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ヨーロッパを旅した100の感想:96イギリスの訛りについて

イギリスって本当に面白い国で、この国のお話をするには結構な時間がかかると思います。
このnoteでも度々イギリスの話題を取り上げていると思うのですが、今回もそんなイギリスのお話をしようかと思います。

イギリスは日本に比べたら半分以上小さい比較的小さな国です。なのに、この国には方言や独特なアクセントが40以上あると言われています。

というのも、古くからの歴史がある国だからですね。

日本でもそうだと思います。関西や福岡や四国の方へ行くと歴史がそれなりにあるので、地域によってかなり方言が細分化されています。
おそらく関東の方だと気づかないかもしれないですが、関西でも同じ大阪の中でさえいくつかの方言の違いが認識できない時があるくらいです。

と、いってもここで紹介するのは私が認識できている範囲での方言にはなるので全部は網羅できておりませんけどね。

まずロンドン。
実はロンドンだけで3種類くらいあるんじゃないかと思っています。

・1番有名なものがコックニーと呼ばれる労働者階級の英語。
・RPと呼ばれるBBCのアナウンサーなどが話している英語。
・いわゆるクイーンズイングリッシュと呼ばれる上流階級の英語

この3つですね。これはほぼ育ちで決まります。
そして、Helloの一言でどこの階級かバレるほどに分かりやすいアクセントでもあります。

地方出身でそこそこお金を持てるようになって、自身のアクセントを上流のものに変える矯正する方も中にはいらっしゃるそうな。それくらい英語のアクセントはイギリスでは重要…というか基準とされているものがありますね。

ちなみに、今のイギリスの首相のボリスさんも国内では結構散々言われてますが、彼のアクセントが上流階級のものだから性格に難があっても首相になれたんだ!と友達が言ってるのを聞いたことがあります。
それくらいイギリス国内で特定の綺麗なアクセントが話せるというのは立場まで選べるものとなっているようですね。


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お次が少し西に行ったブリストル 。
ここはかつて奴隷貿易で栄えた綺麗な街です。

港町だからこそなのか、ここのアクセントは海賊アクセント、または田舎者アクセントと言われていたりもします。
結構イントネーションの強弱が独特な印象がありますね。

ちなみにブリストル のアクセントのことをブリストリアンと言います。

さらに西に行くとコンウォール。ここはもっと独特。ケルトの文化も若干残ってるいると聞いたことがあるのでその影響もあるのかもしれません。

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北に行きまして、リバプール・マンチェスター・ニューキャッスル。

それぞれが全然違うアクセントです。

リバプールのアクセントをスカウス
マンチェスターのアクセントをマンキュニアン
ニューキャッスルのアクセントをジョーディーと呼びます。

1番分かりやすいものはoがuのアクセントに変わったり、yesの時にayeと返事をしたりする感じですかね。

大きな括りでヨークシャーアクセントというものもあります。これは世界で大人気になったドラマ、ゲームオブスローンズでスターク家が話していたアクセントですね。

どちらにしても、イングランドの北のアクセントは日本でいう関西弁にあたり、とても古い歴史のあるアクセントです。
なので、南よりも北の方言の方が細分化されていますね。

さて、ほかの国もざっくりと。

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スコットランドも大きく3つのアクセントに分かれています。

エジンバラアクセント:エジンバラガッシュ
グラスゴーアクセント:グラスフィジャン
ハイランドのアクセント:ハイランダー

この3つだと思いますね。結構難しいですスコットランドのアクセントは。可愛いんですけどね。
特にスコットランドの人はプライドが高いのであなたは何人?と聞いた時にスコティッシュだという人と、グラスフィジャンというアクセントの名で答える方も結構いらっしゃる気がしますね。

あと、スコットランドにはスコティッシュゲール語というものがありまして、英語とは違う言葉もあるので看板もこの言葉で書かれていたりします。

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そしてウェールズ。このウェールズも大きく3つの言葉に分かれてはいますね。
ただこのウェールズに関しては、スコットランド同様、ウェールズ語という英語とは別の言葉があるので、ウェールズ語をどこまで話せるかということが大事になってくる気がします。

首都のカーディフはほぼウェールズ語を話せる人がいない印象です。加えて英語のアクセントとして比較的強弱が強いので、怒られているように感じる英語だと言われていますね。

ウェールズは北に行けばい行くほどウェールズ語しかわからない人が増えます。

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最後に北アイルランド。
ここはもはやアイルランドなんですよね。笑

アイルランドにもアイリッシュと呼ばれるゲール語の言葉が英語とは別にあるので、その言葉の影響を強く受けています。

しかし英語としては結構スコットランドの英語に共通するものがあって、スコットランドの英語に慣れている人はアイルランドの英語も比較的聞き取りやすい気がしますね。
方言も共通のものが多いので分かりやすいです!

というわけで、イギリスもこうやって見ていくととても面白い国だと思うので気になった方はもっと調べてみてもいいのではないでしょうか?

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