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ロイヤルストレートフラッシュ

クラブハウスサンドをたまに食べたくなる食べる。
 
きっかけはロイホだ。
 
丁寧で高級感溢れる接客が逆に緊張もするあのファミレスには、
そんなに頻繁に行かない行けない。
だってロイヤル。
普段はガスト。
美味いとかいいとかじゃない。
充電が出来るし安いし長居が出来る。
それでいい、それがいい?
観るとか読むとかにはお金を使うが
それ以外のものには慎重かつケチなわたしは
選択するという気持ちもなく利用する利用している、
ありがとう猫型ロボット。
でも某劇場の近くにあるロイホにふらっと入ったら
そいつが居たもといあった。
あれ? これ、若い頃かちいさい頃に食べたことあるやつかも?
とか思って注文したら、
あの高級感あふれる店内で清潔感あふれる従業員さんらが丁寧すぎる接客をして下さる中をちいかわのうさぎ並みに走り回りたくなった。
 
レタス、トマト、ハム、ベーコン、チキン。
と、焼いたパンのサンドイッチ。
焼いたパン。
ここな。これな。
噛んだらカリッとしてじゅわっとして。
胃に肉とタンパク質と炭水化物が一度にぜんぶ入ってきて身体が満ちる気がする。気がするだけかもしれないが満ち満ちてくる。
元気が出ないときなどはこれだけでちょっとアガる気すらする。
 
サンドイッチの由来は、
賭場でカードゲームに集中したい伯爵が
食べることすら面倒で
「ゲームしながら片手で食べられるもの」として広まったという説は有名だ。本当か嘘かわからないけれど。
クラブハウスサンドの由来もまた、
アメリカの高級カジノクラブで生まれただの、
ゴルフのクラブハウスで食べられたのが由来だのという説があるらしい。
どれがほんとうかとかそういったこともわたしは知らない。
でも、そうなんだろうどれかがどれもが。
 
実は普段は小麦粉を控えめにしようとしている。
粉もんの地域の人間にもかかわらずだ。
最近は特に(これでも)特に春先花粉シーズンは気を付け(られないことも出先などではありもするが)気を付けたくもあり、
だからパンもケーキ? お菓子? も控えめの気持ちにはしている。
でもパンって美味しいよね。
お米の方がそりゃ好きなんだけど、なんか食べたくなるよね。
やはりあの「カリッ」のせいやろか。
ハード系のパンとかリュースティックとか、ええよなあ。アガるよなあ。

ここ何年か興味を持っている中医学の先生のXなどをみていて「お」となった。

「パン(小麦)は体の余分な熱を取り、メンタルを安定させ、血を補い、心を補う。イライラ、気持ちの不安、動悸、不眠、夢が多い、めまい、物忘れにも良いと言われる。毎日は駄目だけれど心に優しい」

腑に落ちたと同時に、唸り、笑ってしまった。

カードゲームに興じていた貴族たちも、
無意識でそういったものを欲し、摂取していたのかもしれないな。
ああ人はパンのみにて生くるものにあらず。
 
ちなみにクラブハウスサンドはデニーズにもある。
一回だけ行ったが、ロイホよりちょっと重ための食感食後感だった。
やはり雰囲気かもしれない。
でも、以前話題にしたジョブチューン(過去記事、って、最近見てへんが)では満場一致合格だったみたい。
 
やっぱり、クラブハウスサンドはロイヤルストレートフラッシュ。

あ、言いたかっただけ(笑)




謎のクラブハウスサンド話、前後編になりました。
後編はこちら。


カードゲームと云えば、
今、ぱっと頭に思い浮かぶのは『スペードの女王』。
プーシキン。「3.7.1」ですね。

『シンシナティ・キッド』ってのもあった。
〝ザ・マン〟。1965の映画。って、生まれてもない頃やったんや(笑)

芥川にもなんかありましたねえ。


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【略歴や自己紹介など】

構成作家/ライター/エッセイスト、
Momoこと中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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