読書の効果は、核分裂に例えられる。
おつかれさまです、ゆきなりです。
皆さんは、「読書って本当に意味あるの?」と考えたことはないでしょうか。
今回は、読書の効果を核分裂に例えてみようと思います。
これを理解するために、まずは核分裂のプロセスを簡単に説明させて下さい。
核分裂とは、原子の中に存在する原子核に、外から来た中性子が1個ぶつかることで起こる化学反応であり、その結果としてエネルギーが発生します。
このとき、同時に、その原子核から新たな中性子が2〜3個放出され、これが他の原子核にぶつかってさらなる分裂を引き起こします。
これを連鎖反応と呼びます。
1個の中性子が2〜3個の中性子を放出させるので、エネルギーは指数関数的に爆増しますね。
しかし、この連鎖反応を起こすには、一定の臨界点を超える必要があります。
つまり、連鎖反応によって
莫大なエネルギーを生み出すには、核分裂を引き起こすための物質、つまり原子が、事前に十分に用意されている必要があるのです。
では、次にこの現象を読書に当てはめて考えてみましょう。
一つひとつの知識が原子に相当し、読書を通じて新たな情報が1つの中性子として供給されます。
この新しい情報(=中性子)が私たちの頭の中で連鎖反応を起こしたとき、つまり他のたくさんの知識(=原子)と連続的にぶつかったとき、初めてアイディアや気づきという大きなエネルギーを生み出すのです。
逆に言うと、読書の効果を最大限に発揮するためには、最低限の知識量が必要であり、これが読書を継続する難しさでもあります。
つまり、最初は知識を増やすための
"我慢の読書"や"我慢の勉強"をしなくてはいけないのです。
読書(や勉強)は初めは辛く感じるかもしれませんが、臨界点を越えるまでの努力が必要です。
一方で、一度臨界点を超えると、人生が驚くほど変わります。
本を読んだり、YouTube動画を観たり、他の人と話したりすることで、新たなアイディアや発想が次々と湧き上がるのです。
同じ行程の旅行をしても、その"体験"から引き出せる"経験"の量が大きく異なります。
これらによって、人生は豊かになるのです。
最後に、初期段階の"我慢の読書"を続けるコツとして、まずは興味のあるテーマやジャンルから始めて、少しずつ本の量を増やすことで、連鎖反応によるエネルギーを体感できるようになるでしょう。
読書は私たちの人生を豊かにし、成長と発見の旅に導いてくれる素晴らしい冒険です。
ぜひ、積極的に読書の世界に飛び込みましょう〜
では、また!
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