『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』五反田達成
はじめに
「あの人と話していると面白いなあ」と思われるかどうかは、雑談にかかっていると言えます。
そして、生きていく上ではそう思われる方が得な場面が多いです。
仕事の場でも、意外と本題の前の雑談の時間で関係が築けたりするもの。
分かりやすい本でしたのでご紹介します。
本のこと
超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける
五反田達成
memo
雑談の目的は「人間関係の構築」
雑談の目的とは、ずばり「人間関係の構築」にあります。 初対面の相手と、とりあえず話を進める。 2、3回目ぐらいの人と、もう一歩踏み込んで仲良くなる。 上司とタクシーの中で交わす雑談、取引先との商談前のアイスブレイク。 義理の両親との久しぶりの会話、ママ友とのつかず離れずのおしゃべり。 シチュエーションはそれぞれですが、すべての雑談は、 会話を通じて、お互いの警戒心を解き、スムーズで円滑な関係にシフトするのが目的です。
いい雑談は、気持ちをやり取りする
なぜこの雑談が「いい雑談」なのかというと、ふたりが「情報」ではなく「気持ち」をやり取りしているから。 「気持ちいい」「しっくりくる」「困った」「楽しい」「やめられない」……。こういった喜怒哀楽の感情を伝え合うのが、「仲良くなりやすい雑談」の鉄則です。 繰り返しになりますが、人には気持ちがあります。雑談では、その気持ちをやり取りすべき。 調べればわかる冷たい情報ではなく、自分だけが感じた生の気持ちを共有すれば、親密な関係を築けるのは、当然のことです。
経験を話す
「体験したこと+感じた気持ち」をセットで話すようにすれば、相手との関係はみるみるうちに良好なものとなります。 どこかで読んだような時事ネタではなく、自分のエピソードを話す。あなた自身が経験したことを話す。
肯定されると人は自分の気持ちを話したくなる
相手の話を ①とことん肯定して、②とにかく共感する と、さらにプラスの効果も生まれます。それは、 ③相手が「気持ちを言いやすくなる」 ということ。人は、 肯定され続けると、つい自分の気持ちを話したくなるのです。
「ちゃんと聞いている」と伝える
手をたたく、表情を変える、笑う……。そうすることで、相手に「ちゃんと話を聞いてますよ」と伝えることができます。
名前を話題に
名前の話題は、ほどよく相手の領域に踏み込める
自然な形で話をシフトする
会話内に登場するキーワードをヒントにして、なるべく自分の話、相手の話にシフトするのが、正しい雑談力です。
知らないことは聞く
知らないことは聞けばいい。それだけで話が盛り上がる
相槌
相手が何かを言ったら、「あー!」と納得し、「いいですねー」と共感し、「うーん」と考え込み、「ええ!?」と驚き、「おーーー!」と感嘆する。
共感して聞く
相手の愚痴や相談に対しては、ひたすら共感し、気持ちよく話してもらう。これが正しい雑談力です。
質問には一言足す
ついいつものクセであいまいな質問をしてしまったときには、すぐに、相手が答えやすいように言葉を足してあげましょう。 「最近、どう? + 今の会社って丸の内だっけ?」 「週末とか何してるの? + たとえば先週末は?」 「久しぶり、元気? + 病気とかしてなかった?」
背伸びはせず、学ばせてもらう
「教えてください」がビジネス雑談のベストバランス ビジネスの雑談においては、背伸びをして対等に話すのではなく、シンプルに「相手からものを教わる」というスタンスこそが、正解となります。
聞き方が大切
雑談というコミュニケーションにおいて内容は重要ではなく、「メモを取りたくなるぐらい、あなたの話はおもしろいです」というアピールこそが重要なのですから。
感想
私は明るくないし、人と話すのも得意ではありません。
できれば一人で黙って何かをするのが好きだし、得意。
でも、仕事をしていると「どうでもいい話が意外と大切だな」と感じることがあります。
だから「これは仕事」と割り切って、頑張って人と話す意識をしています。
たまに本書のような話し方や伝え方に関する本を読むけれど、本書は取り組みやすい方の本だと思いました。
話し下手な私は、面白ネタを頑張ってぶっ込むことよりも、相手の話を聞き出すことの方に注意しています。
相手に気持ちよく話してもらって、感じが良い人だと思われれば、何となく上手くいっているように思います。
話し方よりも聞き方の方が、雑談では大切です。
おわりに
ありがとうございます。
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