~28歳までは図案作成や広告デザインなどの作成を行うといったことでお金を稼いでいたのだ。
しかし、28歳の時にジョルジョ・デ・キリコ作「愛の歌」に出会って芸術家として生きていくという決心をしたとされる。
そこからはパリに移住しほかのシュルレアリストたちと交流が生まれるなど画家としての人生がスタートした。
たった一つの絵画からこんなにも画家として生きていく決心が生まれるものなのだろうか?最初この話を聞いたときの私は、そんなことないだろうと思っていたけれどマグリット作『光の帝国』を見たとき
決心したマグリットの気持ちが少しは理解できた気がした。
それをみなさんに少しでも共有したい!

②『光の帝国』


出典:https://matome.naver.jp/odai/2138762921202942901/2138763844907801203

この絵こそが『光の帝国』といわれるマグリット作の絵画である。
どこか不思議できれいな絵が描かれていると思ったかもしれない。
しかしこの絵画の一番の特徴は、昼と夜という同じ場所に同時に存在することがない矛盾したものがさりげなく描かれているという点である
みなさんはこの絵画を見てどういった感想をもっただろう?
ぜひコメントで教えてほしい。
私はこの絵を見た瞬間に頭の中に稲妻が走る。そんな感覚を覚えた。
しかもよく見てみると、昼と夜の境目もはっきりと描かれているというよりは木を利用してどこが境目かわからないように描かれている。
この木は昼の太陽の逆光によって暗くも見えるし、夜の暗さではっきり見えないようにとどっちにも解釈を捉えることができるように描かれているのだ

③みんなで考えてみよう!

では、ここでみんなそれぞれで考えてみよう。
直感でこの木は昼と夜、どちらに属していると思うだろうか?
また、昼と夜以外に同時期、同じ場所に存在しないものってなにがあるだろうか?

④まとめ

私は、みなさんがそれぞれ考えたこと。
それはすべて正解だと思う。
私の考えではあるが絵画などの芸術作品は作り手の意図と鑑賞者の解釈。
それによって成り立つものであり、そのため一つの作品でもその作品の見方としては無限に近いほど正解がある。
そのように私は思う。


引用・参考元
Magritte - Bing images
https://matome.naver.jp/odai/2138762921202942901/2138763844907801203


この記事が参加している募集

#404美術館

31,534件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?