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#読書

新聞|湊かなえ「C線上のアリア」

自分の未来だけを考えて生きていける時間は案外短いのかもしれない。良い悪いは別として。 湊かなえさんの新連載「C線上のアリア」。中3の夏に両親を亡くした女性が、かつて預けられていた叔母の家「みどり屋敷」を久々に訪れるところから物語はスタート。 ゴミ屋敷を片付けるネット動画が執筆を後押ししたそう。介護をテーマにしたミステリーということで、すでに不穏な空気が漂う初回。何かが起こるのは間違いない。ドキドキです。本日朝日新聞にて連載開始。

読書の効果は、核分裂に例えられる。

おつかれさまです、ゆきなりです。 皆さんは、「読書って本当に意味あるの?」と考えたことはないでしょうか。 今回は、読書の効果を核分裂に例えてみようと思います。 これを理解するために、まずは核分裂のプロセスを簡単に説明させて下さい。 核分裂とは、原子の中に存在する原子核に、外から来た中性子が1個ぶつかることで起こる化学反応であり、その結果としてエネルギーが発生します。 このとき、同時に、その原子核から新たな中性子が2〜3個放出され、これが他の原子核にぶつかってさらなる

いくら勉強ができても、捨てられた犬や猫を見て、なんとも感じない人はだめね。

この表題の言葉は、 世界的なピアニストのフジコヘミングさんの言葉です。 この言葉を見つけた瞬間、 「ああ、私はこの言葉に出逢いたかったんだ」と心から思いました。 これまでの人生、勉強、勉強、勉強でした。 自分のための勉強ではありません。 世間に評価にしてもらう為の勉強です。 親や先生に褒めてもらうため、有名大学に入るため、仕事で認められるため。哀しいほどにくだらない理由でした。 その結果、今までみんなから沢山褒めてもらいました。 「(僕らのいう通りに生きてくれて、)本

図書館を使うとお金をかけずに知識を増やせる

皆さん、こんにちは。 資産運用とライフプラン作成によって人生設計をサポートする。 ファイナンシャルプランナー 守屋 勇希です。 火曜日。 今週も2日目になりましたね。 引き続き頑張っていきましょう。 今日のタスクは 案件対応、事務作業、執筆作業 となっています。 今回の内容は 『図書館を使うとお金をかけずに知識を増やせる』について解説していきます。 では、いつも通り結論を先に言うと 『当たり前ですが、図書館を使い本を借りることで、無料で知識を増

「深い河」読了感想⑵

私の神さまを信じるというのは、②の状態をつくりだす為のクッションとして神さまを設定していることになるのだろう。自分を信じるための理由や裏付けとして神さまがいる。例えば、画鋲のとれていたポスターを直したとき、神さまはそれを見ていて、いいコトをした、と自分の行動を信じる。善行であると。ではなぜ善行であると信じたい衝動が自然に生まれているのか。他人が関係するのであれば、嫌われると自分に不都合な出来事が起きかねないので、合理的なリスク回避である。では、自分ひとりの時の行動は? そもそ

「深い河」読了感想 ⑴

2022/9/10 しるす 戦友という単語を見たとき、これまでは、同じ目標に向かって同じ場所で苦楽を共にした相手、そこに何かしらのプラスのイメージが私の中に息を潜めていたように思ってはっとした。 私には今まで戦友と呼べる相手はいないと思っていた。同じ目標に向かって同じ場所で時を共にした相手、という定義であるならば、バレエ教室や学習塾で時を共にした友人たちがそれにあたるはずであるが、私にはどうもそう思える相手が思い浮かばない。ならば、もっと他の条件が私の思考の中に存在して、そ

中国神話と道教・儒教

つい先月に伊勢神宮に行った。それで、日本神話やら中国神話やらに少し興味が出て、kindleでこんな本を読んだのでアウトプットしてみる。 諸子百家について勉強してみようと思った。 中国で儒家が重用されたのは、儒家同士が国を超えて同じ文字を読み書きできる集団であったため。外交官としての側面を持つ。また、隋の時代以降、科挙として学問の側面を強めていく。 儒家はもともと葬儀屋の集団から発達したとされており、各種の儀式を執り行う技術も長けていたため、漢だけでなく、隋や唐でも同様に

本を読むといふこと。

一介の国語科教師であるがゆえにそこそこ本は読む。 本屋でブラブラしながら買ったり、SNS上で見つけた情報をもとにポチっとしたり。 とかやっていると積読が着々と積み上がり、購入した瞬間に「これだ」と感じた理由が失われている場合も多い。 しかし。 何だかんだおもむろに違うタイミングで読んでいると、「その時」に合った「言葉」に出会う。 それも「必ず」と言っても良いぐらいに「言葉」に出会う。 それなりの長文なのだから「当たりまえだ」という人もいるだろう。 でもその時にモヤ

人生観が変わる!心からオススメできる最強の1冊【夢をかなえるゾウ】

皆さんこんにちはearthです 人生に迷った時、1冊の本が希望を与えてくれる 生きる指標になる そんな瞬間はありませんか? 今回は私が心からオススメできる1冊を紹介します 夢をかなえるゾウシリーズ ↓ 購入はこちらからどうぞ 【夢をかなえるゾウ】と聞いてどんな印象を持ったでしょうか? 本書籍は人生に思い悩む主人公の元に、困難や障害を取り除き幸福をもたらすとされるインドの神様ガネーシャが降臨し、主人公の人生を変えていく物語です。 この

書籍と電子書籍

紙派か電子派か。読書家界隈では時々勃発する禁断の話題であると私は認識している。 それぞれに利点があり、それぞれに欠点がある。 どちらが優れているとは一概には言い難いが、最終的には好みの問題だ。 図書館通いが始まって改めて紙媒体の書籍を読む機会が多くなった。 Kindleも併せて読んでいるいち読書人として思った感想を記録しておこうと思う。 紙媒体紙の匂いが好きな人にはたまらないものだ。 猫にまたたび、本好きに紙媒体。 「本を読んでいる」という実感を得られるのは紙媒体が1番

2/8(火)21時〜miroの新たなる可能性と「田原書房」とは?!

コラボレーターのいたやゆかりです。 先月から毎週火曜日の21時〜オンラインで「バーチャル街づくり連合」なる集まりを開催しています。様々な街づくりやコミュニティ作りに親和のある団体さんとブレイクアウトルームを隔ててご一緒させて頂いています。 それぞれが自由にブレイクアウトルームを行き来できる設計にしているため「別団体の打ち合わせにひょっこり顔を出させていただく」という、リアルでは滅多に出来ない事が出来てしまうという、なんとも敷居の低い仕組みになっており共創の可能性も高まってい

『現代ヒンディー短編選集1』を読んだ

2021/9/17、家にて読了。 ⁡ 図書館で本を物色していた時に本書を見かけ、ヒンディー語学徒として読んでおくべきだろうという使命感に駆られて手に取った。同じシリーズで出ているビーシュム=サーへニーの『タマス』を結局読み終えていないという罪悪感も手伝ってのことだ。図書館の返却期限は、遅読の者には特に残酷に迫り来るものである。 ⁡ 多くの日本人にとって謎の多い国であるインド。その現状を知ってもらおうという監訳者の熱意が伝わってくる短編集である。作家の故・ヒマーンシュ=ジョーシ

それにしてもまるで梅雨の朝。

雨は9時頃から降り出すという予報だったから、今朝も運動公園の周回を走った。 ちょうどラジオ体操終わりと重なって、おしゃべりをしながら帰路につく年配の人たちの流れに、逆らうようにすり抜けるように。 ゆっくり走り始めた。 そういえば、「NPO全国ラジオ体操連盟」のホームページを見たら、日課コースのS市立K運動公園は、Kラジオ体操会というサークルの「ラジオ体操実施会場」になっていて、参加人数380人、活動内容には「1年365日、雨の日も、風の日も、雪の日も、元旦にも実施。」と書

遊びの両義性(面白さと危険性)

ミゲル・シガール氏による書籍『プレイ・マターズ - 遊び心の哲学』を読みました。今日は「遊びと中毒性」について。「1章 遊び」より一部を引用してみます。 [第四に] 流用的であることの帰結として、遊びは撹乱的である(disruptive)。遊びが文脈を乗っとるとき、それは当の[もともとあった] 事態を破壊する。(中略)わたしたちは、遊び心を発揮して正常な事態を撹乱させる。それができるからこそ、わたしたちは、ある文脈を使って - そしてその内部で - 遊ぼうという意図のもとに