【週末1on1気付き日記】ワクワクは話すと増幅する

今月、半年ぶりに1on1をする人を募集した

2月からスタートした週末1on1の取り組みですが、半年で一区切りとなり、先月から今月にかけて17名ぐらいの方の1on1が終了することになります。この1on1では常に新しい気付きと学びが多く、以前も書いたとおり、GiveするつもりがGiveされているということを毎回感じ続けています。
改めて自分がGiveしたい!という気持ちで8月6日(土)に第二弾としてFaceBookで1on1したい人を募りました。今回もおかげさまで、10数名の方から希望を頂き、8月の週末はほぼ1on1でいっぱいになりました。今月以降気持ちを新たに皆さんの話をたくさん聴きたいと思います!

「聴く」と「問う」は人によってバランスが異なる

1on1をしていて感じることは、いかに聴くに徹することができるか、これが本当に大事だと感じています。こちらが次に喋ることを用意しない。今相手の方が話したいこと、頭の中から吐き出したい言葉を出してもらうことに全力で集中することが大事だなと思います。出てきた言葉に好奇心を持ち、「その言葉が何故出てくるのか?」「その言葉を話しているその人はどんな感情で話しているのか?」「いろいろあるなかで、この言葉が出てきたのはどうしてか?」ということを相手の方が話しきるまでひたすら聴き届けるというイメージです。
言葉が切れても、頭の中で整理して次の言葉を出そうとしていることが多いので、こちらは多くを語らず、笑顔で頷いたり、反応しながら、言葉が出てくるのを待ちます。
でも、本当に出尽くした、ここから先の話が続かないかな?と表情などで感じ取ったら、先ほどの好奇心からくる質問をする、という流れでやっています。この好奇心も聴きながら感じる素直な好奇心を持ちながらも、あとでそれを質問しなきゃ、と考えてしまうとその瞬間話を聴いていない恐れがあるので、聴き切ってから考えを整理してから質問を考え、問う、という流れの方が、かったるいように見えて実はスムーズな1on1になる気がしています。
「とにかく話したい!」という方については、問いも挟まずにひたすら聴くに徹することで1時間は過ぎます。そしてその時間、聴くに集中できていると、とてつもない情報量と共にその相手の方のことが理解できます。また、「そんなに話したいことが決まっているわけではないけど」という方については、聴き切って、好奇心からくる問いを考え、問う、というバランスで良いと思います。
そんな感じなので、毎回の1on1においては、前回のメモは事前に確認しますが、当日こうしよう、ということは一切考えず、相手の方の話に集中しよう、一つ一つに好奇心を持とう、と考えているだけで他に準備はしていません。

言葉がかぶったら、相手の方に即譲る

上記のバランスでやり取りしていても、こちらの問いと相手の方の話したいことが重なることは必ず発生します。次話すことがない状況なのか、頭の中で整理して言葉を出そうとしているのか、を表情などで完全に見極めるのはほぼ無理と思っています。なので、もし言葉が被ってしまったら、即、相手の方の話を聴くように譲るようにしています。1on1においては、相手の方が主役。ここで相手の話をさえぎってまで問いを入れるのは、相手の方の心理的安全性が損なわれてしまうので、やらないように気を付けています。でも、ついつい質問したいという気持ちが勝ってしまいがちなので、その欲に負けないようにしないといけないなと常に考えています。

不安は話すと軽減する、ワクワクは話すと増幅する

先日1on1をした方から1on1後に頂いてコメントです。とっても嬉しいコメントでした。でも1on1の効果、「聴いてもらう」の効果の一つがこれなんだと思います。不安を言葉に出すことで、脳で停滞していた不安物質が少し解放され、聴き手から「それが不安なんですね」とか「その不安ってもうちょっと具体的に表現するとどういうものなんですか」と返されたりすると、「そんなに不安じゃないのかも」「漠然と不安と感じていただけかも」ということに気付く方も多いようです。逆にワクワクする話は、聴き手が「それ聴いてるこちらもワクワクします」と(本心で※これ重要!)返すことで、相手の方はそのワクワクに同調してもらった、という喜びが更に増すので増幅するように感じるのかなと解釈しました。
私の解釈はともかく、このコメントを頂いたということは事実であり、それだけの力が1on1にあるんだ、という気付きを得て、よりこの取り組みを続けることの意味を感じているところです。

今回は以上です。
今月から新しい方たちとの1on1が始まるので、また気づきもアップデートされていくことかと思います。毎回まとまりがないですが、気づきのシェアの中で1つでも「参考になるかも」というものがあればうれしいです。
引き続き宜しくお願いします。

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