248日目 期末の売上、粗利は? 目標の設定方法

大企業の場合、会計年度は4月からが最も多く、上場企業の7割は4月からだそうです。

公的機関や教育機関も4月からが多く、4月からが標準的かと思われがちですが、中小企業も含めると、2割程度とのことです。

次に多いのは、1月(12月〆)から、その次は、10月(9月〆)からですが、どちらも1割程度。

1月、4月、10月が会計年度なのは足しても4割しかありません。残りの6割は他の月なんですね。

大企業の場合は3月が激務の月になります。
営業担当は受注をがんばりますし、工事進行基準で売り上げている案件をやっている人は、区切りをつけるために頑張ります。

予算通りに進んでいれば、問題ないのですが、人間なので色々先送りしてしまい、3月中に受注できるか未定の案件が溜まっていたりします。

頑張って受注しようとしたが、契約が先送りになってしまうこともあります。

なので、3月頭に立てた受注見込みが3月で終わってみると、見込より減っているという事があります。

毎年度、目標とのずれが大きい部門は要注意です。

自部門の実力と実態があっていない可能性が高いです。

無理な受注で安請負してしまったり、無理な目標が毎年提示されているため、手の届かない目標になっていて、頑張れない状態になっている可能性があります。

なぜ、手の届かない目標になってしまうのか?

理由は2つあります。

1つ目は、競合企業や他の部門に負けられないので、勝てる目標を立てるが、自部門のは実力がないので目標に到達できないといったような、積み上げで目標を立てていない場合です。目標で重要なのは精度です。精度を上げるには1つ1つ積み上げていかなければいけません。

2つ目は、課題を先送りしすぎて、年度内に解決できない場合です。課題が出てきてすぐに対応すれば良いのですが、前進することなく、3月になってしまい、手遅れになっている場合です。

達成できない目標は、そもそも目標の立て方に問題があります。

課題を先送りしてしまう部門は3月時点での数字ではなく、2月時点で集計での目標値を設定するなど、目標の立て方を工夫する必要があります。

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