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人生はやり直せないから

最近見た映画の話。

アマプラのオリジナル映画「HOME STAY」

あらすじは調べると出てくるので省略させていただきたいのだが、この作品を見て私が思ったことを綴りたいと思う。

私がこの作品を見終わって思ったことは
やり直しがきかない人生なんだから、後悔しないように生きてみよう」だ。

生きていると人には楽しいことばかりではない。
辛さや苦しさを伴う。
それはわかりきっていることだ。
そして、その辛さや苦しさでいっぱいになると、
周りのことが見えなくなる。
きちんと向き合ってくれる人や、自分を大切にしてくれてる人がいても、それが当たり前になるとなにも言わなくてもわかってくれるだろうとか、察してくれるだろうと麻痺してくる(ものだと思う)。

でも、どれだけ長い時間一緒にいても、どれだけ近くにいても、言葉にしなきゃわからないことだらけ。

自分や周りと向き合うことから目を背けたら、いろんなところで徐々に亀裂が入って、それが重なると壊れていく。

大切な人を傷つけないためにも、そして、なにより自分を傷つけないためにも、しっかり向き合うことの大切さを教えてくれる。

これはそんな作品だ。

「人生は所詮、長めのホームステイなんだから」

作品のなかで出てくるこの言葉。

きっと、生きていくなかで、いろんな自分に出会う。
こんな自分もいるのかと驚くこともあると思う。
受け入れられないともがき苦しむこともあるだろう。
どれが本当の自分なの?と。

しかしこの作品は、どんな自分も自分なんだって受け入れて向き合っていく強さを持っていたいなと強くおもわせてくれる。
生きてるうちの後悔は死んだって晴らせないし、生きてたとしても100%ぬぐえないかもしれないけど、生きていれば、生きてさえいれば、何度でもやり直せるから、どうせ長めのホームステイなら自分の思うように生きてもいいんじゃないかな、後悔しないように生きてみようっておもわせてくれる。
弱くて儚くて、でもどこか強い、そんな物語。

しぶとくしぶとく
強くなくてもいい、ただしぶとく
生きてみよう

そんなことを感じた。


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