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Photo by
akane_ohashi
彼にもらった笑顔を彼に返しているだけだ
美味しそうに食べる、その笑った顔にやられちゃったのかもしれない
久しぶりにお酒をそれなりに飲む中、どこが好きだったの?みたいの話の中で言われた。
だって美味しいものは美味しいじゃないか。
でも確かに、彼とご飯を食べてる時「おいしい〜!」って口角は上がってると思う。少々わざとらしく、笑顔を作っているのかもしれない。
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でもそれはお食事が美味しいし、彼と一緒に共有していて共感してくれるし、なにより彼自身が「おいしい〜!」と笑顔で教えてくれるから、私も釣られて口角を上げて笑顔になってしまうような気もするんだ。
だから、彼は私のおいしい笑顔にやられてしまったのかもしれないけれど、その笑顔を作り出したのは彼自身なのだから、私のせいじゃない。
笑顔が伝染するってこのことなんだ。
久しぶりにかなりお酒のふわふわした感触を味わっていたから、そうなんだね〜くらいにして終わらせてしまったけれど、今になってこの事実は彼に教えてあげたくなってしまった。
そして私は可愛いって性じゃないから、酔って頬を赤らめて、計算されたような女の子姿であっても「かわいい」って言ってくれるのはもう、どうしようもなく嬉しい。だからこれからも一緒に、たくさん食べて、飲みにも行って、口角あげて「おいしい〜!」と言って、たくさん「かわいい」を浴びさせてもらおうと思う。
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