- 運営しているクリエイター
#音楽
音楽と心理学に救われた本当にあった物語。「黄昏に咲く虚ろな青春」
東京に行くまでの期間は、ライブ活動と楽曲制作に勤しんだ。
とにかく場数を。とにかく曲数を。
自分に自信をつけるためにがむしゃらに行動した。
ただ自分の力を磨き、良い曲を書き上げることができれば、
それだけで自分が掲げる最終目標にたどり着けると思っていた。
大学を卒業し、音楽活動の傍らアルバイト。
息つく暇もなく、その日を迎えた。
上京する日が近くなってからは、ひなさんとはあまり会えなくなっていた。
【黄昏に咲く虚ろな青春】音楽と心理学で人生が変わった物語。第二章スタート。
『彼』の生き様を目の当たりにしてからというもの、
音楽に打ち込み、研鑽する日々だった。
最も時間をかけていたのは作詞だ。
俺は言葉に動かされた。だったら俺も。
高校2年生に進級してからというもの、一部な好きな科目を除いては
全ての時間を作詞することに費やした。
そんなことではいい成績など取れる筈もなく、
音楽の成績だけ、やたら際立って高評価だった。
打ち込むことを覚えれば、日々の使い方は自ずと上手