カメラを向けて自分と向き合う
みなとみらいで研究室絡みのイベントがあった。
とっても景色のいい場所で気持ちよく、少々面倒ながらも展示も楽しみながら、イベントを終えた。
終了時刻18:00
自由解散になったのでそれを狙っていた私はすぐさま山下公園に向かい、ひとりみなとみらいを歩き回るお散歩に出た。
こうやって、みなとみらいを歩き回るのは半年ぶりくらい。大学が横浜だから頻繁に来ていたが、半年も空いたのは初めて。これでも体感は久しぶりだった。
カメラを向けながら考えることは、やっぱり将来のこと。
本当に、就活しないでいいのだろうか。
1年空けて何をするのか。
これから私はどんな日常を生きたいのか。
何をして生きていきたいのか。
そんなことを考える。
今の私の中でこれから起こり得る1番確率が高いことは、1年空けること。
じゃあそこで何しよう。考える。
リゾートバイトで全国まわる
ゲストハウスを泊まり歩く
留学する
とにかく私は家から出たい。
それを実行すると、必然的に今までよく来ていたこの「横浜」から離れることになる。そう思うと切ない気持ちになった。
カメラを外へ向けながら、きっと家から出ることになったら私はここを歩き回りながら、この23年間を振り返るんだなと思った。
一度引越しをしたとはいえ、横浜市からちょっと離れたところに住む今、そして横浜の大学に通う私にとって、横浜は生まれ育った土地なのである。
横浜の海は汚いと思っていた。
広島で海の綺麗さを知ってしまった私は、もう横浜であまり海を見たくなかった。見るとあの綺麗な海が瞼の裏に広がってさみしくなってしまうから。
それでもやっぱり、横浜の海が綺麗でなくても、
この景色が好きだと思った。
酸いも甘いも全部詰まった場所だから、故郷はここになるんだろうな。
生まれ育った土地であるにも関わらず、ほとんど歩いたことの無い場所もあったり。
いつの間にか違うお店に変わっていたり。
それもなんだか切なくなった。
家を出たくて出たくてたまらない。
これからどうやって生きていくのか決まっていない。
自分が何をしたいのか分からない。
働きたくない訳じゃないけど就活はなんか違う気がする。
これは甘えなのか、言い訳なのか。
どんな日常を作りたいのか。
本当は私は何がしたいのか。
私の大切なことはなんなのか。
そんな疑問が出て考えては、答えが見つからず俯く。
それでもカメラを向けるために前を向く。
上を向いたり、俯いたり、今度は前を向いて
周りを見渡しながら歩いて。
そんな時があってもいいじゃないかと、私は言いたい。
そしてそれを体現できたらいいな、なんてね。
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