それにしてもまるで梅雨の朝。
雨は9時頃から降り出すという予報だったから、今朝も運動公園の周回を走った。
ちょうどラジオ体操終わりと重なって、おしゃべりをしながら帰路につく年配の人たちの流れに、逆らうようにすり抜けるように。
ゆっくり走り始めた。
そういえば、「NPO全国ラジオ体操連盟」のホームページを見たら、日課コースのS市立K運動公園は、Kラジオ体操会というサークルの「ラジオ体操実施会場」になっていて、参加人数380人、活動内容には「1年365日、雨の日も、風の日も、雪の日も、元旦にも実施。」と書いてあった。
灰色の雲空、ひんやりと重い空気。
しばらく走ると、湿度が限界を超え。
雨とも言えないぐらいの、でもTシャツが濡れ始めた。
公園入口のバス停に足早に向かう通勤の人たち。
バスを待つランドセルの女の子は、傘を持っていなかった。
陸上大会が行われるようで、中学生たちが公園の四方から自転車で集まってきた。
どの学校もキャプテンらしき生徒が自転車の隊列を先導。同じようなジャージ上下とヘルメットを装着していた。
駐車スペースは、陸上部関係者の自動車と生徒たちの自転車でみるみる混雑していった。
僕は1キロ周回の外周路を走り続けた。
いろいろな場所で顧問先生を囲んでのミーティングが始まった。
生徒の「はい」の返事が、気怠いグループと元気なグループがあって、「強い部は元気がいいのかな」なんて考えつつ。
それにしてもまるで梅雨の朝。
それはそれでいいけど、ラジオ体操のおじいちゃん、おばあちゃん、陸上部の生徒たち、マスクとりたいよね。
眺めているだけで窮屈。
深呼吸したい。
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