本とレコードに囲まれた夜
先日の一時帰国で『庭文庫』という泊まれる(古)本屋さんに行った。
実は初めての岐阜県。庭文庫さんがあるのは岐阜県恵那市。山々に囲まれ、目の前には木曽川が流れる自然豊かな場所だった。
今回、ドイツで出会って仲良くなり、既に本帰国されている方と一緒に行った。
ベッドのある洋室と畳の和室があったが、和室は埋まっていたため、私たちは洋室を予約。お店に入ると女性オーナーさんがお出迎えしてくれ、一通り説明してくださった。
宿にはタオルや歯磨き、洗顔料、シャンプー&コンディショナー、ドライヤーや化粧水など全て揃っていた。しかも洗濯機も使って良いとのこと。手ぶらでも来れる!
なんとなんと、たまたまもう一組がキャンセルとなったため貸し切りだった(ラッキー!)
晩ごはんは庭文庫さんのHPでも紹介されていたお肉屋さんのお惣菜を購入して食べた。
買ったらその場で揚げてもらえる。
揚げたてのメンチカツとコロッケ、とっても美味しかった。
晩ごはんを食べて、少し休憩。
部屋にはコタツやストーブも置かれていて、そこまで寒さは感じなかった。
一通り棚を見て回り、お風呂へ。
お風呂もトイレもきれいにリフォームされていて快適だった。たまたま持っていた入浴剤をいれてゆっくり浸かった。
入浴後はそれぞれ静かに過ごした。
机に置かれていた交換ノートを書いたり、ひたすら本を読んだり、お茶を飲んでぼーっとしたり。
気づけば深夜1時。
眠るのが惜しいと感じたのは久しぶりだった。
翌朝は6時半頃目覚めた。
朝は550円プラスすれば〈朝ごはんセット〉がついてくる。地元でとれた野菜や卵、無添加のソーセージなどが用意されるので、自分達で自由に朝ご飯が作れる。お米も用意してあるので、自分達で炊きます。
あっという間にチェックアウトの10時が来る。
チェックアウトの際、玄関にてオーナー御夫婦のギター弾き語りでお別れするのが恒例行事とのこと。今回奥さんは不在だったので、旦那さん一人でカントリー・ロードを歌ってくれた。
前奏から心が揺さぶられて、歌詞が今の私(異国の地での生活)に突き刺さった。気づくと泣いていた。とっても素敵な弾き語りだった。
本・レコード・古民家が好きな方はもちろん、自然が好きな方、時間を忘れてゆっくりしたい方、是非行ってもらいたいです。心がすごく温まりました。
正直1日では時間が足りなかった。次はまた違う季節に、違う雰囲気を味わいに行きたい。
改めて、日本っていいな。
それでは。
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